退職理由で嘘をつくにも限界がある|完全フィクションは追い詰められます

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つい先日会社の上司に退職の意思があること、このまま手続きを進めて欲しい旨を報告しました。まあ、人生で一番緊張する瞬間で、こんなのは二度と味わいたくないですね。

メール1本で「さようなら。退職金は全部ちょうだいね」とだけ書いて去ることができたら、どんなに楽だろうかと思います。

その退職報告ですが、結果はよくありませんでした。上司に退職意思を報告できたのは良かったですが、退職理由のところで突っ込まれまくりました。結局、手続きは進めてくれず、「時間やるからもう少し考えろ」と言われただけでした。

その原因を自分なりに考えましたが、やはり退職理由で嘘をつくと追い詰められるかなあ、と思います。

■やはり緊張する

冒頭で書いたように、とにかく退職意思を報告するのは緊張します。嫌な瞬間です。しかも転職が当たり前の業界ではなく、離職率の異常に低い業界での話ですからね。

【関連記事】退職の意思を伝えるだけで極度に緊張してしまう5つの理由

でも、そういう離職率の低い業界に入ってしまった以上、緊張するのは避けられない。結局、勇気を振り絞ってアポのメールを送って逃げ帰ったのが先週末のこと。

【関連記事】退職意思を報告したくてアポのメールを上司に送って逃げ帰ってきました

なので、今週メールチェックするのが怖くて仕方なかったですよ。恐る恐るメールを見たら、とりあえず「時間なら大丈夫だよ」のことなので、時間を指定して呼び出します。

この瞬間、心臓の音が聞こえるくらい緊張すると表現する人がいましたが、たしかにそうです。心臓の音が聞こえました。トラウマになるくらいの緊張です。

■副業のことはしゃべれない

で、いよいよ報告の瞬間です。しかし、実はここで大きな問題がありました。副業のことがしゃべれないのです。副業がきっかけで会社辞める人なら、誰でも通る道だろうなあ。

このブログ、当然ですが既に収入が入っています。そんなことを今話したらトラブルになりそうだし、今まで匿名で書いてきた意味がなくなる。

自分は本音と建前という言葉があまり好きではないのですが、ここは隠し通すしかない。ということで別の理由で攻めることにしました。

■「執筆活動に専念したい」

ブログも執筆といえば執筆なので、「執筆活動に専念したい」という理由にしました。しかし、これでは納得させるのは難しいと考え、

「本の出版が決まっている」「発売されれば印税が入るから就業規則違反だ」ということにしました。本当だったら嬉しいことですが、これは脚色です。「こんな本書こう」というアイディアがあり、近々実行するのは本当ですが。

しかし、印税は副業に該当するかどうかがグレーゾーンみたいです。これは別記事で書いていますが、実は本の出版で副業がバレたことがあります。

【関連記事】会社に副業がばれたらどうなる?自分の経験談を話します

しかし、結果として処分はなかったのです。金額的なところもあるでしょうが、権利収入になる印税が副業に該当しなかった可能性もあります。

これを突っ込まれました。「就業規則に抵触するのか?」と。これは苦しいと考え、「会社との両立が不可能」とすることに。

これは若干本当で、会社の業務時間内はブログが書けず、本当に時間の無駄だと感じているのです。ブログのことは当然会社では話せませんが。

【関連記事】会社で働いている時間が無駄に思えてきた|たった一度の人生棒に振りたくない!!

ただ、ほとんど残業しておらず定時で帰り、休日出勤もない。しかも有休を取っている。それで本当に両立が不可能なのかと聞かれます。はい、現状ほとんど残業をしていなかったのです。

それで両立が不可能と言っても、たしかに説得力がありません。

■嘘を嘘で塗り固めるのはしんどい

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その後、執筆時間に充てている時間はどれくらいか、その本の出版はいつ頃から始まり、いつ頃出版なのか、初版部数はいくらなのか、などいろいろ聞かれます。これは全部嘘の話なので、相当きつい。てか、そこまで聞くか??と思いましたが。

「生活はどうするんだ?」という話もブログのことは話せないので、今までの貯蓄と資産運用でどうにかなるとしか話せません。

本音と建前に、さらに嘘を嘘で塗り固めると、どんどん説明が辛くなってしまう。どうしても説得力に欠けた説明になってしまい、逆に上司に説得されてしまいます。

転職するとか家業を継ぐだと、上司のほうも止めようがないのでしょうが、独立起業となると、突っ込む要素が多いようです。

このまま強引に話を押し切ろうかと思ったのですが、さらに別の誰かがでてきて話をする可能性も出てきてしまったので、とりあえず今回は態度保留ということにしました。

ということで、独立起業の場合は、退職理由の説明は要注意です。しかも退職理由に副業が絡んでいる場合は。

なるべくなら労基署や法テラスに行くことは避けたいと考えており、円満退社を目指しているので、何とか退職理由を考え直して、改めて報告していきたいと思います。ちょっといろんな人に退職理由について相談しようと思っています。

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コメント

  1. 梓ミオ より:

    さすがは管理職、すんなりと部下の言い分は通さないところが人生経験の厚みを感じる。

    • 阿久田川 直紀 より:

      コメントありがとうございます。たしかに、それはあるかもしれませんね。正直厄介だなとは思いますが。