『最果ての地で「自分」と出会う100の言葉』(井上裕之監修、笠倉出版社)という、カラーの世界中の絶景写真とともに、自分自身を取り戻すことのできる名言に触れられる本を購入しました。
僕自身、そんなに名言集を好むほうではないのですが、井上裕之さんの本は、今年になってから何冊か読んでいることと、世界中の絶景を見に行くことが夢なので、つい買ってしまいました。
掲載されている写真が、メキシコのセノーテ、アイスランドのゴーザフォス、パラオのロックアイランド、ロシアのバイカル湖、ボリビアのウユニ塩湖など、「これは行ってみたいなあ」と思うような写真ばかりです。
その写真を見て旅することを妄想しながら自分自身を取り戻す名言に触れることができます。なんか一石二鳥な気分です。
今回は、この本で特に印象に残った名言について感想を書きたいと思います。
この記事の内容
■自分の人生の主人公になりなさい
自分の人生の主人公になりなさい。あなたは人生で自分の望むどんなことでもできるのです。(プラトン)
会社員であろうと、フリーランスであろうと、自分自身が主人公といえる人生を送っているでしょうか。会社員であれば、会社に人生を預けてしまってはいないでしょうか。
自分の望む人生を送っているでしょうか?そのために行動を移しているでしょうか?会社を辞めることも考えているでしょうか?
そんなことを考えさせられる、古代ギリシャの哲学者の名言です。
■人には勝手なことを言わせておけ
おまえの道を進め。人には勝手なことを言わせておけ。(ダンテ・アリギエーリ)
これも自分自身を取り戻すには良い言葉です。誰に何と言われようと、それは雑音でしかない。そんな音は聞かないで、自分の道を進んでいきたい。
誰が何と言おうと、おれには関係ない。そんな芯の強さを取り戻せる名言です。
■みんな、私の着ているものを見て笑ったわ
みんな、私の着ているものを見て笑ったわ。でもそれが私の成功の鍵。みんなと同じ格好をしなかったからよ。(ココ・シャネル)
有名な言葉かもしれません。強い女らしい、自分を貫く姿勢を伺える名言は、多くの人にブレない心を与えたのではないかと思います。
みんなに笑われてもいい。みんなと違ったっていいじゃないか。奇をてらえということではなく、それが自分自身を表現するものであれば。
違いを認めず、周りとの同調を強要する日本人には、とても心に響く言葉ではないかと思います。周囲から浮かないように気を使っていると、どんどん心が壊れてしまいますから。
なお、最近ココ・シャネルの伝記を買いました。書評も書きました。
【関連記事】徹底的に好き嫌いがはっきりしてる強い女|ココ・シャネルという生き方
■今いるところには留まらない
どこかにたどり着きたいと欲するならば、今いるところには留まらないことを決心しなければならない。(ジョン・モルガン)
会社を辞めようと考えている人には、とても刺激的な言葉ではないでしょうか。自分の求めるところにたどり着きたいならば、別れとかを惜しんではいけないでしょうね。
ここにはずっと留まりたくないと考えているのであれば、もうそこから去る準備を始めなければいけません。会社がなんと言おうと、家族がなんと言おうと。
ずっと会社に定年まで留まっていて不幸な人生を送るのは、とてつもない悲劇です。
■あなたの心が正しいと思うことをしなさい
あなたの心が正しいと思うことをしなさい。どっちにしたって批判されるのだから。(エレノア・ルーズベルト)
どちらにしろ批判する者、否定する者がいるのであれば、自分が望む方向に突き進むべきです。どっちを選んでもがっかりする人はいるのです。
人に敷かれたレールに従っても、批判してくる人はたくさんいます。だったら、自分の道を歩んだほうがましではないかと思います。
■人を心から動かす
おまえの本当の腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない。(ゲーテ)
小説家を目指すなら、このゲーテの言葉は絶対に忘れてはいけないでしょうね。100ある名言のなかで、最も響いた言葉です。
自分の出したいもの、怒り、悲しみ、喜び、感動、これが腹底からガーッと出ててきて、一気に文章を書いた時の気持ちよさ。作家はこの一瞬のために生きているのかもしれないです。
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