「人々が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことだ」
上の言葉はこのキャッシュフローゲーム101を開発したロバート・キヨサキ(金持ち父さん貧乏父さんの著者)の言葉です。
事実として一流の大学を出ている人が金持ちになれるわけではないし、中卒、高卒の経歴しか持たない人でも金持ちはたくさんいます。少なくとも学校教育とフィナンシャル・リテラシーはあまり関係がない感じがします。
そして、資産形成の原則である「収入-支出+資産×利回り」や、今回記事にするキャッシュフローゲーム101のゴール条件である「不労所得>支出」。誰でも理解できる公式ですが、経済的不安から解放されるには、とても重要な公式です。にも関わらず、こういったことは学校では教えてくれないんですよね。
これは日本だけではなく、アメリカもそのようで、それを危惧したロバート・キヨサキがキャッシュフローゲームを開発したみたいです。
自分もこのお金の勉強を始めた頃、時々このゲームをやっていて、いつの間にかルールを把握できるようになりました。ただ、このキャッシュフローゲーム、一番メジャーな101すら青森県内ではほとんどない。全然開催の場がないのももったいない。
ということで、以前中古で買ったのを使って、久しぶりにこのキャッシュフローゲーム101を開催してきました。
〇中古でも高いけど、買う価値はあり
青森県内では誰かに借りたり、共催したりしてきたキャッシュフローゲーム101ですが、さすがに月に1回ぐらいの頻度で開催するようになったので、自分でも買うことにしました。
ちなみにこのゲーム、ボードゲームなのに定価で20,000円しますΣ(゚д゚lll)そんなに頻繁に主催しないのであれば、あまり買おうと考えない値段です。
しかも、中古で買おうとしてもこれが結構高い。なかなか安いのが手に入らない。まず10,000を切って手に入ることがほとんどない。まず15,000円くらいは覚悟したほうがいいです。
このゲームが発売されてからかなりの時間が経ちますが、逆に言えばそれぐらい需要があるということです。しかも中古で買っても、ほとんど損傷なく、カードやゲーム用のドル紙幣を紛失しているということがない、保存性の良いゲームが手に入るので、少しでも安ければ買う価値はあると思います。
しかもなぜかロバートキヨサキの本やCDなど、特典の付くことが多い。自分も買ったときは、本が3冊付いていました( ̄▽ ̄)
【参考記事】
・キャッシュフローゲーム101のルールから学ぶ大事なお金の話
〇実生活や性格がリアルに反映されるゲーム
今回の参加者は、40歳前後の男性2名の予定だったのですが、そのうちの1名がお子さんを連れてきたので、計3名でプレイすることに。ちなみにキャッシュフローゲームは子供版も売られていますが、自分はそれを持っていないので、101をプレイしてもらいました。
このゲーム、弁護士や医者のような高収入職種での設定よりも低年収の職種の方がゴールしやすいんですよね。
このゲームのルールは不労所得>支出なので、支出の低いほうが、1回でも良い案件をつかめば、そのままゴールに繋がる可能性が高いんです。
今回はあまり時間もなかったので、高収入職種を除いて、他の職種の設定でゲームしたものの、結果は明暗が分かれることに。
1名はDoddasという無駄遣いをするコマやdoensizedという失業してしまうカードを何度も引いてしまい、お金のやりくりに困り、せっかく持っていた株も、銀行ローンの返済のために、さほど値上がりしていないのに泣く泣く売却する羽目に。
最後の方で持っていた株が急騰して、何とか破産を免れますが、時既に遅し。チャンスをつかむことなくラットレースから抜け出せず。
実生活で言えば、低収入にも関わらず、ローンに苦しめられ、無駄遣いを繰り返し、収入が1本しかないのに失業で大きく苦しむことになり、何とか職を得るものの、結局定年退職までお金に苦しめられる状態。
一方でもう1名は早い時期に割安の株を買って高値で売却し、それをタネ銭に不動産の売買を繰り返してインカムゲインを増やしていって、あと1歩で不労所得>支出を達成し、ラットレースを抜け出してファーストトラックに行けるところまで行けました。
あまり無駄遣いのコマを踏まずに、比較的淡々とチャンスをつかめたので、このような結果になりました。あと30分時間があればゴールしていたでしょう。
このように、「さて、あなたはどちらの状態が良いですか?」ということを問いかけやすい結果に。このゲーム、実生活をリアルに反映したゲームなんですよね。
お金に対する知識を何も身につけなければチャンスも得られないので、一生ラットレースから抜け出せない。でも、早い時期から情報収集して実践していけば、早い時期にハッピーリタイアを果たすことができる。
また、結構このゲームはお金に対して性格が結構反映されます。借金を持ちたくない人は、早めに金利の高いローンから返そうとしますが、必ずしもこれが良いとは限らないんですよね。これもまた別記事で解説していきたいと思います。
なお、参加者のお子さんの方ですが、なかなかチャンスをつかめずにラットレースを抜け出せませんでした。また参加してラットレースを抜け出して、リタイアするとは何なのか、早いうちにゲームで体感してほしいですね。
また、バランスシートや損益計算書というものに触れられたのも、かなり貴重なことかと思います。それにしても子供はかなり素直な質問しますね。
「不労所得って何?」「借金はどこから借りるの?」「不動産で家賃収入を得て、何が良いの?働いて稼ぐことと何が違うの?」「この株は安いから買った方が良いの?」「ROIって何?」
こういうことを親子で話し合う機会が得られるのも、このゲームの醍醐味ですね(*^^)v