酷道という言葉があります。一般国道で乗用車の通行が困難な場所です。国道439号とか、425号とか、「落ちたら死ぬ」で有名な国道157号とか通ったことがありますが、道路がクネクネしている挙句にガードレールがなかったりして、死ぬかも(・・;)と思ったことがあります。
酷道というと、一般的には険しい山道に多くありそうな、そういう道路の舗装も充分されてなくて、身の危険も感じるような場所が多いのですが、今回行ってきた酷道は、そういうイメージとは少し違う国道の話です。
そもそも酷道なのか?という気もしますが、実際に車で通行困難どころか、車が通れないですから、そういう意味では酷道と言えると思います。
この記事の内容
〇国道339号階段国道
青森県の龍飛岬という、青森市からひたすら端っこまで北上していく、かなり行く機会の少ない場所にあるのですが、階段が国道として指定されている、かなり珍しい場所があります。
どうやらこのように階段が国道で指定されているのはこれから書く国道339号だけみたいで、場所も場所でかなり行きづらいので、青森に駐在しているうちに行ってしまおうということで、また後で書く青函トンネル記念館と併せて行ってきました。
この日は朝方に出張帰りの友人を捕まえて、鶴亀屋食堂で大盛りのマグロ丼を食べてからひたすら北上して、青函トンネル記念館に行って、そのまま階段国道に向かいました。これが階段国道の標識です。
酷道というよりは観光スポットという感じ。
以下wikipediaより抜粋。
国土交通省や青森県によれば、指定当初は坂道になっていて、名物として残すために地元の声によって階段が整備されたのは国道指定の20年近く後のことである。階段国道の区間をショートカットする自動車通行可能な道路は別に存在することから、自動車通行可能な側を国道に指定し直そうとしたところ、地元からは「この方が観光名所になるから」との旨により指定変更を中止させたという話がある。
つまり、「せっかくの全国唯一の階段国道なんだから、国道として残して観光地にしよう」というのが、今でもこのような階段国道として残っている真相のようです。つまり、確信犯的に国道の名を残したわけです(笑)
行ってみたら、たしかに長い階段でした。国道として残っているだけあって(?)、かなり長い階段で、上りはかなり運動になります。てか、ちょっときつかった(笑)ダイエットにはかなり有効な場所かもしれません。←行く機会がほとんどないと思いますがwww
自動車が通行不可能だけど国道というと、九州と本州の境目にある関門海峡人道トンネル(国道2号)を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、こちらはエレベーターで地下に行って歩く国道です。ここについても、いずれ書いていきたいと思います^^
〇龍飛岬
ここまで来たら、龍飛岬まで行っちゃいます。北海道は目の前ですヽ(*´∀`)ノ実際に電車で北海道と青森の県境を何回も跨いだ旅をしたことがあるのですが、これはまた別の記事で。
逆側、青函トンネル記念館が見える眺めも素晴らしいです。なお、この帰りに、サルと遭遇しています。この様子はこちらでどうぞ(^^)
日帰りで弾丸の旅でしたが、最後にサルと出会えたこともあり、かなり楽しい旅になりました。