年収500万円以下でも40歳で3000万円貯金は可能なのか?

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一万円札2枚

最近、ネットのニュース(たしか日刊SPA!だったと思います)で、40歳で3000万円を貯金した人々に関する記事が載っていました。

このニュースによると、40歳で総資産3000万円を達成した人279人のうち年収500万円以下の人は52人で18.6%。40歳で3000万円貯めた人のうちの2割弱が年収500万円以下ということでした。この結果を見るだけで、やはりどれだけ資産を築けるか、というのは年収だけに依存しないことがよくわかります。

一見するとハードルが高いように見える40歳で3000万円の総資産額ですが、だからといって十分な額かといえば、そうとも言えないような気がします。

60歳で定年退職し(自分は定年まで働くなんて絶対に嫌ですが)、夫婦ともに85歳まで生きる場合、保守的に計算すると最低限必要な生活を送るなら8000万円、余裕ある生活を送るのであれば1億1000万円必要とされています(退職金ゼロ、公的年金は破綻するという仮定)ので、

40歳まで3000万円貯めたとしても、子供の養育費等も考慮してなお、残り20年間で5000万円貯める必要があります。

退職金も年金も考慮しないというかなり厳しい計算ですが、現実的に起こらないと限らないので、40歳で3000万円の資産というのは、決して十分な数字とは言えません。3000万円持っていても、不労所得>支出を達成できていないのであれば、「よし、会社を辞めよう!!」とはなかなか言いづらいと思います。

しかし、不十分な額と言えるだけあって、皆が思っているよりそんなにハードルは高くないと思います。早いうちからファイナンシャル・インテリジェンスを身につけていれば、決して不可能な数字ではないです。

ここでは、40歳で3000万円を貯金するにはどうしたら良いか、何点か思うところを書いていきたいと思います。

〇投資する


別の記事で、いろんな観点で書いてきましたが、やはりこれが基本中の基本と思います。ネットのニュースでも、年収500万円以下の人で40歳で総資産3000万円だった人のうち、投資もせず、副収入もなく達成したのはわずか14%。一方、何らかの資産運用に着手している人の割合は59%という結果が出ています。

やはり普通預金だけでお金を貯めていくのは至難の業です。仮に専門学校を出て20歳で就職するにしても、年間150万円ずつコンスタントに貯金していかなければなりません。

しかも現金の価値が減っていくスタグフレーション下の現代で、この普通預金至上主義はタブーと言って良いと思います。収入-支出=貯金という予め月々の貯金額を決めない考えは論外ですが、収入-貯金=支出という状態から、早い時期に収入-投資=支出という考えにシフトすることが必要です。

〇本業以外の収入を得る


これも基本中の基本の考えだと思います。副業禁止という歪んだ就業規則に従っている場合ではありません。そもそもいずれ独立を考えるのであれば、退職前から複数の収入源は確保した方が良いに決まっています。

ネットのニュースでは、年収500万円以下の40歳3000万円で、副収入を得ていた人の割合は24%と、これも高い数字を示しています。

ただ、複数の労働収入を得るようなやり方は精神的にも肉体的にも持たないと思うので、できればアフィリエイトや印税収入のような、自分ではなく何らかの権利が勝手にお金を持ってきてくれるような仕組みを作り出すことを重視したいと考えています。

独立を本気で考えている人だけではなく、お金のためではなくて本当に好きな仕事のために会社員を続けたい人であれば、こういう金融資本だけではなく、こういう無形の資産も築くことも考えていきたいところです。

〇家を買わない


言うまでもなく家はポケットからお金を奪っていく負債のうち、最も大きな物です。資産を築くつもりが、家を買ってしまったら借金まみれです。

それでも家を買いたいという人は、この記事を読んで頂くとわかるように、家を買わない人以上にファイナンシャル・インテリジェンスが必要になってきます。

〇無駄な生命保険は解約


必要な人は限られています。詳細はこのカテゴリーを見て頂くとして、本当に自分には必要なのかどうか、かなり厳しい目で判断するようにしないと、安心ではなくて、逆に不安を手に入れてしまいます。

いずれも、このブログでいろいろ書いてきた通りのことです。基本に忠実でさえあれば、決して難しい数字とは言えないと思います。

〇不労所得>支出の達成を目指す


このように、何歳までにいくら貯めるという考えも大事ですが、それと同時に労働収入以外の、いわゆる不労所得が支出を上回ることを考えていきたいところです。(これを模擬体験するキャッシュフローゲームの記事も参照してください)

「よく、1億あったら会社辞めますか?」という質問を聞きますが、20歳で1億持っているのと、50歳で1億持っているのでは状況が違ってきます。

50歳で1億であれば、資産を切り崩していくような生活でも大丈夫かもしれませんが、20歳で1億であれば、資産を切り崩していくだけでは不安と思うので、何らかの運用に着手したり、出版やブログなどで無形の資産を築いていくことが必要と思います。

ただ、早いうちに資産を形成していけば、それだけ運用に回すことができるし、いろんなことにチャレンジすることができるので、有利な形で不労所得>支出を達成することができると思います。

不労所得が支出を上回れば、会社を辞めてビジネスを多角化できるので、どんどん自分の実現したい方向に集中できるようになります。そんな生活を手に入れるのが、自分の当面の目標です^^

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