僕は30代になって以降、ずっと夢も希望もない人生を送ってきました。
毎日職場に行くのが嫌で、仕事していて、やりがいを感じたことなんて一度もない。
唯一解放感に満ちているのは土曜日の朝。しかし、日曜日の朝になれば、既に憂鬱な状態に。前職の職場に対して仕事、人間関係、将来性について、まったく夢も希望もない状態でした。
小説家になることを夢見ていても、新人賞に応募しても一次審査しか通りませんでした。ずっと会社に居続けるか、世捨て人になるか、どっちに進んでも地獄という二択に迫られることになりました。
■夢も希望もない、精神的に破滅した30代会社員だった
悶々とした日々なんてものではありませんでした。いま思うと毎日仕事に行くのが嫌で、楽しいなんて感じたこともなければ、やりがいも感じたこともないです。
いま考えると、働く場所も大嫌いでしたし、自分から心を開くこともなかったので、人間関係も全然うまくいきませんでした。何考えているかわからないと言われる始末です。
嫌いな仕事でも、だんだん好きな部分を見つけることができるようになる、とか「置かれた場所で咲きなさい」みたいなセリフがあるじゃないですか。自分の場合、それが全然ありませんでした。
20代は、それなりに希望とか、野心みたいなのはありました。でも、30代に入ると気付くんですよね。いかに自分が向いていない方向に、潜在意識に逆らって進もうとしているか。
本当は嫌いなこと、やりたくもないこと、周りから評価されていないことに対して突き進む。嫌で嫌で仕方なくなるのも当然です。詳しくは以下の記事で書いています。
誰かに何かを言われたり、怒られた途端にやる気をなくし、キレたり、部屋で大声で叫んだり、壁に穴を開けるほど殴ったり、会議室の机をひっくり返したり、物を投げつけたり、人のロッカーを壊したりしていました。
でも、このままではいけない。とにかく会社から逃げ出すことを考えなくては。と考えたとき、自分は小説を書いたりするなど、文章を書くのが好きなので、wordpressでブログを始めることにしました。それがこのブログです。
それまでも、いつでも逃げ出すことができるように、運用したりお金も貯めたのですが、それでも総資産で数千万円程度です。収入源がない状態で会社を辞める勇気はありませんでした。ということで、必死に収入源を作ろうとしました。
当時は平日は職場を17時に出て、ご飯食べて、18時から2記事書く。土日祝日で、まったく予定のない日は6~8記事ほど書いていました。
グーグルアドセンスの報酬はPVに比例するので、PVが上がってくることにやりがいを感じていました。最大で月に90記事書いたこともあります。
さすがに独立してから、小説書いたりコンサルしているので、月に90記事書くのは難しいですが(その代わり、質の高い記事を書くように心がけます……)
■会社を辞めて自分の意志で自由に生きる決断
なんだかんだで2年くらいブログ運営していくと、会社の給料を超えるほどでないにしても、月々の支出は上回るようになってきました。
また、自分が本当にやりたいことはブログではなく、小説を書くことです。なので、小説を書く時間も確保したいと思うようになりました。
自分の書く小説は、一般的な小説とは、少し違って、必ず実在のモデルが存在します。つまり、取材も結構必要になります。
そして、その作品を仕上げたいという気持ちが日に日に強くなってきました。そうなると、会社に出社するだけでイライラしてきました。もはや、会社員をやっているどころではなくなったのです。
勇気が必要でしたが、2017年2月に会社を辞めて独立することになりました。
■独立してからイキイキしていると言われる
会社員時代、まさに現代の生きづらい大人の典型のような、夢も希望もない人生を送ってきた自分ですが、独立してからは、状況が変わりました。
誰かに会って、「いきいきしている」と言われるし、「明るくなった」と言われます。傍から見ても、組織の呪縛から抜け出した解放感を感じるほどだったのでしょう。
そして、言われるのが「痩せた?」です。会社を辞めてから、ずっと太っていないのです。ファスティングをしていたのもありますが、断食後の今でも痩せ続けています。
2015年当時は90kg近くありました。ストレスで健康管理とか、見た目を良くしようということに興味がなかったんだと思います。
現在は68kgまで落ちました。まあ、もっと落としても良いとは思いますが。
独立してから何をやっているかというと、現在は小説の取材したり、小説を書いたり、ブログを書いたり、ブログのセミナーやったり、wordpressの立ち上げをサポートしたり、コンサルしたりと、会社員時代より忙しい日々を送らせてもらってます。会社員時代は99%定時で帰っていたので。
しかし、会社員時代より収入は下がりました。収入としては、おそらく会社員&ブログ副業のほうが最強だったでしょう。でも、その道を捨てたことに、いまのところ後悔はありません。
また当時勤めてた会社に戻れと言われても、そんな気はしないです。収入は少し下がっても、周りから見て明らかなほど多幸感に満ちてきたように思います。
両親は会社を辞めたことに、いまだにショックみたいです。たぶん自分にとってどっちが幸せか理解してもらっていないのだと思います。これは時間をかけて対処することになりそうです。
とりあえず、30代ずっと抱えてきた夢も希望もない人生からは逃げ出すことができたと思います。
夢も希望のない人生を生きた時間は戻ってこないですからね。もう少し早く独立すれば良かったと思っています。
いま悩んでいるのはタイムマネジメント、睡眠の質を上げること、無駄の排除、集中力の高め方ですかね。独立すると、兼業サラリーマンのときより忙しくなります。
でも、忙しいというよりは、充実していると言ったほうが正しいです。この充実度をもっと高めていきたいと思っています。