「今の会社を辞めるなんてもったいない」大企業に勤めていた人が会社を辞める際、必ずと言っていいほど言われるのが、この言葉。
自分も「え、ここ辞めてフリーになるの??」と言われたりしましたし、まあ周りから「もったいない」と言われたりしました。
まあ、本来は会社員は定年までは勤めることができるので、それまでの収入をドブに捨てるわけですから、もったいないといえばもったいない。
ただ、「もったいない」と言われ続けて、自分は強烈な違和感を感じていました。
「この人は何を言っているんだろうか」と内心思っていたんです。今回は、「会社を辞めるなんてもったいない」なんて言う人に強く言いたいことを書きたいと思います。
■会社で働く時間が無駄に思わないのか?
「あんな会社辞めるなんてもったいない、ありえない」
「どんなに頑張ったって、前職の年収には追いつかないんじゃないか」
まあ、たしかにお金という面ではそうでしょうね。
会社員として働きながらも、他の収入源のある生き方の方が、収入という点では最強だったので。(副業禁止の会社に勤めていましたが)
会社を辞める直前なんて、かなり経済的に潤っていました。たぶん、このまま会社勤めしながらブログで収入を得ていれば、資産を運用したりしているので、10年かからずに総資産1億円は確実に突破していたと思います。
しかし、それでも自分は耐えきれませんでした。精神的には全然満たされない。モヤモヤどころか、イライラする毎日。何かに当たり散らす毎日。
なぜかというと、「会社で働く時間が無駄」に思えてきたのです。これは会社を辞めた後でも強く感じていることです。本当に時間の無駄。
このことについて、過去記事で、自分はこんなことを書いていました。(会社を辞める8ヶ月前の記事です)
自分のやりたいこともできず、会社でも求められている感じがしない、嫌いな仕事を淡々と続け、本当に自分の資質や能力を活かせる機会がない。
こんなことに時間を使うなんて、本当に無駄です。有限なはずの時間を無駄にするなんて、そっちの方がよっぽどもったいないわけです。
それだったら、自分が夢見ていることをビジネスにして、着実にステップアップしていった方がよっぽど有意義です。
会社員を続けていれば時間がもったいないことになる。
よく会社を辞めてフリーになる人が言う言葉ですが、「もう会社で働いている時間がない」のです。
無駄を排除するのは、とても大切なこと。本当に無駄なことは何なのかを考えたいものです。
■会社員との二足のわらじのデメリット
会社員との二足のわらじには、収入面では大きなメリットがありますが、デメリットもあります。
会社で働く時間を無駄に過ごすことになるので、どうしても前に進む力が弱くなるんです。
会社員として働くことが悪いこととは言わないです。
会社の仕事が好きで、そこで得たスキルとか心構えを活かして副業も前進できるなら、それは最強です。そういう人は、本当に素敵だと思いますし、うらやましい。
でも、そうではない人もいます。副業にやりがいを見出していくうちに、会社員生活に理想と現実のギャップを感じたり、後述しますが会社員に向いてなかったり。
そういう人が会社勤めしながら副業していても、そもそも会社にいる時間がもったいなくなります。
会社員として働いていても、何も得るものがない。むしろ閉鎖的な人間関係にモヤモヤ、イライラしながら生きていくのは生き地獄に他ならないです。
そういう場合は、もう会社を辞めて専念した方が良いです。自分でビジネスを始めて、そこから複数の収入源を作っていった方が全然充実します。
会社を辞めるのはもったいない、いや、会社で働いている時間の方がもったいない。
■会社員に向いてない人だっている
もうひとつ言えるのは、世の中には先天的にいろんなタイプの人がいます。
個性心理学や動物占い等、誕生日で先天的な特質を統計学を用いて導き出す心理学があるのは、人間には先天的に備わった特質があるからです。
つまり、本能的に会社員に向いている人と会社員に向いてない人がいるということです。
なお、自分は個性心理学で診断してもらった時は、「会社員は全然向いてない」と言われました。
そういう人が会社勤めするなんて、ましてや閉鎖的な人間関係の会社に勤めるなんて、生き地獄も良いところです。
ピーマンが嫌いなのに、毎日3食ピーマンを食べるようなもの(ちなみに自分はピーマンは大好きです)。
会社員に向いてない人に向かって「会社を辞めるなんてもったいない。今の会社で働いてればいいじゃん」というのは、
イチローにバスケを強制するようなもので、マイケル・ジョーダンに野球を強制するようなもの。(実際にマイケル・ジョーダンは一時期野球に転向していましたが)
つまり、会社員に向いていない人に、会社に残るように説得するのは、その人の才能を潰すようなことをしているのと一緒なのです。
「会社を辞めるなんてもったいない」と言うなら、本当にその人が会社員に向いているか、向いてないかを見極めてから言ってほしいな、と思います。