消えたい、辛い……。もうどうでも良い。何にもやる気がしない……、自分なんてもう価値がない……。
それぐらいに心が弱ることがあります。仕事や家庭での出来事が原因で、毎朝起きたら動機が止まらないくらいの不安に襲われて、暴れたくなることもあります。
例えば、どうしようもなく会社に行きたくなくて、不安で胸が締め付けられるんだけれども、刻一刻と出社の時間が迫っている。そんな経験はないでしょうか?
今回、最も心が弱っていてしんどい状態の時、人はどうすべきか、思うところを書きたいと思います。
■何もかも捨ててしまう
一番この状態を簡単に脱する方法のうち、最も簡単な方法が、何も捨ててしまうことです。
会社に原因があれば会社を辞める。いや、転職しても同じこと繰り返すよ、と言う声も最もなのですが、それは向き不向きがはっきりする前の話です。
会社員に向いていない人はたしかにいます。自分も向いていない人ですが、おそらく会社員の多くは、会社員に向いていないのに会社勤めをしてしまってはいないでしょうか。それとも、職種を間違っているか。
会社には会社のメリットとデメリット、自営業にもメリットとデメリットがあります。会社員としてのデメリットも、人によっては致命的なほど大きかったりします。
ストレスの原因になるものを捨てることができれば、それだけで多幸感に満たされるでしょう。それが会社であれば、会社員の肩書きを捨てる必要が出てきます。
そもそも、会社員に向かない人は社会不適合者ではありません。別の職種かフリーランスに向いているだけです。
【関連記事】会社員が合わない人は独立向きか?それともただの社会不適合者か?
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ちなみに、興味のない仕事でずっと頑張ってしまうのは、とんでもない危険なリスクを抱えています。
【関連記事】興味がない仕事で頑張ってしまうのが本当に怖い理由6つ
■徐々に捨てていこう
いやいや、簡単に言わないでくれ。すぐに会社を辞めたら収入源がなくなるではないか。もっとしんどい思いするだけじゃないか。
たしかにそうです。貯金10万しかないのに、簡単に会社辞めたら路頭に迷ってしまいます。また、それこそ転職しても同じことを繰り返し、どんどん条件の悪い仕事に就かないといけなくなることもあるでしょう。
何も今すぐ辞めよう、というわけではないです。消えたい、辛い、それぐらいの心境であれば、そんなにのんびり構えることもできないと思いますが、
お金がなければお金を貯めて、他の収入源がなければ、収入源を築くことから始めることになります(転職したい人は転職サイトに登録したり転職活動する)。
会社を辞めて、そのまま無職で貫くなら、結構莫大な資産を築いていく必要がありますから、お金を貯めつつも、別の収入源を安定させていく必要があります。
でも、まったくお金を貯めなくて良いか、と言われればそうでもなく、会社から逃げ出した後の収入激減に何年か耐えられるだけのお金を貯めておくのが良いと思います。
経験上、以下に書いてあるくらいの金額が貯まると、かなり気持ちが楽になります。「これで会社をバックレても何とかなるや」みたいな安心感が出てきます。
【関連記事】会社を辞めるために必要な貯金額は?収入は?組織から抜けたい方へ
とにかく、金がなければ金を貯めましょう。給料以外の収入源を作りましょう。なんだかんだ言って、束縛から自由になるにはお金が必要です。
■今までとは違う人間関係を築こう
これは他の記事でも何回か書いていることですが、それくらい重要度の高いことだと思います。
例えば会社が嫌で嫌で仕方ないのに、人間関係が職場だけ、というのはとても問題です。人間の心を追い詰めてしまいます。
自分がとても重要視しているのはこの部分で、職場や家族以外のコミュニティーを築くって、すごい大事なことだと思います。
【関連記事】職場や家族以外のゆるいつながりでかなり救われた気がしている
上の記事に書いてあるような、家族でもなければ、仕事でも直接繋がるような関係でもない、こういうゆるい繋がりって、本音を言いやすいし、自己開示がしやすいんです。
で、結果として自己否定が少しずつ外れていき、自己肯定ができるようになっていきます。この時には、既に「消えたい」とか言う気持ちが消えているのではないかと思います。
価値観を変えるには、やはり付き合う人を変えるのが一番です。そして、既存の付き合いに対する執着を捨てることです。
個人的な話をすると、去年から意識して実行してきたことですが、今年は時間と人間関係の断捨離が非常に大きなテーマになってくると思っています。
会社を退職して、好きなことだけに選択集中する人生、この一言だけでもとてもワクワクしてきますね。
そうなんです。視点を変えてみることでスッキリすることもあるんです。今の環境に執着することに、何の意味もないのです。
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灰色少女の声という絵本の書評です。どうしようもなくしんどいとき、不思議と心が軽くなる絵本です。共感できるところ多いです。