人生3大出費と言われるマイホーム、生命保険、教育費。このブログでも生命保険に関する記事を多く書いてきました。
なぜかというと、無駄に入っている人が多いから。短期間ですが、自分も以前金融リテラシーがない時に無駄に入っていた時期があったから。
すぐ解約しろ!と言いたくなる人がとても多い生命保険。今回まとめ記事を作ることにしたので、無駄にはいり続けていると感じた方はすぐ解約しましょう。毎月お金を無駄に捨てるだけです。
※ちなみに僕はFP2級を持っているものの、保険営業の経験はないことを考慮に入れてご覧ください。ただし、その分、保険会社の人が言いづらいようなことも書いているつもりです。
この記事の内容
■基本的なスタンス
僕の基本的なスタンスについては次のとおりです。これだけでも、多くの人は保険が不要であることに気付くでしょう。
しかし、本当に必要な人もいるので、そういう方は必要期間だけ、必要な保障を付けるようにしましょう。
(1)死亡保険
自分が死んで誰も困らなければ不要。よって、独身で両親が経済的に困っていなければ不要です。なので、独身の人で死亡保険に入る必要性はほとんどありません。必要となるのは、次の場合に限定されます。ただし遺族年金、会社員であれば死亡退職金なども出ることを考慮に入れて、極力必要最低限の保障にしましょう。
(a)両親が経済的に困っていて、毎月仕送りしている人。負担かもしれませんが、両親の足りない額に対応できる分の保障は必要かと思います。もちろん、貯蓄で賄えるようになればすぐに解約。
(b)結婚して子供が産まれた場合。充分な貯蓄がなければ、やはり2000~3000万円程度の保障が必要。しかし子供が成人して働くようになれば不要。なので逓減定期保険で月々の保険料を節約することも考慮に入れるべき。
(2)医療保険
現在の公的保障を考えれば、99%の人は不要です。高額療養費制度を考えれば、入院や手術での自己負担額を払えない人はかなり少数派です。
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医療保険に入る必要のある人は全然貯蓄ができない状態にある人。目安は10万円の貯金もできないくらいの人です。でも、それぐらいなら両親が貸してくれそうな気がしますが。
(3)がん保険
これも99%の人は不要です。理屈は医療保険と同様、先進医療以外は高額療養費制度があるためです。
「2人に1人はがんになる」なんてことがよく言われますが、これは一生涯での話です。貯蓄できれば不要なので、10年後にがんになる確率から期待値を算出するのが合理的です。がん保険の場合、こういう確率論的な話をすると、いかに不要であるかがわかると思います。
(4)貯蓄型の保険(終身保険、個人年金等)
終身保険、養老保険、学資保険、個人年金などは基本的に貯蓄型の保険なのでまとめて書きます。
貯蓄型の保険も加入は慎重になったほうがいいです。基本的に付加保険料が高いので。付加保険料とは、証券会社で言うところの販売手数料です。
そもそも貯蓄するなら保険のスキームにこだわる必要は全然ありません。資産運用はもっと広い目線が考えないと泣きを見ます。
ただ、相続税対策を考えている人は考慮に入れても良いかもしれませんが、あくまでも選択肢の1つです。
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