嫉妬する自分が嫌だ、そんな自分に疲れた人へ|本当の夢や願望が隠れているかも

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嫉妬する自分が嫌だ

嫉妬したり妬んだりすると、悪い結果として自分に帰ってくると、いろんな本で書かれています。

たしかに誰かに嫉妬したり、他人と比較しているうちに、怒りを通り越して嫉妬する自分が嫌だ、もう疲れてしまうことがあります。

ただ、最近思うのは嫉妬したり妬んだりすることが、必ずしも悪いわけではないと思うのです。

■嫉妬は他人との比較。でもそれは、目の前になりたい自分がいるから

誰かに嫉妬したり妬んだりするのは、それは他人との比較があるからです。

他人との比較があるということは、対象とする個人なりグループなり組織があることです。

そういう人に嫉妬するということは、目の前に自分が実現したい姿を見せつけられているからかもしれません。

例えば年収500万円の人が年収1000万円の人に嫉妬するのは、自分も年収1000万円までいきたいから。

例えば総資産1000万円の人が総資産1億円の人に嫉妬するのは、自分も年収1億円までいきたいから。

あくまで例えばの話です。数字で示すと話がわかりやすくなりますから。

これに気付いたのは、ワタナベ薫さんの「生きるのが楽になる「感情整理」のレッスン」という本です。この本は既に書評を書いているので、詳しくはそちらをご覧ください

⇒「生きるのが楽になる「感情整理」のレッスン」の書評はこちら

■オリンピックの金メダリストを見ても嫉妬しないですよね

また例え話ですが、オリンピックの金メダリストを見て嫉妬するでしょうか。

オリンピックの時期に日本人が金メダルを立て続けに取る姿(例えば女子レスリングなど)を見て、震えるような怒りを感じるでしょうか?

たぶん、ほとんどの人は嫉妬しないと思います。

横綱になった相撲取りに嫉妬のあまり夜眠れなくなる人もそんなにいないでしょう。

これは、別に自分がその人になりたいわけではないからです。自分には無理だし、そもそもオリンピックの選手になろうとも思っていないから、嫉妬しないのです。

つまり、自分の願望ではない願望を叶えた人に嫉妬するなんてことは、あり得ないのです。

■怒りを目標に変えることで嫉妬を手放せる

こういう嫉妬は、人に対する怒りのエネルギーになるかもしれません。自己嫌悪のきっかけになるかもしれません。劣等感を抱くかもしれません。

でも、それがまともなのです。誰にも嫉妬しないのは、自分の本当の理想が見えていない証拠かもしれません。

本当に生きることに、何も興味がない、もうどうでも良いと感じる人ほど、たぶん嫉妬しないと思います。

嫉妬するということは、自分がそれを手に入れたいということを見つけるきっかけになるかもしれないのです。

嫉妬することは、そんなに悪いことではないのです。ただ、目標設定に変換させることができるかどうかの違いかと思います。

目標に突き進めば進むほど、人間は嫉妬します。それに気付き、本来の自分が欲している姿を思い浮かべて、その通りに実践していけば、嫉妬を手放せるのではないかと思います。

■なかなか嫉妬心が消えない場合

嫉妬する自分が嫌だ

なかなか嫉妬心が手放せないのはなぜでしょう?

そう言いながら、自分も結構嫉妬心を手放せない方です。周りからは意外と思われるかもしれませんが、かなり嫉妬します。これでもかというほど嫉妬します。

目標設定の原動力のためと割り切ることがありますが、なぜそれが出来ないかと言うと、おそらくその過程を楽しめていないからかもしれません。

というのも、自分は会社勤めしている頃、とにかく仕事を楽しめない人でした。ただ、野心はあったので、かなり嫉妬していました。

周りが全員自分より成果を出しているように見えて、燃えるような怒りを感じて、努力しようと思うのですが、全然楽しくなかったように思います。

目の前の目標だけに振り回されると、何も楽しくなくなります。本当の自分のやりたいことをしていなかったり、ビジョンがないのかもしれません。

なかなか嫉妬を手放せない時は、余計なものに執着し、自分本来の生き方が出来なくなっているのかもしれません。

嫉妬や妬みは、自分本来の生き方の方向性を示してくれるシグナルなのかもしれません。

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