ブログのメッセージやfacebookページで、たまにコメントを頂けることがあります。メッセージを通して質問を頂くことなんかもあります。
「近々近日中に会社を辞めるつもりです。転職しないで独立するつもりです。貯金ないけど大丈夫ですか?間違ってないでしょうか?」という感じの質問が多いです。
僕がそもそも会社を辞めたら転職ではなくフリーランスになるつもりなので、それに退職⇒独立のプロセスに関する記事を結構書いているからだと思いますが、今回は、その質問について思うところを書いていきたいと思います。
この記事の内容
■テイストが似た記事は書いている
実は結構似たようなテイストで記事を書いています。
【関連記事】貯金ない!!スキルもない!!でも仕事を辞めたい衝動に駆られる人へ
【関連記事】退職してまで夢を追うのは無謀なのか?思い切って旅立ちたい方へ
精神的なストレス等で、どうしても今の仕事を続けるのはしんどい。とても耐えられるものじゃない。このまま出社するくらいなら死んだほうがましだ。そんな気持ちになることは老若男女問わず珍しくありません。
もちろん、貯金がない場合でも、精神的なストレスで会社に行きたくなくなることがあります。自分も20代で似たような気持ちになったことがありますが、進むも地獄、退くも地獄という、何とも切羽詰まった気持ちになります。
本来であれば「ある程度資産が出来てから会社を辞めよう」とか、「副業を始めて、副収入が支出を超えたら辞めよう」とか、そのように考えるのが自然な話です。
【関連記事】会社を辞めるために必要な貯金額は?収入は?組織から抜けたい方へ
しかし、状況が切羽詰まった人にとっては、そんな悠長なことは言ってられないのが現実問題としてあります。今日1日、嫌々会社に行くのがやっとなんです。
これを土日祝日以外は毎日ですから、心が壊れないわけがありません。会社に行くことそのものが不幸なのです。
なので、一概に貯金も副収入もないのに会社を辞めるな!!なんてことは気安く言うことはできないのです。嫌な職場からはさっさと逃げてしまうのも有効な手段だからです。
むしろ、失業保険を貰っている間は無職で人生を見つめ直すほうが大事だったりします。
つまり、貯金ないのに会社を辞めるのは正しいのか?間違っているのか?というのはわからないです。
しかし、次に話すようなことを1つでも満たせば、独立しても良いのかな、と思います。嫌々会社にいると、負のオーラしか出せなくなるので。
■「独立しても良い」に当てはまる人
〇会社員に向いていない
そもそも会社員に向いていない人です。会社員に向いていないというと、社会不適合者の烙印を押すのが日本の不思議なところですが、実際に個人事業のほうが向いている人もいます。
実際に個人事業主になって、「本当は僕は人間嫌いじゃなかったんだ」と気付く人も結構います。
【関連記事】会社員が合わない人は独立向きか?それともただの社会不適合者か?
〇個人競技が好きな人
今まで部活とかで、どんなスポーツをやっていたでしょうか?僕は陸上などの個人競技しかやったことがありません。
野球、サッカー、バレーボール、バスケ、ラグビー……、このような大勢の人間と関わる団体競技が僕は大嫌いです。
これは運動神経そのものよりは、その人の性格や資質によるものが大きいでしょうね。個人競技が好きな人は、会社員よりもフリーランスに向いていると思われます。
しかし、副業してみればわかりますが、結構個人事業でも人との関わりは不可欠になってきます。しかし、会社員と違って、付き合う人を自由に選べるので、ストレスは少ないのではないでしょうか?
【関連記事】僕が個人競技のスポーツが好きで団体競技を苦手とする5つの理由
〇やりたいことが明確である
例えば小説家になりたいとか、プロブロガーになりたいとか、そういう夢がはっきりしている人は独立する見込みはあるかもしれません。
しかし、逆に会社に対して負のオーラが強すぎて、退職そのものが夢になってしまい、退職後のビジョンがないと、ちょっと独立して収入源を確保するのは難しいかもしれません。まあ、人間辞める前に会社を辞めたほうが良いような気はしますが。
■二者択一にこだわる必要があるのか
そもそも、退職するか、独立するかの二者択一にこだわる必要があるのか、というのがあります。追い詰められているのに決断できないのは、この二者択一に囚われているかもしれないのです。
【関連記事】退職に独立に……「なかなか決められない」から抜け出す方法
〇休職して傷病手当金をもらう
オーソドックスな方法が、傷病手当金をもらえる期間は休職する方法です。これはうつ病や適応障害と診断されることが条件となりますが、
おそらく会社に行きたくないほど追い詰められているということは、何らかの診断が出るのではないかと思われます。
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〇ダウンシフトする生き方
今の会社を退職して、別の会社に働いたり、バイトして働く方法です。週休わずか2日の正社員から、週休4~5日にシフトするのです。
そうすれば、貯金も副収入も不十分であっても、ある程度は経済的不安を取り除いた状態になりますし、環境を変えて、しかも時間的な負荷の軽い仕事をすることでストレスの軽減にもなります。
【関連記事】【隠居生活したい】人生に疲れたら週休5日の快適生活はいかが?
労働時間の割合を徹底的に削減して、それ以外の、自分のビジネスの時間を増やすというのは、案外良い方法かもしれません。
時間の捻出にもなりますし、ストレスも減らせれば一石二鳥です。ただ、生活レベルは落とす必要があるので、浪費癖がある人は今すぐに見直す必要があります。
逆に言うと、このようなダウンシフトした生活をすることで、必要なものだけが見えてくるかもしれません。