「夢を叶えたければ、実際に口に出しなさい」という言葉、自己啓発書を読んだことがある人なら一度は耳にしていますよね。
実際に夢を語るというのは大事だし、語っている瞬間はワクワクすると思うし、夢を持っている人と一緒に、お互い高め合いながら生きていきたいですよね。
しかし、この「夢を語る」という行為に対して、「気持ち悪い」とか「うざい」とか言ってくる人がいます。結論からいくと、こういう人とは決して付き合ってはいけない。
夢を語ることに対して否定的なんですから、典型的なドリームキラーです。こういう人からは、今すぐ離れないといけません。でも、なんでそういう人が多いのでしょうか?
■否定的になる気持ちもわかるけど……
夢を語ることに否定的な大人はとても多いです。そして、自分も知らず知らずのうちに、人の夢を否定してしまっているかもしれません。
「たぶんこいつは無理だろうなあ」と、評論家目線で考えてしまうこともあります。そんな自分がとても嫌なんですけどね。
人の夢に否定的になる気持ちもわかるんですよ。「なんか宗教にはまったんじゃないか?」「どこのネットワークビジネスだ?」「高い自己啓発セミナーに騙されてないか?」そう疑う気持ちはわかります。
実際にネットワークビジネスの勧誘目的で近づいてくる人は自分の夢を語ったりしますし、本当に役立つかどうか疑わしい情報商材でも、夢のあるような話とかしてきますよね。
夢を語ることが良いとは決して限らないのです。上記のような人が語ってくる夢って、本当の夢なのかな?と思うことがあります。
よくよくそういう人の夢を聞いてみると、どこか軸がブレていることが多い。夢を語ることは良いことだけど、それが本当に望んでいることでなければ意味がない。
だから、夢を語る人が気持ち悪いのではなく、願望が不明確なのにやたらと「私の夢は……」とか「必ず叶えます」とかやたら吠えてくる(いわゆるポジティブバカ)のが気持ち悪いのではないでしょうか?
だから、夢を語ることに否定的になってはいけないのです。でも、いつしか大人はこういう夢を語ることに否定的になっていきます。
■中学の文化祭での熱気球
中学3年のとき、最後の文化祭で熱気球を上げようという話になりました。
気球の中の空気やガスを温めて浮力が得られることで上がっていくという単純な原理で作った熱気球で、当日成功するか失敗するか、という緊張感の中で無事に熱気球を飛ばすことに成功し、クラス中、いや校内全体が湧き上がりました。これは大きな思い出の1つです。
この熱気球は、球体にクラスメイトの夢を1つずつ書いたものでした。同級生は、思い思いに自分の夢をマジックで大きく書きました。
「夢を書いた熱気球が空を飛ぶことに成功した⇒気球に書いた夢はきっと願うね」というコンセプトで作った熱気球は、校内で大絶賛でした。
■誰でも本当は夢を持っている
誰でも1度は夢を語っています。将来の夢を語っています。子供は語っていいのに、大人は語って悪いわけがありません。
心から望むことであれば、そしてそれが本当に人に役に立つものであれば、本当に楽しいことであれば、堂々と語った方がいいです。
言葉にすれば絶対に叶うわけではありませんが、言葉にすることによって、自分の本当の夢が段々わかってきたりします。
段々自分がワクワクする夢を明確にするには、言葉にするのは避けられません。書いたり話すことはとても大事なことです。
夢を語るのが気持ち悪いとか言ってくる人は、それを否定しているのですから、「お前は夢を叶えるな!」と言っているようなものです。でも、いつの間にかそういう大人になってしまうんですよね。
そんな純度の低い大人になってしまうと、どんどん心が死んでいきます。何のために生きているかわからなくなります。
夢を語ることに否定的な大人にならないように。夢を語ることに否定的な人とは付き合わないように。これは気を付けたいと思っています。
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