毎朝起きると、青空が灰色に見える。それぐらい毎日が憂鬱だし、そんな日々が虚しい……。ああ、やる気が出ない。
逆に毎日のようにすっきりと朝に目覚めることができて、常にポジティブな心で前向きに生きる。ああ、なんて素晴らしい1日、神様ありがとうございます……。
常に後者の心境の人は珍しいのではないかと思います。ほとんどの人は前者のような心境を経験したことがあるのではないかと思います。
短期的ならともかく、この虚しい、やる気が出ないという気持ちが続くのは、何とも言えずに嫌な気持ちです。
そして、会社員の場合、このような気持ちを人に打ち明けることができないのがまた苦しい。会社の人間関係なんて、近くて遠い存在だったりもします。
こういうネガティブな感情、本当に嫌でできれば味わいたくないんですが、いずれはクリアしてすっきりした日々を送れるとしたらどうでしょうか?少し心が楽になるのではないかと思います。
■やる気が出ない状態とは?
会社の仕事でもなんでも、そもそも、やる気が出ない状態とはどんな状態なのか?思いつくままに列挙してみると、こんな感じだと思います。
・直感が拒否している
・本当はしたくないことをしている
・本当はやらない方がいいことをしている
・理想と現実のギャップが大きくなっている
・行動の変化を促す黄信号
・好きか嫌いかで言われれば大嫌い
・人間関係に興味がなくなっている
・嫌いな人と関わっている
・自分に合わない環境である
・どんな本や映画を見ても効果なし
・ストレス発散のつもりで運動しても効果なし
・旅行しても効果なし
・美味しい食べ物を食べても効果なし
・逃げたい
・消えたい
・我慢して日々を過ごしている
・何をしても楽しくない
・どんな楽しいことをしていても辛い
・みんな話しかけないでほしい
・笑顔で話しかけないでほしい
・誰にも会いたくない
・こんなときに仕事ふってこないでよ!
・集中力が出ない
・人生ってこんなにしんどいのか
他にも出てきそうですが、キリがないのでこの辺にしておきましょう。
■心の悲鳴
こうして、「虚しい」「やる気が出ない」状態を列挙してみると、共通していることは心の悲鳴であることです。
心の悲鳴を感じると、不快感情を得るのが人間です。そもそも動物には、このような感情を得ることがないです。
個人的には、不快感情は一種の警報だと思っています。
流量でも圧力でも温度でも、設定値から大きく外れれば警報が出ますよね。さらに大きく逸脱すれば、ポンプやらヒーターが停止します。それと一緒で、感情は一種の計測機器なのかなと思っています。
計測機器ですから、設定値と大きく外れていれば、何らかの変化が求められているのです。機械品であれば、機械を止めて補修することになります。
■行動の変化を促す
よく「不遇の時代は行動の変化のとき」なんてことをよく聞きますが、まさにそうだと思います。
では、具体的に、どういうことが求められているかというと、
・お休みしてしまう
・思い切って逃げてしまう
・会社を辞めてしまう
・付き合う人を変えてみる
・お金の使い方を考え直す
・お金をもっと貯める
・自分の好きなことで副業を始めてみる
・本当に自分が好きなことで独立する
・思い切って異業種に転職する
・時間の使い方を変えてみる
・環境を変えてみる
・いつもと違った環境に身を置いてみる
・今まで読んでいなかった本を読んでみる
・余計なものを全部捨てて燃やしてしまう
嫌な感情に束縛されているときなんかは、自然とこのような行動に出たりしないでしょうか?でも、それはとても重要なことだと思います。
こうした不快感情が行動のトリガになることは珍しいことではありません。
自分もお金を貯め出したり、投資始めたり、副業で本を書き出したり、付き合う人を大幅に変えてみたり、これも全部不快感情がきっかけです。
ずっと多幸感に満ちた毎日であれば理想ですが、そういったことはめったにありませんからね。
制御工学では負のフィードバック(負帰還)というものがありますが、その負のフィードバックを正しく機能させるためにも感情はとても重要な役割を果たしているんだなと思います。
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