ここ数年、「地方の田舎だからこそビジネスチャンスがある」という言葉を多く目にするようになりました。
自分も会社を辞めて、人との繋がりがある青森県でフリーランスになりましたが、たしかにそう思う反面、逆にそうでもないよなあ、と思うところもあります。
ということで今回は地方のビジネスチャンスについて書いていこうと思います。
【この記事はこんな方におすすめ】
・会社を辞めて起業するけれど、どこに住もうか悩んでいる人
・田舎暮らしに憧れがあり、いずれ実践したいと思う人
・田舎暮らししたいけど不安な方
・いずれ会社を辞めたい方
・住む場所を自由に選びたい方
・デュアルライフを検討中の人も、もしかしたら参考になるかも
■都会と地方の情報格差が逆にビジネスチャンスに
インプットとアウトプットの話をすると、ビジネスはアウトプット、でもアウトプットするには常にインプットする習慣をしなければいけません。
インプットというと、これは本を読んだり、セミナーに足を運んだり、コンサルを受けたりすることにお金と時間を投資するということです。
本はどこに住んでもできますが、セミナーやコンサルとなると、地方ではどうしても不利です。
今はskypeもzoomもあるし、オンラインの教材とかもたくさんあるから、どこに住んでいようが問題ないでしょ、と思う方もいるかもしれません。
しかし、セミナーやコンサルとなると、誰から学ぶかが重要ですし、それと同じくらい誰と学ぶかが重要になってきます。
そういう意味では、やはり身近に情報源が転がっている方が良いわけで、そうなれば田舎は不利になってきます。
インプットという点では地方はどうしても不利になりますが、アウトプットになれば、逆に有利になります。地方にはインプットする場がないということは、逆に言えば市場はたくさんあるわけです。
自分は独立してから、それを感じます。たぶんいまやっていることは、東京でも、そこそこ進んでいたとは思いますが、ニーズの強さは地方の方が強いなあ、と感じます。
■田舎のビジネスで結局重要なのは誰と繋がるか
住む場所を自由に選べる時代です。自分はフリーランスですが、東京に本社がある会社で働いている人でもテレワークでUターンしてきている人も多くいます。
IT系の企業に多い傾向かもしれませんが、実際にそういう働き方ができる会社は増えています。月に1~2回くらい東京の本社に行けば良いだけ、という会社は本当に増えているのです。
それだけに、住む場所を自由に選べる時代になってきましたが、だからといって、何となく住んでみたい場所を自由に選んでいいものなのか、というと疑問です。
最近「移住するならここが良い」みたいなweb記事も増えてきましたね。福岡とか札幌とかは長年人気ですし、移住人気というと、福岡の糸島なんかを思い浮かぶ人も多いでしょう。
でも、特に自営業の方がそうなんですが、住む場所で重要になってくるのは誰と繋がるかになってきます。
人の繋がりがない、友達のいないところで起業するのは、ちょっと危険な気がします。そもそも、人の繋がりのないところで移住する意味って何なんだろう?と思います。
・田舎の方が空気がきれいだから?
・田舎の方が人が少なくてすっきりしているから?
・田舎の方がご飯が美味しいから?
・田舎の方が物価が安いから?
・都会だと疲れるから?
これらの理由で移住しても、おそらく長続きしないのではないかと思います。ただ1つ、物価が安いのは魅力かもしれませんが。
誰とも繋がりのない場所で起業しても、誰も応援してくれないし、自分も誰を支援できるのかわからない。これではビジネスは成り立たないでしょう。
いやいや、今はskypeやzoomで対面セッションもできるし(実際に自分もやっていますが)、ネットを通じて稼ぐ手段があるから問題ないでしょ、と思う人も多いと思いますが、
オンラインを通じてできる関係性は希薄だし一過性のものに過ぎないのです。自分もグーグルアドセンスなどで収入は得ていますが、独立後これも収入源の1つに過ぎない感じになってきて、リアルな繋がりを通じて収入を得ることが多くなってきました。
住む場所を決める際に最も重要なことは、誰と繋がっているか、ということです。住む場所を自由に選べる時代だから、この姿勢が重要になってくるかと思います。
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自分は青森県に移住しましたが、メリットとデメリットについても書いてみました。良かったらこちらの記事もご覧ください。