【絶交、失恋、離婚】人間関係の別れで人は輝けるほど成長するらしい

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失恋や離婚といった愛する人との別れや、友達関係の絶交から死別まで。人間関係の別離は、人を多いに悲しませたりします。しかし、同時に新たなスタートであり、もっと輝ける成長が見込めるかもしれない。

今回紹介する本は「あなたは、『別れ』でもっと輝ける!」(ワタナベ薫著、幻冬舎)という本。最近多い「断捨離」とか「手放す」系の本かと思いきや、失恋や離婚、友達関係の疎遠、会社の退職、死別など、別れとの向き合い方について書かれた本です。

かなり女性向きに書かれた本ですが、印象に残った箇所をシェアしていきたいと思います。

■別れは相手との学びが終わった瞬間

悲しい別れ、たとえば、フラれた、失恋とか離婚、という場合であっても、それを受け入れたときが、自分にとってステージが上がった瞬間といえます。なぜなら、それは、その相手との学びが終わった瞬間だから、です。(原文まま)

この相手との学びが終わった瞬間、というのは「なるほどなあ」と思いました。もちろん、これは友達関係であればなおさらこの傾向は強いでしょう。

本書で書かれているのは、別れはお互いの波長が違ってきただけのことで、それはどちらかが成長を遂げて次のステージに行こうとしているときなのだとか。だから、むしろ別れはポジティブであると。

たしかに自分が成長したり、仕事で成功体験を積み重ねたりすると、以前から付き合いのある友達と波長が合わなくなって、疎遠になることがありますし、他の自己啓発書でもよく書かれています。

これは自分も経験しましたし、敢えて追いかけるようなことはせず、遠い距離を保ったり、縁を切ることもあります。

でも、これは自分が成功するためには避けて通ることはできない道なんだなと思いました。相手との学びを終えているのに、付き合っている時間はもうないですよね。

■その人と一緒にいる自分は好き?

その人と一緒にいる自分は、好きですか?嫌いですか?(原文まま)

友達でも恋人でも夫婦でも、関係を続けるか分かれてしまうかの基準は、まさにこれだそうです。

一緒にいる自分が嫌いということは、波長が合わないことを気付いているのに、それを見て見ぬふりをしているから。本当に愛している人と一緒にいるのなら、自分を嫌いになることはないのだそう。

自己愛、自己概念の話にも繋がってくるこの話。とても重要な観点だと思いました。

■貧乏思考から抜け出す

お金の使い方や哲学について書かれた書籍は多く、貧乏になる考え方について書かれたりしている本も多いですよね。

本書で書かれている貧乏思考からの脱却とは、「お金を人のために使って喜びの感情を乗せること」だそうです。

両親や友人へのプレゼント、募金箱への寄付、仲間のビジネスに事業出資、人のための使い方にはいろいろあると思いますが、重要なのは素直に喜びの感情が出せるかどうか。

「この人にお金を出せるのは嬉しい」と思えるかどうか。金額の大小ではなく、身の丈に合う範囲で良いから、お金の使った際の感情には敏感になりたいと思いました。

■仕事を辞める最良のタイミング

自分がここ1~2年ずっと考えてきたことで、最近ようやく退職の決断がついたことですが、本書で言うところの最良のタイミングは2パターンありました。

1つは、体調に悪影響が出始めた頃。特に女の人なんかは敏感かもしれません。これは既に体と心がSOSの状態だそうです。

この状態では、「会社辞めるのもったいない」なんて言っている場合ではなく、すぐにでも逃げ出すのが大事だそうです。

もう1つは、今の仕事でやりがいを見いだせず、自分で何かを始めたい、つまり独立・起業したい場合です。

やはり著書では週末起業なりしてみて、今の勤めている会社の給料を超えるか、その見込みがあるくらいで退職することを勧めていました。

これはいろんな意見があり、最近は「とにかく辞めてしまえ」という過激な意見も多いですが、おそらくこの場合は、1つ目の仕事のストレスが甚大になった場合も絡んでいるからでしょう。

自分の場合は、好きでもない仕事をすることに対するストレスが大きくなってきたので、支出を充分超えたあたりで退職を決断しました。精神的な余裕があれば、給料を超えるあたりまで待つほうが良いかもしれませんね。

やはり、収入が何もない、多くない貯蓄を切り崩して生活するというのは、大きな不安を呼び込んでしまうそうです。

ストレスから解放されたくて、好きなことをしたくて独立したのに、不安に縛られるのは少し本末転倒ですね。

自分の場合は、現在の会社の年収の数倍の総資産も、退職の決断の後押しになりました。

■最後に書いてあった言葉

本書の最後に書いてあった言葉が印象的だったので、ここを引用して、この記事を終えたいと思います。

どうせいつか死ぬなら、もう誰かの目を気にして、誰かにコントロールされているかのような人生を送るなんて本当にもったいない。しかも、相手がコントロールしているのではなく、実は、自分が勝手にコントロールされていると思い込んでいるだけ。(原文まま)

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