2017年の2月頃から、一部のブロガーやアフィリエイターが戦慄したフレッドアップデートによるアクセス急減。
一部、逆にアクセスが少し上がった人も多かったみたいですが、どちらかというと周りの話ではアクセスが数十%落ちた人の方が多かった印象です。
自分もフレッドアップデートの影響で、アクセスががく~んと落ちてしまいました。具体的な数字は控えますが、会社を辞めた直後というのもあり、実はかなり心が折れるほどの凋落ぶりでした。
しかし、4月の末になって、急に復活。6月に入ってからは、ほぼ完全に復活しました。今回は、自分がアクセス急減に対策したことをお話しします。参考程度に読んで頂ければと思います。
この記事の内容
■【結論】フレッドアップデートによる対策は特になし
フレッドアップデートによるアクセス急減での対策と言っても、実は大したことを報告できないのが現状です。
というのもアクセス急減中にやった対策は、これといってないからです。
逆に言えば、アクセス急減時の対策としてやったことは、敢えて特に何もしなかったというのが答えにはなりますが……。
本当にあれをやって、これをやって、みたいなことはしていないんです。
例えばグーグルアナリティクスで人気のない記事を調べてインデックスを外すとか、All in one SEO Packの一般設定を変えるとか、グーグルアドセンスの広告の配置を変えてみるとか、そんなことは全然やってません。
※アップデートの有無に関わらず、検索エンジンからの流入を狙わない日記記事なんかが多い人は、日記記事のインデックスを外した方が良いかもしれませんが。
■アクセス急減時に確認した4つのこと
アクセスが急減した際に、以下のことは調べてみました。
〇手動ペナルティの有無の確認⇒異常なし
グーグルサーチコンソールで「検索トラフィック」⇒「手動による対策」を選択して、「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした」と表示されていれば、手動ペナルティは課されていません。
ちなみに、手動ペナルティとは、googleの社員が各々のサイトをアルゴリズムではなくて目視で確認し、悪質なスパム行為などを行っていると判断したサイトに対して、インデックスを外すなど重い罰則を行うことを言います。
インデックスが外されるので、検索順位がいきなり圏外に飛ばされたりするので、アクセスが急減します。
その場合は、ペナルティが課された原因を見つけ出して解決して、googleにその旨を報告する必要があります。
〇大きくバズった記事がないか⇒異常なし
検索エンジンからの流入だけではなく、バズ(facebookやtwitterで多くの人がシェアする)を狙うのもアクセスを増やすために有効になります。
バズることで当然アクセスが一時的に急増しますし、バズが落ち着いたあとも、バズった記事は、バズる前よりも若干アクセス高めで安定したりします。
しかし、あまりにも大きくバズると、バズった記事のSNSのシェアなんかがgoogleの検索順位で上に来てしまい、結果的にアクセスを大きく下げてしまうこともあるそうです。
あくまで「らしい」なので、たしかなことは言えませんが。調べるとそういうこともあると聞きます。
また、アクセス急減時、自分の場合、そういう大きくバズった記事はありませんでした。なので、この点も異常なしと判断できます。
〇自動ペナルティの有無⇒たぶん異常なし
自動ペナルティは、サーチコンソールでの通知がないため、自力で原因を見つけ出していく必要があり、手動ペナルティよりも厄介です。はっきりした原因がわからないわけなので。
自分は最初は自動ペナルティかと疑いましたが、アクセス急減の時間を調べると、とあることに気付きました。
〇アルゴリズム大変動の時間帯と重なっていないか⇒これが原因と判断
アクセス急減からしばらくして、アルゴリズムの変動がなかったかどうかを調べることができます。SEO Packなど、アルゴリズムの変動を計測しているサイトがあります。
それらを調べてみると、アクセス急減時のタイミングと、アルゴリズムの大変動のタイミングがほぼ一致していることが判明しました。
これが後にフレッドアップデートと呼ばれる、恐怖のアルゴリズム大変動でした。
アルゴリズム変動によるアクセス急減ですが、やはりこれもはっきりした原因はわかりません。
google側も、どんなサイトの順位を上げて、どんなサイトの順位を下げたかなんてことは言及しません。
だから、はっきりした原因がつかめないまま、途方にくれるしかありませんでした。
■フレッドアップデートによるアクセス急減期間中にやったこと
ちなみに、アクセス急減時に、記事更新以外に何もしなかったかというと、そういうわけでもなく、アクセス急減期間中は、以下のことを実施していました。
しかし、これはフレッドアップデートによる対策というわけではなく、ブログの本名公開に併せてやった感が強いです。
・ブログの本名公開
・本名公開に伴うサービスメニューの公開とプロフィールの改訂
・サービスメニュー用のバナーの設置
・ブログを個人アカウントでもシェアする
・本名公開に伴い、ブログの外観を少しカスタマイズ(ヘッダー画像等)
・常時SSL化(http⇒https)の実施(⇒やったことのない操作のオンパレードで、かなり心折れました。SSL化のメリットとデメリットはこちら)
・地元情報や駐車場の記事等はグーグルマップを貼り付け(⇒意外と該当記事の量が多くて心が折れた)
どう考えても、これがフレッドアップデートからの復活になったとは言えないのは明白です。
そもそも、本名公開せずにハンドルネームで運用しているブログなんていっぱいありますし、多くのアフィリエイトサイトはハンドルネームでの運用ですし。
なので僕の場合、フレッドアップデートによる対策は、ほとんどしていないと言えます。
■アクセス対策時に何もしなかった理由
僕はこのブログを独学で運営しているわけではなく、開設時からサポートを受けて運営しています。
今回のフレッドアップデートの件で、サポートしてくれている人から言われたことは、次の通りです。
「原因がわからないのは困りましたね。でもアクセスが一時的に下がったときは、いずれ何ヶ月かしたら復活することが多いですから。今まで通り記事を更新しつつ、各々の記事の質をたかめていきましょう」
つまり要約すると、「何もするな」ということです。
だから、僕は何もせず、何事もなかったように記事の更新を続けたわけです。
で、その人の言ったとおり、2ヶ月もかからないうちにアクセスが急激に復活しました。さらに1ヶ月して、ほぼ完全復活を果たしました。
アクセスが復活した時は、ホッとしたのは言うまでもありません。
■各記事のクオリティは高めていこう
結論から言うと、アルゴリズムが大変動したときに、自分のサイトに大きな影響があった場合は、特に何もせず、何ヶ月か様子見する必要があるということです。
ただ1つ言えるのは、やはり質と量と更新頻度は高めていく必要があるということ。
特に最近、google側でもサイト全体や記事のクオリティを見ていると言われており、開設時期に身に付けておくべき基本的なSEO対策の他、ユーザビリティをより意識する必要が出てきているということです。
具体的に言うとこんな感じです。
・開設時期にSEO対策に最低限必要なプラグインは入っているか
・キーワード選定は適切か
・記事タイトル、ディスクリプションにキーワードは入っているか
・見出しでもキーワードや、それに近い言葉を入れたりして読者の興味を惹いているか
・記事タイトルと記事の内容が合っているか
・検索エンジンから流入してきた読者が求める答えを書いているか
・信憑性のある記事を書いているか(必要ならデータも含む)
・画像は豊富に使っているか、自分で撮ったり加工しているか
・文字の色や太字の使い方は適切か
ユーザビリティを意識することが、結果として検索エンジンの評価を上げることになるのは、自然な流れでしょう。
自分もまだまだできていない部分がありますが、記事を更新しながら、記事の質をどんどん高めるようにしていきたいです。