敷かれたレールをずっと走るだけでは絶対に脱線して死にます

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生まれて保育園に入り(自分は保育園行ってませんが)、幼稚園に入り、小学校に入り、中学校に入り、高校に入り、大学に入り、会社に就職して、60歳で会社を辞め(いまは65歳までのところも多いけど)、残ったお金で老後を暮らす。

自分たちは、どこか敷かれたレールに乗っかって生きてきたところがあります。そして、脱線しないように決まった道を進んでいこうとしました。

敷かれたレールをずっと走るだけ。これほど単純で楽なことはないのですが、それゆえに方向修正の融通が利かなくなり、故障が頻発しても止まることができません。そして、いずれ死ぬのです。

敷かれたレールをずっと走るだけのつもりが、自らの心を壊し、相手を傷つけて、気が付いたら不幸で息苦しい人生になっているのです。

そして、残念ながら日本の教育、そして日本の多くの企業は、人間がそうなることを望んでいるようです。

■心が壊れる

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敷かれたレールをずっと走るだけ。目の前に流れる景色も決められており、走る速度も決められる。最初は気持ちいいかもしれません。

しかし、だんだん何かがおかしくなります。レールに石があっても避けられませんし、台風や竜巻がやってきても避けることができません。雷が電車を直撃したとしてもです。

敷かれたレールをずっと走ることしかしてこなかったので、避け方、逃げ方がわからないのです。もっと別の人生を送りたいのに、そう思ったときには既に手遅れです。

何をしていいかわからないし、どんな人と出会えばいいかもわからない。電車はひたすら突き進みますが、心の中はぐちゃぐちゃです。

敷かれたレールは生き地獄に向かっていました。そこはとても苦しい場所です。五感で感じるものすべてが地獄です。

でも、立ち止まったり違う場所に向かっていくことを知らない自分たちは、結局何もすることができません。

本当はこんなことはしたくなくて、嫌々なんですが従うしかありません。これがいつまで続くか?60歳までです。いや、いまは65歳か。自分たちの頃は年金なんて破綻しているでしょうから死ぬまでかもしれませんね。

じゃあ、いったい何のために生きているというのでしょうか。地獄に行くために生きているのでしょうか。本当はそんなこと誰もしたくないのに、でも、周りの電車はみんな同じことをしています。

誰ひとりとして笑顔でいる人はいないのですが、みんな同じことをしています。

■敷かれたレールに乗る方法もわからない

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やがて、多くの電車は脱線するようになります。心が壊れてしまい、どうすることもできなくなり、ただ脱線して、誰から助けてもらうこともなく死んでいきます。

僕も何かが壊れていきました。でも、どうしたらいいかわかりません。発車前はとても優秀な成績だった僕ですが、テスト問題に強いだけで、柔軟な思考ができない脳みそになってしまいました。

気付いたら、目の前のレールに大きな石が置いてありました。周りの電車を見ていても、そんなに珍しいことではありません。

でも、頭が硬くなってしまった僕は何もすることができません。どうしたらいいかわかりません。結局、大きな石にぶつかって脱線しました。僕の電車は大きく横に倒れました。乗客は何人怪我して、何人死んだのだろう。

横に倒れた僕は、そのまま何をしたら良いかわかりません。

敷かれたレールに乗って走るだけでは、別の道に行く方法がわからなくなります。立ち止まることさえ思いつかなくなります。

そのうち、敷かれたレールにすら乗ることができなくなります。相手の気持ちや意図もわからなくなります。

本当は自分が何をしたかったのかなあ。倒れたまま動けなくなった僕は、どす黒い雲を見つめながら考えましたが、今さら何も出てきません。

だんだん意識が遠のいてきました。ああ、僕の人生はいったいなんだったのでしょうか。本当はこんなことしたくなかったのに、何をそんな我慢していたのかなあ。

我慢ばかりしていたら、部品が全部壊れてしまいました。そのせいで、乗客は何人か死んでしまいました。

僕もまた、敷かれたレールの犠牲者の1人になっただけでなく、多くの人を傷つけてしまったのです。

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