前に書いた「サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていく29の方法」の感想の続きです。前回は第1章の感想ですが、今回は第2章「他人に人生を支配されない」、第3章「好きなことを思いっきりやる」です。
第1章はマインドセットに特化した内容で、「これはできているなあ」「これはできていないなあ」と実感して、実行力を奮起させるのは第2章以降のような感じがしました。よって、今回は自分が継続的に実践していこうと思う点や、改善すべき点を主にシェアしていきたいと思います。
この記事の内容
〇仕事をつまらなくしているのは結局自分なんだ(P102~)
作家やプロブロガー、専業アフィリエイターになりたい、俳優や歌手になりたい、居酒屋を経営したい、仲間と一緒に起業したい、いやいや働かずに投資だけで食っていきたい……。
本当はこれで食べていきたいけど、収入が不十分だから仕方なく会社勤めしている人はかなり多いと思います。いろんな記事で自己開示しているように、自分がまさにそういう状況で、直木賞や本屋大賞のようなビッグタイトルまではいかなくとも、webや紙媒体での収入が増加した時点で独立して個人事業主になる予定です。
そういう人にとって大変なのは本業に対するモチベーション維持なんだろうと思います。できれば仕事している時間は無駄だから排除したい。だから飲み会なんかもっと煩わしい。給料とは時間的拘束に対する慰謝料だ。同僚の顔なんか見たくない。
極力こういう嫌な気持ちになるのは避けたいものですが、今の会社とは別に夢を持っている以上、自分の将来の方向性と逆行するわけですから、こういう気持ちになるのはある意味当然の感覚です。副業している人であれば誰でもぶつかる壁だと思います。
ただ、これも今の仕事の環境のせいではなく、自分の仕事の取り組み方の問題だと。仕事をつまらなくしているのは自分だと。大事なのは今の会社で独立した時にどう役に立つのかということを考えること。
変えられない事実を見るのではなく、捉え方を変えることって本当に大事だと思います。これは自分がとあるセミナーを受けて、やはり会社員から独立して全然別の仕事している人もそうおっしゃっていました。
今の仕事は全然無駄だと感じるなら、長期間貯蓄を切り崩して生活することを覚悟して辞めていくしかない。でも、そう決断する前に本当にそうなのか?自分の立場だけで考えて無駄と言っているのではないか?誰かの役に立つとか、誰かが気持ち良く仕事できるために悩んだことがあるのか?今一度考える必要があると感じました。
実際に独立した人や転職した人を見ると、前職でどういうマインドで仕事していたか、能力を発揮していたかは何となく滲み出てきているような気がします。
自分の主張を一方的に押し通して道を切り開いていくのは大事だと思いますが、その主張にどんな人が入っているかを、突き詰めていく必要があると感じました。
〇普通を求めると、だんだん動けなくなってくる。(P130~)
ちょっと本に書いてあることと趣旨がずれる覚悟で書きますが、「普通に」という言葉、何げによく使っていたように思います。
「普通そんなことしねえだろ」「普通するだろ」職場の日常会話でもよく聞こえる言葉です。というか、自分もよく使います。でも、それは価値観の押し付け、外的コントロールの一種なんですよね。
「お前は常識ないのか」「お前の感覚は人とずれている」と言っているのと一緒なので、言われた人はまず良い気持ちがしません。
この本では「自由に生きるということは平均値と決別することだ」と書いています。普通という言葉を使うのは、相手に対して自由を奪う行為だと思いました。自分は自由の欲求が強いから、そう考えると少し恐ろしくなりました(´Д`;)
別の本の書評でも書きましたが、おそらく職場や友人の価値観と同じ感覚でお金を使っていくと、間違いなく経済的に破綻します。上記のように自分の価値観を押し付けて「普通」という言葉を使うのも避けたいし、周囲の価値観に合わせて「普通」という言葉を使うのも避けたい時代なのは間違いないです。
〇好き勝手なことをしていると、自然と恵まれる(P160~)
一般人とは突き抜けたマニアックなレベルまで趣味を極めると、出版、講演、アフィリエイト収入等で収益を得ることがあります。金額的には大きくないですが、これは自分も経験しました。こういうことは本当にあります。
自分の趣味をとことん極めている人は、仕事=趣味にしてしまおうと考えている人が多いので、とても面白い人が多いですし、皆が興味を持ってくれます。
書籍や講演のような直接的な収入でなくとも、そういう趣味を持っていることで面白い奴と思われ、営業職の人なんかは有利に働くこともあるかもしれません。
何よりも、自分の好きなことを押し殺して生きていくのは地獄です。自分で自分を刑務所に入れるようなものです。これからも相手のニーズと自分の好きなことを一致させるよう考慮しながら情報発信していくようにしたいです。
〇夢は紙に書き出すほど、けっこう手に入る(P214~)
「自分の夢をノートに書き出しなさい」「欲しい車の写真や、旅行したい場所の写真を貼りなさい」「理想の生活を想像して似たような写真を集めなさい」というのは、ほとんどの自己啓発書で書かれていることですが、これは意外とバカにできません。願望を明確化するには有効だからです。
「嫌だ嫌だと言いながら会社に行く」「ダイエットしたいけど、逆に太った←(人のこと言えずwww)」のも、願望が明確化されていないからです。
それでは、自分は何が欲しくてどういう生活をしたいのか、最低100個は紙に書き出して、定期的に直すようにしています。この辺についても、自分のこだわりをシェアしていきたいので、別の記事にしていきたいと思います。
〇すばらしい出会いをとことん楽しむ(P222~)
最近気安く使いたくない言葉に「人脈」という言葉があります。人脈というと「異業種交流会」「名刺交換会」のようなもの参加して、とにかく知り合いを増やすことをイメージしてしまうからです。
異業種交流会や名刺交換会でも貴重な出会いがあったりするので、これは本人の参加の仕方の問題だと思います。やはり、この本に書いてあるように「パートナーシップ」という言葉を使っていきたいと思います。
アチーブメントの研修に参加したことある方なら(←てか、この本の立花さんも参加していると思われる)、「パワーパートナー」という言葉を想像すると思います。
僕が応援したいと願い、実際に応援している人たちのことであり、その人が成長・成功することがその人の成長・成功にも寄与できるような、双方向の関係です。(P225引用)
作家とかプロブロガーの役割というのは、これを徹底的に追求することだと思います。どちらも成果報酬なので、この考えからなるべく外さないように情報発信していくことが、高収入の近道だと考えています。
決してハードルの高い話ではなく、「こんなことも言うと、役に立つ人もいるのかな?」そんな程度で書き留めることで問題ないように思います。
立花さんは、独立直後1ヶ月に115記事を書いていたと言います。No second lifeを見ても結構文字数の多い記事も多いので、独立しているとはいえ相当な作業量です。(平均2000字としても、230,000字、これは長編小説2冊分くらい)
今月はせいぜい70記事程度で終わりそうな自分でも思うのですが、これは並大抵のマインドでできる作業ではないです。「本当にみんな読んでくれるのかな?稼げるのかな?」そういう思いが何度とよぎるので。その辺のマインドについても、実績が出てきたら別途書いていきたいと思います^^