会社を辞めてフリーランスになる場合、会社で入っていた健康保険を脱退して国民健康保険に入る必要性があります。
フリーランスであれば、比較的自由に住む場所を決められたりします。それこそここ数年話題になっている地方移住も夢ではない話です。
この場合、あくまで参考程度とは思いますが、国民健康保険の安いところはどこか調べてみるのも良いと思います。というのも、国民健康保険の高い自治体と安い自治体では、年収によって何十万円か違いが出てきたりするからです。
■その差は年収500万円で30万円以上
年収500万円(単身、介護未加入)の場合、国民健康保険の高い自治体は、1位が北海道函館市、兵庫県神戸市、広島県広島市の年間67万円です。病気もしてなくても年間67万円も取られるのかよ!!という感じですね。
なお、ここで安い自治体の1位は静岡県富士市の357,720円です。その差は31万円程度です。この差は結構大きいですね。
東京は意外とそんなに高くなく、23区でだいたい438,749円です。ランキングにしても下位の方です。何かと物価の高い印象のある東京ですが、国民健康保険はそうでもないです。
住民税は、そんなに自治体で大きな差はないですが(⇒詳細はこちら)、大きく違うのが国民健康保険です。
年収300万円(単身、介護未加入)程度でも、一番高い自治体(広島市)と安い自治体(静岡県富士市)で25万円くらいの差があります。国民健康保険はそれぐらい大きな差があります。
国民健康保険だけで住む場所を決めるわけにはいかないと思いますが、「どっちにしようかな」と思ったら、参考になるほどのデータだと思います。
国民健康保険の高いところは居住地に向いておらず、安いところは居住地に向いている。これは1つの指標と言っていいでしょう。
国民健康保険に入る人のほとんどは自営業なので、住む場所も自由に決められる人も多いと思いますから、参考になるのではないかと思います。
なお、国民健康保険の高いからといって、医療設備が充実している病院に通えるとか、医療が発達しているとか、そういうことではないと思うので、単純に安い=住みやすい、高い=住みにくいという感じになると思います。
年収が高い人ほど、国民健康保険を考慮して住む場所を選ぶ必要があるかもしれません。
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