自分の気持ちを伝えるのが苦手な方へ|その気持ち「伝わっているか」

シェアする

自分の気持ち 伝える 苦手

文章でもコミュニケーションでも、自分の気持ちを伝えるのは苦手だなあ。そう感じることはないでしょうか?

なんか、相手に全然伝わっていない、興味を持ってもらえない。ビジネスでも恋愛でも、そう感じたことがどれだけあったか……。

今回紹介する本は「伝わっているか」(小西利行著、宣伝会議)。ライティングの勉強で参考になると勧められて読んだ本ですが、日常のコミュニケーションでも役に立つ本と感じました。

今回、「伝わっているか」を読んで、感想を書きたいと思います。

スポンサーリンク

■「伝わっているか」はこんな方におすすめ

「伝わっているか」は、コピーライターが書いた本なので、自分のように書く仕事をしている人には、とても目から鱗の内容とは思います。

しかし、作家・ライターに限らず、日常のコミュニケーションや、議事録やメールなど、仕事で文書を書く際にも十分役に立つ内容です。

具体的に例を挙げると、こんな方におすすめかと思いました。

・自分の気持ちが相手に全然伝わらない

・売りたい商品・サービスが思うように売れない

・恋愛ではデートに誘っても断られる

・出会いを求めても、合コンすら開いてもらえない

・嫌なことを止めてほしいのに、それが伝わらない

・イベントやセミナーで人を集めたい

・自分のアイディアが受け入れてもらえない

・コストをかけずに商品・サービスを売りたいがどうしたら良いかわからない

・夫婦仲を取り戻したいが、なかなかよりを戻せない

・上司や部下に好かれない

■「伝える」と「伝わる」の違い

自分の気持ちがなかなか伝わらない。相手に自分の言いたいことを伝えることがなかなかできない。

この場合、「伝わっているか」の冒頭を読むと、そもそも「伝えよう」としていることに問題があるかもしれないと気付くかもしれません。

「伝える」と「伝わる」似ているようで、実は違いがあります。以下のように考えれば、ベクトルが真逆なのがわかると思います。

伝える……自分が相手に何かを一方的に発信する

伝わる……相手が自分の言ったことを受け入れる、理解する

以下、「伝わっているか」の冒頭を抜粋します。

「伝える」ことばかり考えると、結局、相手のことを考えず、自分の意思を押し通すエゴになってしまう

答えはいつも、相手の中にある

おそらく、自分の気持ちが伝わっていないと悩んでいる人の多くは、相手に「伝わる」ことを意識していないかもしれません。

「伝わっているか」では多くのメソッドが書かれていますが、どのメソッドでも「伝える」よりも「伝わる」にはどうしたら良いか、という視点で書かれています。

「相手の立場に立って考える」とは、耳にタコが出来るくらい聞き慣れた言葉かもしれませんが、これは自分が「伝える」ことと相手に「伝わる」ことの違いを認識して、共通点を探ることだと感じました。それが、次に紹介する「共感図」です。

■共感図

自分の気持ち 伝える 苦手

※参考:「伝わっているか」P57

共感図とは、自分の伝えたいことと、相手の望んでいることが重なる「共感ポイントを探る」こと。

上の図を参考に、自分の気持ちと相手の気持ちを整理して書き込むと、共感ポイントが整理されて、伝わる言葉が見つかる。ということです。

「伝わっているか」では相手に合コンを申し込む際を例に取っていますが、これは当然マーケティングや商品開発にも役に立つとのこと。

自分の商品の特徴と、相手のニーズの共通点を探る際には、これが基本になりそうですね。

■アイデアを出す方法「ひらめきスロット」

「伝わっているか」では、アイデアを出す方法として、「ひらめきスロット」というのが紹介されています。

「ひらめきスロット」とは、次のような公式のようなもの。

(新しい+テーマ)×(ターゲットが好きそうな言葉)=「アイデア」

※「伝わっているか」P138抜粋

例えば、

新しい病院×お菓子=お菓子の病院

新しい病院×遊べる=遊べる病院

新しい病院×ゲームが好き=ゲームセンター病院

※「伝わっているか」P139抜粋

このように考えるだけで、特徴のある、エッジのある商品・サービスのコンセプトが生まれそうです。

■相手に伝わる言葉を生み出す「スリーポイント」

相手に伝わる言葉を生み出すには、次の3つのステップで文章を考えれば良いという考え方。「伝わっているか」では「スリーポイント」と言っています。

・目的

・相手の気持ち

・解決策

例を挙げると……

男の子なんだから、人前で泣いてはいけません!

目的:人前で泣かせない

相手の気持ち:悲しいのは仕方ない

解決策:泣いていいけど、人前じゃなければいい

悔しかったら泣いていいよ。友達に見られるから、部屋にいくかい?

※伝わっているかP201抜粋

誕生日なんだから、いいレストランに生きたいわ。

目的:いいレストランに行きたい

相手の気持ち:そりゃ行きたいけどお金がない

解決策:思い出づくり+後で節約しよう

ねえ、誕生日の思い出にいいレストランに行かない?それで、明日から1週間ほど節約しましょ。

※伝わっているかP202抜粋

これらの例を上げて考えると、このように3つのポイントに分解して言葉を考えるだけで、相手を強制する言葉から、思いやりのある言葉に変えることができます。素晴らしい。

思いやりって、各々のマインド次第だと思っていましたが、それを形にするのは、なかなか難しいもの。でも、こうすることで、相手に、自分が思いやっていることを伝えることができるんですね。

■まとめ

・自分の気持ちを伝えることが苦手だと感じたら、相手の気持ちを考えてみる

・「伝える」と「伝わる」の違いを認識して、共通点を探る

・掛け合わせで新しい価値を創造してみる

・目的、相手の気持ち、解決策に分解して思いやりのある言葉を作る

ライティングの勉強のつもりで読んだ本なのですが、日々のコミュニケーションや思考でも通用する良書でした。

もちろん、書くことを仕事にしている人にとっては、とても本質のついた良書だと思います。

■他の文章術の本の紹介

「10倍速く書ける 超スピード文章術」(上阪徹著、ダイヤモンド社)という本の書評です。文章術に興味のある方は、こちらもご覧になってください。

最近、文章術を学ぶ機会が多いので、こういった本も多く紹介したいと思います。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

関連コンテンツユニット
スポンサーリンク
この記事をお届けした
解放デビューの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!