将来必要なお金はいくらですか?投資に回すべき金額の考え方

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将来必要なお金1

【参考記事1】老後の生活費はいくら必要?会社の給料だけで老後に備える危険性

【参考記事2】会社を辞めるために必要な貯金額は?収入は?組織から抜けたい方へ

上の記事で書いてあるように、将来必要となるお金というのは、誰でも考えなければいけない問題です。具体的な金額については、上の記事を参考してもらうとして、

資産形成の計算式は「収入-支出+資産×運用利回り」と書いてあるとおり、収入を増やして、浪費をなくして、貯金を運用に回す以外に将来必要なお金を作る方法はありません。

それでは、投資に回すべきお金とは、どういうお金かという話をします。それには、お金を時系列で考える必要があるようです。どういうことかというと、以下の3区分に分けて考える必要があるということです。

1.短期的に必要なお金

2.中期的に必要なお金

3.長期的に必要なお金

■短期的に必要なお金

簡単に言うと生活費です。

支出の分類の、自己投資、浪費、消費のうち、消費に当たる部分です。家賃、食費、通信費、光熱費などです。工夫次第で削減できるお金ですが、基本的には、これらがないと生活に支障が出ます。

また個人事業主であれば、翌年の確定申告で支払わなくてはならない税金なんかも、短期的に必要なお金ということになります。

つまり、この部分のお金は投資に充てることができません。だいたい半年分の生活費ぐらいのお金が、この短期的なお金に当たるでしょうか。

体験談を話すと、過去にほぼ全財産を運用に回したことがあります。結果的に利益になったので良かったですが、こういうことは基本的にやらない方が良いです(・・;)

■中期的に必要なお金

短期的に必要なお金が生きるために必要なお金であれば、中期的に必要なお金は以下の3つを目的とするお金だと思っています。

・いざという時に必要なお金

病気や怪我で一時的に働けなくなった場合、何らかのトラブルで急に必要になるお金をさします。亡くなった場合に、家族に必要となるお金もここに入ると思っています。生命保険や医療保険の加入判断は、この部分のお金を貯蓄で用意できるかどうかにかかっています。

・会社を辞めて、しばらく生活できるだけのお金

しばらく無職でどうにかやりくりできるお金がここに入ります。不労所得>支出という状態であっても、ある程度貯蓄してから会社を辞めた方が良いと思います。

・自己投資に充てる費用

自己啓発やスキルアップのためのセミナー、資格取得、投資の勉強代、コンサル費用、英語の学習費用、人のために使うお金なんかがこれに当たります。生きるために必要ではないけれど、使わないと将来の収入に悪影響を及ぼすお金です。

■長期的に必要なお金

ここが金融商品の投資に回すべきお金です。老後の資金、養育費、早期退職に必要なお金がここに当たります。持ち家購入に必要なお金も、長期的に必要なお金だと思いますが、なぜか中短期的に必要なお金としてカウントしてしまう人が多いです。持ち家を購入するなら、まずは先に投資して運用利回りを増やしてからでないと危険です。

何も中短期的に必要なお金がたまらなければ投資に回してはいけないということではありません。入った収入を全部中短期的なお金としてカウントしては、いつまで経っても蓄財できません。

タネ銭が大きかったり、運用利回りを求めればリスクが高くなります。投資は早いうちに着手して、将来の養育費や早期退職に備えた方が良いです。

例えば、積立投資なんかは月々数万円でできますし、時間分散も図れるので、コツコツと資産を形成したいなら、早いうちに着手した方が良いです。

大事なことは、こういう養育費や早期退職のために必要なお金はずっと手を付けないことです。つまり、投資したお金は、理想的な償還時期まで取り崩さないようにすることです。

月々の貯蓄額を決めておくことで、生活費もスリムにできますし、無理のない範囲で自己投資に充てることもできます。

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