決意は固まった!!今こそが出発の時だ!!もう後ろのドアは閉める。逃げ道は作らない。もう会社は辞めたい。そういう決断をする日がついにやってきた。
でも、あれ?いざ上司に退職の話を切り出そうとするけれど、なぜか言いにくい。そう、長年勤めてきた会社に別れを告げるのは、実はかなり勇気のいることです。
でも、転職先が決まったとか、個人事業主であれば収入源が確立した、クライアントがいっぱい自分を待っている、作家であれば出版のオファーが続出している、そんな状況であれば、もう後ろに引くことはできません。
ということで、今回は退職を上司に切り出しにくい場合の対処法について、思うところを書いていきたいと思います。
■別に責められない
自分の業界は、ちょっと異常ではないかと思えるくらい自己都合で会社を辞める人が少ないですが、これまで独立や転職でステップアップを図った人はいます。
そういう人を見ている限り、別に責められるようなことはありません。ちょっと言い出すのが遅かった人は「早く言えよ~」とか言われたりしますが、会社を去ることについては、誰も責めたりしません。
会社にしても、本人の都合を優先させないと、逆に会社が責められてしまうので反対できないのです。
会社は配偶者ではありません。いずれ去るものです。ここは割り切っていくしかないですね。
会社を去ったら、もう会わなくなる人も出てくると思います。転勤ですらそういう人が何人かいるものですし。
でも、もう会わなくなる関係というのは、かなりどうでも良い関係だったということです。どうでも良くない関係であれば、いずれ会うことが出てくるでしょう。
話を切り出したら、後は円満退職を目指して引き継ぎとかをこなしていくしかないです。
■退職の意思を文章に書いておく
そもそも今が退職のタイミングなのか微妙な場合もあります。別記事で書いたように、理想の辞め方は収入源を確立して、資産もある程度余裕がある場合です。
お金の問題をクリアせずに会社を辞めるのは無謀なことですが、そうではなくて、給料以外の収入も支出を大きく上回っている、資産もある程度余裕はある。
そういう場合であれば、だいぶ上司にも切り出しやすいかもしれませんが、もし言いにくいのであれば、辞表という形で文章に書いてみることです。
会社を辞めて、これからどうしていくのか。おそらく何度も考えてきたと思います。それを上司にストレートに伝えるために、思いをそのまま書いていくのです。
■事前にそれっぽい話をしておく
「あ~、なんかこいつは独立に向けて動き出しているなあ」というのは、同じ環境にずっといたら何となく知られてしまうものです。
急に倹約家になってお金を貯め始めた、資産運用を始めたりお金にシビアになってきた、付き合いが悪くなってきた、異業種の人と会う機会を増やしている、セミナーに行くようになった、
いろんなことがきっかけで、上司は何となく気付くものです。なんか別のことを目指し始めたなあ、という感じです。
自分はまだ退職を切り出していないですが、薄々気づかれています。飲み会の場とかで、それっぽい話もしているので。
退職が決まるまで黙っておいた方が良いと思われがちですが、自分はそうではなくて、それっぽい話をしておいた方が良いと思っています。
その方が断然話しやすくなります。ただ、この場合は、時期が未確定ながら退職を決意している場合のみです。退職するかどうかもあやふやな時は黙っておいた方が良いでしょう。
噂話は急速に広まります。噂話を仕掛けるなら、確実に退職の決断をしたときにしましょう。
■不安が急に襲う
退職を切り出して、怖いのは周りの目だけではありません。
退職を告げて受理されたということは、後ろのドアをバタンと閉めたことになります。もう後には引き返せない。
いくら収入源が確立しているとはいえ、おそらく急に不安が襲うと思います。転職であればそれはないと思いますが、個人事業主になる場合は、おそらく急に不安になると思います。
会社員と兼業していた時のようなセーフティネットがなくなるのですから、不安になるのは当然と思います。たぶん自分も1~2年したらこの感覚を味わうんだろうなあと思います。
ただ、夢も希望もないまま今の会社で努め続けるのか、それとも退職してまで自分のミッションを貫いていくか、どちらが良いかと言われれば、断然後者の方が幸せになれるはずです。
不安を取り外せとは言いませんが、どちらが幸福の選択か、答えが決まっているならもう引き返せない。不安であれば、不安に耐えるしかないでしょう。
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本記事と関連しそうな記事を、8記事紹介します。思い切った決断は必要ですが、独立や転職は人生の大イベントだと思います。良かったら、併せてご覧下さい。
〇退職代行サービスというのもあるらしい
【2015.12.18追記】
どうしても会社に退職の意思を言い出しにくい場合、実は退職代行サービスというものがあるらしいです。
僕はまだ利用したことがないので、何とも言えないですが(なので利用の際は自己責任でお願いします)、どうしても、という時は1つの選択肢になり得るかと思い、記事を書いてみました。
調べてみると、電話代行だけではなく、退職届等の手続きのフルサポートもやってくれたりするそうです。良かったら、併せてご覧ください。