今回、自分がなぜ小説を書くのか?なぜ会社を辞めて独立してまで小説を書くことにこだわるのか?その理由についてお話ししたいと思います。
2017年に会社を思い切って退職し、執筆業をしていますが、なぜそんなリスクを背負ってまでやるのか?について今回は記事にしていきたいと思います。
この記事の内容
■小説を書く理由①子供の頃から書くのが好きだった
※写真:僕は左から2番目です。
1つの理由として、子供の頃から小説を書くことが好きだったというのがあります。
小学校の頃から新聞の広告の裏の真っ白い部分を何枚も使って、自分で考えた物語を書いていました。
最後まで書き上げて、何枚も使った新聞の広告の裏をホチキスで止めたときに幼心に充実感を感じていました。
そもそもブログを運営するくらいですから、文章を書くことが好きだったんです。小さいころから小説家とか、脚本家とか、そういう物語を考える仕事をやりたいと思っていました。
大学に入り、20歳を過ぎ、その気持ちはだんだん薄らいできたものの、28~29歳のときに、自分の将来の夢が再燃してしまいました。
よく潜在意識とか顕在意識という言葉がありますが、おそらく潜在意識の中で、小説家への夢が諦められなかったというのがあります。
■小説を書く理由②将来の方向性に疑問を感じた
何となく大学に入り、何となく就職しました。特に前職の仕事が好きだったかというと、正直好きではなかったと思います。
好き嫌いだけの問題だけではなく、この業界で働いていて人に役立つことを実感できるのかも疑念を抱いていました。つまり、仕事に意味づけができなかったんです。
また、会社組織の中の窮屈な環境に定年退職まで身を置くことを考えると、ゾッとするものを感じました。僕はそんなに組織の中に向いている人間ではなかったんです。
身を置きたくない環境で我慢する、やりたくもない仕事をする、専門知識を磨いても楽しくない、働いても達成感が全然ない。この辛さは、実際に働いてみないとわかりません。
会社員人生が長ければ長いほど、理想と現実の大きなギャップが大きくなり、大声で叫んだり、会議室の椅子を投げつけるほど精神的に荒んでいきました。
仕事も人間関係も、働いている場所や環境もすべてが大嫌いになってしまいました。企業社会は絶望しか存在しないと思い込んでしまいました。
「お前らなんて消えちまえ」と本気で思いました。前職にいるとき、よく「人を殺しそうな目をしている」と言われたりしていました。
でも、そういう時でないと本心に気付かなったりします。少しでも多幸感があれば、自分の会社員人生に疑問を感じることはなかったでしょう。
今でも思い出したくないこともたくさんありますが、結局これらが自分の夢を思い出させるきっかけになっていきました。
■小説を書く理由③1人1人の人生が宝箱に思えてきた
こんな精神的に荒んだままでは、さすがにこれから生きていくのは無理だと思って、いろんなセミナーやイベントに行って、なるべく職場以外の人と出会うようになりました。
もちろん、これまで会った人の中では、既に疎遠になってしまった人もたくさんいます。その一方で、今でもゆるく繋がっている人がいます。(基本的に自分は自由が好きなので、ゆるく繋がるのが好きです)
ゆるく繋がっている人の特徴としては、辛かったり大変だったりした過去を乗り越えているオーラがあったこと、それらの過去を自己開示していることでした。さらに、夢とかビジョンとか、今後の展望も持っている。というのがありました。
また、そういう人は直感で「なんでそんなに楽しそうにしているのか?」「いったい何があったんだろう?」と何となく感じたので、失いかけた人への興味が、少し湧いてきたきっかけになりました。
場所を問わず、だんだんそういう人と多く会う機会が多くなり、だんだん1人1人の人生が宝箱のように思えてきました。
自分の小説は、本屋さんに置いてある小説とは少し違って、クライアントの方に実在のモデルになって頂き、その人の自分の過去&実現したい未来を書く、ノンフィクション&フィクションです。
もちろん商業出版も狙いますが、その前にクライアントの方のために書くという、印税や原稿料が収入源の小説家とは、少しビジネスモデルが違います。
こうした物語を書いていきたいと思ったのは、こうした人間関係の変化がきっかけになっているのです。
■小説を書く理由④なぜ会社を辞めたか?
いくら小説を書きたい、文章を書いて生きていきたいといっても、じゃあ収入源はどうするのか、という話です。
自分の将来の夢が決まったからといって、熱くなってそんなに簡単に会社を辞めるわけにはいかなくなります。
でも、なぜ自分が会社を辞めたかというと、以前から独立したいという思いはあったので、余計なことにお金は使わず、使うにしてもなるべく自己投資だけにして、他は金融商品に投資するなど、一応は貯蓄するようにしていました。
何年かして、ブログでの副収入が支出を超えるようになり、総資産も前職の年収の5倍くらいになりました。
経済的な懸念が100%除去できたとは言い難いかもしれませんが、「思い切って会社を辞めよう」と背中を押してくれるぐらいは貯められたと思います。
あとは、自分の意志で自由に生きたい、自分の人生を生きたいと思ったので、結局会社を辞めて、晴れて自由人になることにしました。
会社を辞めて独立したい、という思いは以前からあったのですが、実際に退職したときは、独立したい理由が変わって居ました。
これまでは組織の束縛から逃げ出したいという思いが強かったです。これは今でも強くて、これからも会社組織にもう一度入りたいかというと、答えはNoになります。
ただ、会社を辞める時は、それ以上に時間を大切にしたい、組織内の時間や人間関係を完全にリセットして、自分の理想のために時間を使いたいと思うようになりました。
また、上記のような小説を書くには、まずは自分が、自分の意志で生きるようにしないといけないと思いました。
ただ、「組織の束縛から逃げたい」というネガティブフィードバックだけでは、なかなか会社を辞める勇気は出なかったかもしれません。世の中、会社を辞めたくても辞めない人はたくさんいますからね。
自分が書くリアルサクセスストーリーについては、以下のバナーをクリックすると詳しく書いています。結構、人の話を聞くのは嫌いではないので、取材したりするのは向いているかもしれません。
「なぜ会社を辞めてまで、このようなことをしているのか?」と聞かれれば、簡潔に言えば経済的な裏付けができたことと、願望が明確になったことが挙げられます。
ただ、ここまでに行きつくのに、何年もかかったのはたしかです。30歳を過ぎてからは、ずっと理想と現実のギャップで悶々と生きてきました。
もう悶々と暮らすのはうんざりしているので、これからはマイペースにゆるく、誰が何と言おうと自分の思うように生きていきたいと思います。
あ、誰の言うことにも耳を貸さないという意味ではないです。頑固かつ素直でいたいと思っています。これからもよろしくお願いします。