生きるのが楽になる方法5つで「こんな自分はもう嫌だ」を卒業する

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「こんな自分はもう嫌だ!」「もう辛い、しんどい」と感じるほど落ち込むことはないですか。もし、そんなときに生きるのが楽になる方法があれば、知りたくないですか?

「生きるのが楽になる「感情整理」のレッスン」(ワタナベ薫著、王様文庫)では、そんな心が折れそうなときに、自分の感情と向き合い、心を楽にするレッスンなんかが書かれています。

人生何十年と生きていれば、動きたくないほど落ち込んでネガティブになることがあると思います。そんな時に、この本を読んで、いくつか実践してみてはどうでしょうか?

■生きるのが楽になる方法①人生、晴れの日もあれば、雨の日もある

メンタルの本を出している著者でも、メンタルが落ちないことはないそうです。このときは、落ちたら落ちたで、意識的にしっかり落ち込むようにしているそうです。

そうなったときは自分を甘やかしてダラダラ過ごしたり、無理にがんばろうとせずに力を抜いて流れに身を任せるのです。その落ちた状態にしっかり浸ります。(本文抜粋)

落ちたときに、下手に早く這い上がろうとして色々とまがいてしまうと、出来事に対してムダな意味づけをしたり、さらに深く落ち込んでしまうようなことになりかねません。(本文抜粋)

つらい時期もあることを認め、それを受け入れる。そうすると、マイナスの状態を手放すことがすごく早くなるのです。(本文抜粋)

実はこれ、最近大事なことだと思っています。自分も会社員時代、落ち込んだ時に無理にもがいてポジティブになってみようと思ったりしていたのですが、全然意味がなくて、返って発狂しかけました。

もう無理だと諦めて、とりあえず落ち込んだ時は落ち込んだままにしておいたんです。「あー、もう嫌だ」と思ったら、それを無理に変えようとしない。

でも、そんな心理状態で良いわけがないので、いずれ落ち込んだ状態に浸ることを自然と辞めてしまいます。

そして、嫌な状態を手放すために行動することができたりします。自分の場合は、いろんな人に会ったり、会社を辞めたりしました。結果、嫌な状態を手放すことができました。

■生きるのが楽になる方法②「起こること」にはすべて意味がある

自分が影響を受けた人のほとんどは、こうした辛い過去を自己開示して乗り越えてきた人々です。

また、本書では、このように書いています。

成功者に、「成功を手に入れるきっかけとなったのは何か?」と質問すると、逆境や試練などのつらいことを挙げる人がほとんどです。(本文抜粋)

つまり、成功者はだいたい辛い経験があるわけです。心が折れそうということは、それだけ学びの要素も多いということで、今後成功するためのブレない軸を作り出すかもしれません。

もう自分が嫌になって、しんどくて、誰とも関わりたくない、消えてしまいたい、そういう時こそ、成功のきっかけとなる転機かもしれないのです。

自分も、会社員時代に組織の束縛で気が狂いそうになったから、こうして独立して、コドンの頃からやりたかった執筆業に専念しているわけです。

だからって辛い経験なんてしたくないし、辛いことは避けられれば、それに越したことはないのですが、辛い経験があれば、その反動で成功に大きく近づくこともできるかもしれません。

■生きるのが楽になる方法③正しい「ねたみの活用法」

よくいろんな本に、「他人と比較するな」ということが書かれています。でも、厳密には無理です。

比較対象がなかったり、ロールモデルなしで、本当の自分の願望に気付くことなんてできるでしょうか?

良くないのは、他人と比較して落ち込んだり、怒ったり、嫌悪感を募らせたり、自己否定してしまうこと。

ただ、どうしてもねたんだりしてしまうのが人間です。自分も目の前にセレブが出てきたら、たぶん嫉妬すると思います。

このねたみを、人の攻撃に変えるのではなくて、自分を奮い立たせる要素にしていけば良いのかなあ、と思いました。

うまく転換するには、比べてしまう「人」ではなくて、願いを叶えようとしている「自分の行動」にシフトチェンジすることです。(本文抜粋)

ねたんでしまうのは、自分の願望を見せつけられたからだと思います。僕は金持ちになりたいから、セレブが目の前に表れれば嫉妬します。成功したいですから、ビジネスが軌道にのっている人を見ると嫉妬します。

つまり、比較や嫉妬は、自分の真の願望を知らせるシグナルだと思います。逆に、オリンピック選手が金メダル取って「くっそー、こいつだけ良い思いしやがって」とはなりませんよね。これは自分がオリンピックで金メダルを取ることに興味ないからです。

■生きるのが楽になる方法④「執着」と「あきらめない」の違い

似て非なるものですが、全然違うようです。自分も同じような意味で捉えていましたが、著者の定義は、次の通りです。

執着しているときというのは、手に入らないことへの恐れと不安、そして欠乏感や不足感がつきまとっています。(本文抜粋)

夢や目標に執着していない場合、それに向かって行動しているときというのは、大変なこともつらいことも含めて、「楽しくって楽しくってワックワク!」の状態です。(本文抜粋)

自分が欲しているものが、本当にワクワクするものか、「あれがほしい、これがほしい、こうなりたい、わー、楽しそう」と頭の中で妄想が止まらないことなのか。これが執着とあきらめないの違いだと言うのです。

執着でも、うまくいくことはいきますが、たぶんいずれバーンアウトします。自分は会社員時代にバーンアウトしました。執着の人間だったので。これからは「あきらめない」人間になっていこうと思います。

自営業なので、もう「ワクワクすること」だけやっていれば良いんですよね。

ちなみに、著者も「売上げを伸ばそう」ということを考えるよりも、「どうしたらやりたいこと、楽しいことだけして、お金を廻すにはどうしたらいいか?」に焦点を置いて仕事しているようです。

執着を手放して、諦められないことにフォーカスすると、自分の機嫌が良くなるので、相手にも良い影響を自然と与えることができるようです。

■生きるのが楽になる方法⑤集団心理を排除して「愛ある心」を養う

とくに、私たち日本人は、「自分が他人と違う」ということに異常なほどの恐れを持っています。そして、「皆と同じ」ということでよく安心する。実は、これはとても危険な発想といえます。(本文抜粋)

僕の大嫌いな集団心理です。これが嫌で、会社を辞めたといっても過言ではないくらい、この集団心理、集団行動が超嫌いです。

みんなの力が刺激して、自分もそれ以上の力が発揮するようなチームワークは良いと思うんですよ。

でも、多くの会社や職場に蔓延しているのは、逆に足を引っ張ってしまう集団心理です。

人通りのない街中で、誰か倒れても、みんな素通りしてしまう、あの原理です。怖い集団原理というのは。他人の行動を善悪関係なく基準にして自分も行動してしまう、一種のカルト教団的な心理。

この集団心理に流されないようにするには、どうするか?

常に「愛ある心」を養っておくことで、とっさのときに「愛ある行動」ができるような人でありたいものです(本文抜粋)。

小さなことでいいのでまず自分から他人に愛や親切を示すことです。本当に小さなことでいいのです。不思議なことに、自分が他人に与え続けたことは巡り巡って、自分の元に戻ってきます。(本文抜粋)

〇この記事のまとめ

・気分が落ちたら落ちたで、無理に上げようとしない方が早く手放せる

・辛い体験が、成功の転機になるかもしれない

・比較や嫉妬で、自分の真の願望を知り、奮い立たせる

・ワクワクすることは絶対に諦めない。恐れを生む執着は手放す。

・集団心理を排除して愛ある行動をする

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