別記事で良好な人間関係を築くために、選択理論心理学を学んでいることを書きました。その時に、W・グラッサー博士が書いた「グラッサー博士の選択理論」という本を紹介しています。
自分は、この基本的欲求でいうところの愛・所属の欲求が低く、自由の欲求が高い自分ですが(だから物書きを目指しているのかもしれませんが)、それでも人間1人では生きていけないことを自覚しているし、人間関係が良好であれば、多くの人に貢献できるし、多くの人に囲まれた人生を送ることができる。
良好な人間関係を築く技術を学ぶには、とても良い本だし、よく成功哲学で言われるような「貢献する人生」を送るなら、ぜひ理解して実践したい考え方だと思っています。
ただし、この本はかなり分厚いし、表現も硬かったりしていて、読むのに時間がかかる。それでも充分読む価値のある本とは思うし、実際に「何回も読んだ」という人もいますが、
「少し興味がある」程度で読み出すと、おそらく挫折してしまいます。実際に自分がそうでした。「本を書いたことがある」「小説の新人賞に応募したことがある」なんて言われると、多読と思われがちですが、全然そんなことはない。本を読むのが遅くて困っているほどです。
グラッサー博士の本については、選択理論を知って、1年近く経ってから読み始めたような気がします。その前には買っていたのですが、なかなか本を開く気にはなれなかったのです(・・;)
〇グラッサー博士の本を読む前に
それでは、他にわかりやすく選択理論について書かれた本はどれか、と言われると、「人間関係をしなやかにするたったひとつのルール」(渡辺奈都子著、Discover21刊)という本です。
ちょうど著者の渡辺奈都子先生の講演があったので聞きに行ったのが、この本を読むきっかけです。その後、選択理論について興味を持つようになったのですが、その経緯についてはこちら。
この本は、「選択理論アイランド」「外的コントロール島」という表現を使っていることからわかるように、選択理論をわかりやすく、しかも優しい語り口で書いています。
サブタイトルに「はじめての選択理論」と付けられていますが、まさしく、初めて選択理論を学ぶ人にはもってこいの内容です。
しかも、柔らかい口調で書かれているせいか、読後ホッとするような、不思議と暖かい気持ちにさせてくれる本でした。
そうか、これでいいんだ。こんな感じで人と接するようにすれば、人間関係が良くなるんだ。これを実践すれば、殺伐とした人生を送らずに、明るく、楽しく生きることができる。
どこか心の重荷になっている部分を取り外してくれた1冊だったと同時に、自分が他人に対して、どう接してきたかを振り返る本にもなりましたヽ(*´∀`)ノ
この本の具体的な感想については、また個別に記事にしていくか、選択理論のメカニズムについての記事を書く過程でこの本を紹介するか、今のところまだ迷っていますが、どちらにしろ本を読んで思ったことを、どこかに書いていきたいと思います(^^)