あまり認知度がないのか、自分も最近知ったのですが、フリーランス、特にクリエイター系の方にとっておすすめと言われる健康保険で、文芸美術国民健康保険というのがあります。
自分も退職後の国民健康保険をいろんな条件で計算してみたんですが、やはり高いですね。
しかし、文芸美術国民健康保険であれば、ある一定以上の収入がある人であれば、健康保険の節約になるみたいです。今回、保険料の違いについて比較してみました。
■損益分岐点
文芸美術国民健康保険は、国民健康保険のように年収による支払保険料の変動がなく、年収が10万円だろうが10億円だろうが一定額を徴収されます。
つまり、年収が低い人であれば国民健康保険、高年収クリエイターであれば文芸美術国民健康保険ということになり、比較するなら損益分岐点を計算すれば良いことになります。
ということで、独身、家族持ち別で文芸美術国民健康保険の支払い保険料を計算してみます。
(1)独身の場合⇒月々16,900円、年間202,800円
※医療保険月額13,800円 + 後期高齢者支援金月額3,100円
(2)家族持ちの場合⇒月々22,500円、年間270,000円
※医療保険月額13,800円 + 後期高齢者支援金月額3,100円 + 家族5,600円
文芸美術国民健康保険の加入は、指定の協会に加入する必要がありますが、仮にその年会費を20,000円とします。
その場合、損益分岐点は、独身であれば年間22万円、家族持ちなら29万円となります。
独身であれば年間の国民健康保険の支払いが22万円、家族持ちであれば29万円を超えるようでれば、切替を検討する時期に来ています。
神奈川県川崎市在住39歳以下の独身男性であれば、年収340万円程度で、国民年金保険の年間支払いが22万円になります。
そう考えると、文芸美術国民健康保険の方が有利なクリエイター系のフリーランスの方も多いのではないかと思われます。
■ブロガー、アフィリエイターは入れるのか?
文芸美術国民健康保険の加入は、指定の協会に加入することが条件になるのですが、気になるのは、自分の職業でどこかの協会に入れるのかどうか、ということです。
いろいろ調べてみたら専業アフィリエイターやプロブロガーの場合、どこの協会に加入したら良いのか、ぱっと見てわかりませんでした。
WEBデザインや、イラストレーター、脚本家、小説家、コピーライターであればどこの協会か、ぱっとわかる協会もありましたが……。
スマホアプリの制作やLINEスタンプの制作であれば、どこかの協会には入れそうですけどね。
もし、その辺の情報が得られたりしたら、本記事を更新したいと思います。
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