仕事で勝ち組になりたければ大前語録を参考にしてみよう

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2015-12-23 10.06.26

今回紹介する本は、大前研一氏のこれまでの著書の名言を集約した「大前語録」(小学館)。

大前さんの本って、どちらかというとサラリーマン向けに書かれた本が多いように見えて、実はフリーランスを目指す人にも影響を与えるようなことも多く書いているんですよね。

この名言集も、今後もサラリーマンとして生きていきたい人向けに集約されている感じがしましたが、僕はフリーランスを目指す人なので、その立場で印象に残った言葉をシェアしていきたいと思います。

■自分から最も遠い人こそ自分の人脈にする

「自分から最も遠い人こそ自分の人脈にする」-これが人脈作りの最大の要点である。

身近な人との人間関係(友達、同級生、仕事関係、家族など)はとても大事だと思うし、自己実現の基本とは思いますが、人脈作りを内輪に固執するのは良くないと思います。

大前氏が書くように、新鮮な情報は得られないし、視野も狭くなる。

センスのある人、付き合っていて窮屈な感じのしない人は皆、遠い世界の人でも、有益と感じれば自分の人脈にしていると感じます。

例えば、外国人、年の離れた人、異業種の人、異性、セミナーで出会った人……、職場では出会えないこのような人と出会って、どう円滑なコミュニケーションを築くのか。

個人的には、こういう人脈がないと精神が崩壊すると思っています。遠い人との人脈で救われたことが結構あったので。

■仕事が遅い人ほど、やらなくていいことを延々と……

仕事が遅い人ほど、やらなくていいことを延々とやっていたり、たいして必要のないところに多くの時間を割いていたりするものである。

大前氏が言う、最も無駄な作業が資料やデータを探す作業だそうです。てか、たしかにそうですね。

大前氏は、気になるデータや資料はとりあえずパソコンに保存。ネットの記事はコピペ。紙の資料はPDFに。それをメールに添付して自分宛に送るのだそうです。

必要な時に確実に検索できるよう、タイトルを付けて、っということだと思います。たしかにこうすれば早く検索ができますね。

■自分が「もっと知りたい」と思うことこそ

自分が「もっと知りたい」と思うことこそ、他人も知りたがっていることである。

これはブログを書いている人、特に本も出したいと思う人なら、参考になるような気がする言葉です。

情報発信者であれば、自分の知っていることに満足するのではなく、さらに深く追求し、実践し、シェアしていこうと思います。

当分ブログのネタが切れることはなさそうです。

■1冊のビジネス書を読むのに費やすのは……

1冊のビジネス書を読むのに費やすのは1時間が目安だ。

最近心がけていることの1つです。特に、この本のような名言集とかなら30分でしょう。

別記事でも所々書いていますが、副業ブロガー、副業作家は本を読む時間が限られてくるので、かなり本を読むスピードとスキマ時間が問われます。特にビジネス書なんかはそう。

でも、速く読むようになって、ポイントを絞った読み方ができるようになってきました。

大前氏の言うように、ビジネス書を4~5時間かけて読んでいると、ポイントがわからんくなり、読後感も散漫になります。仕事関連の本なんて、全部読まなくていい。

個人的に思うのが、時間をかけて読むなら、小説だろうと思います。文章力とか想像力とか描写とか、相手の気持ちに立った書き方をしているのは、ビジネス書よりも小説の方です。

ということで、2016年はビジネス書の割合を減らして、小説の書評の割合を増やします!

■最も重要なリーダーの役目は……

最も重要なリーダーの役目は、まず「方向」を決めること、次が「程度(スピード)」を決めることだ。

これはリーダーだけではなく、フリーランスでも同じようなことを言えるでしょう。コンサルタントとクライアントという立場だけでも、リーダーシップは重要ですからね。

特に今の日本は、著者が書いているように、どこに進むべきか方向がわからないジャングルみたいなものなので。

■「最前線のリーダー」と「組織を動かすリーダー」

「最前線のリーダー」と「組織を動かすリーダー」では、必要な資質がまったく違う。

フリーランスが目指すリーダーシップは間違いなく前者の「最前線のリーダー」でしょうね。

自分が行動して成果を上げることで顧客(本では部下と書いてある)を鼓舞し、個々の実力をフルに引き出していく。

2016年は、そういう人間に近付くことも目標の1つです。

■プロジェクトは、対局的な発想をする人たちが……

プロジェクトは、対局的な発想をする人たちが仲良くやっていた時に最も成功するものだ。

論理的思考力の強い人とエモーショナルな人、発想型と数字に強い人間とか、そういうチームの組み方が成功しやすいとのことです。

つい人間は自分の価値観とか考えが違う人を否定しがちですが、この点で考えれば、すごいもったいないことなんでしょうね。

■人間というのは我慢している間に……

人間というのは我慢している間に頭が、フリーズしてダメになる。

「頑張らない生き方系」「好きなことで生きていく系」の自己啓発書で多く書かれている内容ですが、このバリバリのビジネスマン向きっぽいビジネス書でも、結局言っていることは一緒なんですね。

他人の人生を生きていると、いつか必ず精神が崩壊します。時にはレールから外れないといけないこともあるのです。

我慢が限界に近づき、沸点に達する前に、敷かれたレールを全部壊して粉々にしてしまいましょう。

■私の生き方のもうひとつの特徴は……

私の生き方のもうひとつの特徴は、「もったいない」と思わずオールクリアボタンを押してきたことだ。「もったいない」と思った途端に人生は負けである。

大前氏は元々は日立製作所の原子力のエンジニア。専門は原子力工学で、しかもわざわざMIT(マサチューセッツ工科大学)で博士号まで取っている。

そんな人が早々と日立を辞め、まったく畑違いのマッキンゼーに転職。

日立を辞めた時は、相当「もったいない」と周りから言われ続けたそうです。

ちょうど今、自分がそんな時期が近くなっていますが、99%の人が同じく「今の会社を辞めるのはもったいない」とか言ってきます。

でも、このままの状況であれば、間違いなく精神が崩壊、そこまでいかなくとも時間を無駄にするだけなので、早くオールクリアボタンを押したいと考えています。

〇大前研一氏の名言と言えば

【関連記事】時間とムダの科学に載っている大前研一氏の名言を読み解く

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

今回紹介した大前語録にも掲載されていた名言です。自分の座右の銘の1つなので、この言葉だけで1つの記事にしています。

良かったら併せてご覧ください。

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