・業務量や人間関係のストレスを我慢して毎日仕事に行っているが、一向に仕事が好きになれない
・頑張っているつもりなのに、全然報われない
・本当は好きなことだけして生きていきたいのに、そんなお金も時間もない
・会社を辞めて前からやりたかった事業始めたいけど、家族に迷惑がかかる……
・これまで頑張ってきたのに、努力が報われていない気がする
・頑張らないことは悪いことだと思っている
そんな気持ちの時におすすめしたい一冊の本を読みました。
今回紹介する本は、「好きなことだけして生きていく」(心屋仁之助著、PHP)という、これまた自由の欲求をそそられるタイトルの本です。
心屋仁之助さんといえば、他にも多くのベストセラーを書いている著名な心理カウンセラーですが、心屋さんの本は初めて読みます。完全にタイトルに惹かれての衝動買いです。
この記事の内容
■読後の印象
読んだあと、とても心がラクになる感じの本です。具体的には以下のような心理状態になります。
・もっと自分に正直に生きて良いんだ
・そんなに肩の力入れて頑張らなくていいんだ
・タイトル通り、好きなことだけで生きていくのが一番幸せだ
・今まで他人の目を気にしすぎて嫌なことを我慢してきた。もっとラクに生きよう
・もっと自分を好きななろう、大切にしよう
・人に迷惑かけてもいいんだ。もっと助けられていいんだ
・もう頑張るのは辞めよう
・最近楽しいことしているかなあ
この本を読んで思ったことは、「好きなことをせずに、嫌いなことを我慢して仕事が続けられるほど世の中甘くない」ということです。
どこか仕事のストレスを我慢してしんどい思いをしている人には、ぜひ読んで欲しい一冊です。
ちょっと会社を辞めたくなってしまうような読後感もありましたが、それはそれで、翌日辞表を出すのもありでしょう。たぶんそれが現時点で適切な選択なのだと思います。責任は持ちませんが……。
■心に残った文章
・「自分には価値がある」ということを信じるための第一歩、それは、まずは頑張るのをやめること。
・「大きく見せようと頑張っている人」と「自然体で楽しんでいる人」。どっちに人は集まるでしょう?
・僕は思いを変えました。そんな「役に立つ自分」「頑張る」「我慢の自分」をやめて「もう好きなことだけしよう」と思うことにしました
・自分が働こうが、働くまいが、誰かの役に立とうが、立つまいが、自分が何をしようが、しまいが、自分という存在は豊かさを受け取る価値があることを知っているので、お金なんて追いかけなくてもいい
・みんなが好きなことを我慢しているから、ズルい、とつぶしあって、自殺者が多かったり、不満が爆発して、社会に問題が起きるのではありませんか?
・家族の幸せのためにお父さんは頑張っているわけですが、お父さんが頑張って会社に通い続けることが、家族にとって幸せとは限りません。家族は幸せでもお父さんが不幸なら、そんなの何の意味もない。
・頑張らないのは悪いことだ。頑張らないあなたはいけない子だ。頑張ったらほめてもらえる。よくできると愛される。(中略)自分がずっと信じてきたこの価値観をどこかで捨てないといけないのです。
・自分を「すごい」と思って、そういうことにしておくと、周りがそれに合わせて動きだします。
・与える楽しみと受け取る楽しみを両方味わえる人になる。
・「いい人」をやめて、会社を休む、さぼる、仕事をしない。これを加速させていきます。
・好きなことをして、仕事はしない。人に迷惑をかける。人に助けてもらう。嫌な人になる……。そんな生き方をしていたら、罰が当たらないでしょうか?残念ながら罰は当たりません。
・自分を非難する人から、少しでも早く遠ざかる。避難する、戦わない。物理的に遠ざかれないときでも、心の中では相手を消してしまう。すると、相手が変化するのです。
・なぜかわからないけれど、やっぱり好きで、なぜかわからないけれど、そこにふれているとテンションが上がる。それが「本当に」好きなものではないかと思うのです。
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心屋さんの本については、最近もう1冊読みました。「がんばらない成長論」という本です。
どちらかというと、自己啓発書の内容を実践しようとして、逆に視野が狭くなってしまった人向きな感じがしました。良かったら併せてご覧ください。
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