精神的にしんどい時におすすめ|がんばり屋さんのための、心の整理術by井上裕之

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心の整理術

精神的にしんどい時、心がヘトヘトになった時、近くに本屋さんがあると立ち寄りたくなります。別に本を買う用事がなくとも、不思議と気分が落ち着くんです。

そういう時に限って、自分にとって必要な本を引き寄せることがあります。今回衝動買いした本は「がんばり屋さんのための、心の整理術」(井上裕之著、サンクチュアリ出版)。

タイトルに「がんばり屋さんのための~」と書いていますが、「私なんてどうせ頑張ってないし」とか「会社で役立たずだし」と思っている人にこそ読んでほしいです。そう思っている人ほど、がんばり屋さんだったりするので。ということで、今回は「がんばり屋さんのための、心の整理術」の感想です。

■言いたいことをがまんしないで

「人の悩みの85%は人間関係」という言葉を聞いたことがありますが、最近思うのが、この人間関係の悩みの大半は言いたいことが言えないことが原因ではないかと思うのです。

だって、家族にも両親にも会社にも、誰にでもオープンハートで接してくる人ってどうでしょう?ストレスが全然なさそうだし、毎日が楽しそうではないですか?まあ、そんな人、少なくとも日本では少数派だと思いますが。

「こんなこと言ったら嫌がられそう」とか、「こんなこと言ったらキレられるだろうな」とか、そんなことを気にしてしまって、言いたいことが言えなくなる。だから大人はストレスが溜まる。

「本当はこれが欲しい」とか「こんな仕事がしたい」とか「こんな会社辞めたい」とか「独立したい」とか「あんな飲み会行きたくない」とか「仕事が進まなくて困っている」とか、我慢せずに言い合えるかどうか。以下本文抜粋。

心をオープンにして素直に純粋に言えば、本当に素直な純粋ないいものだけが引き寄せられてきますから。どうか、もうがまんしないでくださいね。そして、これからはひと言でもいいから、純粋な素直な言葉を話すようにしてみてください。私はいつだって、あなたのそんな言葉を心から応援しています。

なお、素直に純粋に、言いたいことを言って拒絶されれば、おそらく自分にとっては不要な存在なので、人間関係をリセットしていこうと思っています。⇒人間関係のリセットについてはこちら

■どうしても嫌いな人

個人的に人間の好き嫌いが激しい自分が目からウロコだったのが、この部分。段階的に対処方法が書いてあるのですが、これがわかりやすい。

似たようなことで悩んでは諦めて、嫌いな人をますます嫌いになっていた自分ですが、次のステップがとてもわかりやすい。

【step1】誰かを嫌いな自分を認めてあげる

【step2】自分の良いところを見つけて、それをひとつひとつほめてあげる

【step3】潜在意識のなかにプラスのことが増えていく

【step4】いつの間にか人の良いところが見つけられる

【step5】幸せなことばかり引き寄せる

目からウロコだったのがstep2です。相手を嫌いになったときこそ、自分の良いところを見つけることが重要だったとは。無理やり嫌な人の良いことを見つけようとしても、息苦しくなるだけですからね。

自分の良いところを見つけて承認することで、潜在意識の中にプラスの要素が芽生えてくるので、構えなくても人の良い部分が見えてくるとか。

ということで、人の好き嫌いが激しい自分みたいな人は、自己肯定リストを作ったり、作ったけど見直していない人は、見直していくと良いのかなと思いました。⇒僕の自己肯定リストはこちら

■人間関係がしんどくなったら

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人間関係がしんどくなったとき、自分を絶対に責めてはいけません。そして、どうしても耐えられないときは、その場所から逃げてもいいんですよ。(本文抜粋)

和解をしようとがんばってもやはりダメだった。嫌な人間関係を避けてしまった――。その選択もすべて正しいのです。なぜなら、あなたはあなた自身の成長と幸せのためにその経験を選択したのですから。(本文抜粋)

そういえば、以前「人生の9割は逃げていい」という本の書評を書いたことありますが、この記事がこのブログの人気記事になっています。

【関連記事】人間関係や仕事から逃げたい人へ|人生の9割は逃げていいらしいよ~

■孤独な時間をいつくしむ

よけいな友達もほしいと思わないし、組織の中に入りたいとも思いません。なぜなら、孤独だということは「自由な選択がたくさんある」ということだから。だから私は、「孤独な人は自由な人」だとも思うのです。(本文抜粋)

僕も孤独が好きな人ですが、これは本文に書いてあるとおり、自由を得られる手段だからです。もう1つ、自由を得られる手段として挙げられるのはお金です。だから、僕はお金と孤独が大好きです。

■心が悲鳴をあげる前に

「楽しくない仕事」「しんどい仕事」でも意味付けして解釈していけば、仕事にやりがいが出てくるとか、よく言われるじゃないですか。

でも、これがどうしてもできないことがあります。で、結局心が悲鳴をあげるようになってきます。ちなみに僕は会社の寮で大声で叫んで苦情が出たことあります。部屋のドアも穴が開くほど殴りすぎてしまいました。

こういうときは、もう断捨離の時期なんでしょうね。僕だったら会社を辞めて執筆活動に専念するとか。夫婦問題だったら離婚する必要もあるかもしれません。

自分を苦しめてまで、「しなければいけないこと」なんて、ひとつもないのですよ。(本文抜粋)

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【関連記事】自分を押し殺してしまって心がパンクしそうな人におすすめな本

同じ著者の「やさしすぎるあなたが少しずつ自分を出す練習」(井上裕之著、サンクチュアリ出版)というという本の書評です。

自分のことが出せなくてストレスが爆発しそうなときやどうしようもなくしんどくなったときにおすすめの本です。

【関連記事】心から幸せと言える人になるために日頃から学んでおきたい4つのこと

同じ著者の「99%の医者が知らない言葉のおくすり」という本で書かれていたことの感想です。

【関連記事】自分自身を取り戻すことのできる100個の名言を絶景写真とともに

『最果ての地で「自分」と出会う100の言葉』(井上裕之監修、笠倉出版社)の感想です。絶景写真とともに読む名言が心に響きます。

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