会社を辞める前は、引き継ぎとかもあるし、いろいろ諸手続きもあるので、何かと時間が取れなかったりしますが、できれば有休は使い切りたいところです。
そして、使い倒すのは有休だけではありません。福利厚生も使い倒すことが重要です。健康保険にカフェテリアプランに、見落としていることはないでしょうか?
■人間ドックは早めに
最後の最後まで会社員であるメリットは使わない手はありません。会社員であるがゆえに、安く、またはタダ同然でできることもあります。
そのうちの1つが人間ドッグです。人間ドックは健康保険を使っているので、会社によってはタダでできたり、1万円程度でできたりします。会社を辞めたらそんなことをするのは難しくなります。
よって、人間ドックは会社を辞める直前に受けておくのがベストなタイミングです。フリーランスになる場合、翌年からは原則高くなってしまいますから、なるべく経済的負担を抑えるために、退職ギリギリのタイミングが良いのではないかと思います。
なお、自営業の人間ドックについては、また別記事で紹介していきたいと思います。ただ、どうしても会社の組合の健保とかに比べると、やはり自己負担額は大きくなりますね。
■入院する必要があれば退職前
会社員をやっていてだいたい5日以上入院すると、傷病手当金が受け取れます。傷病手当金といえば、うつ病で休職した際に最長18ヶ月支給されることとしても知られていますね。
僕も2年前良性の腫瘍が発覚して10日ほど手術入院しましたので、申請して傷病手当金を受け取りました。
しかし、傷病手当金は、フリーランスになったらありません。なので、退職後に入院すると、実質自己負担額が大きくなります。
なので、入院する必要のある病気やケガがあれば、退職前に入院することをおすすめします。
※高額療養費制度については、退職後も国民健康保険で適用されます。
■カフェテリアプラン
人間ドックもそうですが、年度の前半で会社を辞める場合に気をつけたいのがカフェテリアプラン。
会社によって金額は違うと思いますが、1年に1回、数万円分のポイントを付与することによって、様々な福利厚生メニューを利用していく制度です。
これは速やかに使ってしまったほうが良いのは言うまでもありません。これ、案外忘れがちです。退職の準備にバタバタして忘れてしまわないように注意しましょう。
退職前にきちんと人間ドックを受診して、カフェテリアプランを利用するだけで、10万円くらいの差は出てくるものと思われます。