人生が面白くないと思うなら「ヒーローズ㈱」を読んで元気をもらおう

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「ちょっと今から仕事やめてくる」の作者の北川恵海さんの新作「ヒーローズ㈱」(メディアワークス文庫)を読みました。

この小説の冒頭に書いてあるセリフのように「人生が何も面白くない」と思っている人、「おれの人生何なんだ」と思っている人、会社の仕事がうんざりするほど嫌になっている人が読むと心が軽くなって元気が出る小説です。ネタバレしない範囲で紹介していきたいと思います。

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■総評

「ちょっと今から仕事やめてくる」同様、読みやすい文体でサクサクと読むことができるので、あっという間に読み進めることができます。自分でもページの進み具合にびっくりしてしまいました。

シリアスな展開はあるものの、重苦しい感じも全然ないので、スッと小説の中に入り込むことができます。

登場人物はやや漫画っぽいものの、とてもイキイキしていて好感が持てます。漫画っぽいのに人間味溢れていて共感持てるというのが正しい表現かも。登場人物のおかげで、読み進めるうちに元気が出てきます。

ちょっとどんよりした気分のときは心が軽くなるのではないでしょうか?面白くない人生だと思っていたならば、その悶々とした気持ちも少しは晴れるかもしれません。

仕事にやりがいを見いだせない人は、仕事のやり方を変えて面白くしようと思えるかもしれません。または会社を思い切って辞めて転職したり独立したりするかもしれません。

元気が出てくる小説であると同時に、優しさを感じる小説です。これは「ちょっと今から仕事やめてくる」でも感じたことですが、現代社会に疲れた大人の人たちを励まし、人生のヒントを与える一冊です。

■印象に残った言葉

〇成功への唯一の近道は、遠回りをすることです

何も失敗することなく、間違った道を歩むことなく、ひたすら成長を続けて成功していく人は誰もいません。綺麗事ではなく、実際にそうですよね。

生まれた頃から裕福で、小さい頃からモテていてスポーツ万能で、頭も良くて東大に現役で合格して、留学もして英語と中国語はペラペラで、就職して数年間会社員を経験した後に、独立して会社を興して大成功して巨万の富を築く。

そんな挫折も苦悩もない人なんて見たことありますか?ないですよね。成功の形はみんな人それぞれですが、そこには過去の失敗や悩み、トラウマが背景になったりしています。

失敗や面倒なことから避けて近道ばかり探っては成功できない。わかっていても人間は楽な方に流されてしまうもの。でも、それが結局夢の実現を遠ざけてしまうのでしょう。

〇人は考えることを放棄した瞬間、人間じゃなくなるんスよ

ヒーローズ㈱の社員のミヤビが過去を自己開示する時に出てくる言葉です。彼は小説の中で、何度かこの発言をしています。

現代社会で生きづらさを抱えている人たちがドキッとしてしまう言葉ですよね。

自分で考えるようなことをせず、周りに流されてしまうことは自由のない苦痛な人生です。

「誰かがこうしているから」

「みんな同じようにしているから」

「普通はそうだから」

そんな理由で、自分の行動を決めてしまいます。周りに流されて、本当の自分の気持ち、夢、ビジョンがわからなくなってしまう。他人が勝手に決めた正しさを押し付けられてしまう。これは生き地獄です。

「あいつは人と違うから」

「みんなあいつのこと嫌いだから」

「あいつは変わっているから」

「あいつ、何か浮いているよね」

そんな理由で他人を排除してしまう。

小さい頃、同級生をいじめたり無視したりしていた人は、その人のことを本当に嫌いだったのでしょうか?もしかして、「みんなが嫌っているから俺も嫌い」なんて理由でその人を排除してしまったりしていなかったでしょうか?

【関連記事】人と違うことは間違いじゃない|他人との違いを感じて苦しんでいる方へ

そして大人になった今、「みんながこういう仕事しているから」「みんなこう言うから」「こういう仕事しないと上司が文句言うから」という理由で仕事していないでしょうか?まさに心が死んでしまった状態です。

正直、これだったら暴走して会社内にあるものをすべて破壊して会社を辞めてしまった方がまだマシなんじゃないかと思うくらいです。

で、実際にこういう我慢が結局、本当に取り返しのつかない問題行動に繋がると思っています。

自分で考え、自分で決め、自分で行動する。これがない限り、どんなにお金を持っても幸せにはなれないでしょうね。

■関連記事

【関連記事】会社が辛すぎる人おすすめの小説「ちょっと今から仕事やめてくる」の感想

「ちょっと今から仕事やめてくる」の書評はこちらです。まだ読んでいない会社辞めたい人は必読です。

去年読んだ小説で、最も印象に残った本です。ヒーローズ㈱同様、とても読みやすくて、あっという間に読み終えることができます。

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