好きではない仕事で稼げるようになるほど世の中甘くないらしい

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好きな生きていく

自分の関心事だからかもしれませんが、「好きな仕事で稼いでいこう」とか「本当にやりたいことで生きていこう」という類の言葉を多く耳にするようになりました。

そんなタイトルの本も多く見かけるようになりましたし、このブログでも書評を書いています。(記事末尾の関連記事参照)

ただ、この手の話をすると、結構意見が分かれますよね。でも、パターンとしては、以下のような感じではないでしょうか?

「好きではない仕事では、続けることはできないよ」

「そんな簡単に好きな仕事には出会えないよ。好きになるような努力をしようよ」

「仕事が好きなだけでは稼げないよ」

この件に関して1度でも考えたことのある人なら想像付くかもしれませんが、それらは対立するような意見に見えて、実はどれも正論だったりしています。

どれも、稼げる仕事の条件としては間違っていないのです。どれも正しい。どれも好きな仕事の定義は1つではないし、好きな仕事は稼げる条件の1つでしかないということを言っているのだと思います。

■「好きな仕事」は稼げる条件1

そもそも好きな仕事というのは、稼げる条件の1つということでしかない。

これは僕のように好きでもなく会社員やっているような人なら思い知っていることだと思いますが、好きでもない仕事で何年も精神的に持たせるのは不可能です。

よく「最初から好きな仕事ができるわけではない。今の環境で好きになるように努力せよ」という言葉を聞きます。

実はこれは正論だと思っていて、特に20代はそのような姿勢でないと、本当に自分に向いているのか向いていないのかが判断できない。

20代前半のうちから、「これは好きだけど、これは嫌い」と言っていると、本当の自分の資質に気付くことはできず、結局潜在意識が眠ったままになってしまうと思われます。これはこれでもったいないことです。

でも、この理屈は30歳を過ぎてくると通用しなくなってくるんですよね。薄々と自分の資質とか向き不向きがはっきりしてくる。

好きなものは大好き、でも嫌いなものは大嫌いと、はっきり自覚してくるのが30代。こうなると、もう自分を偽ることなどできないです。

それに30代は、20代に比べ、物質的にも精神的にもいろんなモノを持ちすぎています。なので、部屋の片付けに限らず、お金や時間の使い方や人間関係の断捨離する必要性が出てきます。9割くらい捨てないといけない人もいるでしょう。

その過程で今の会社に働くことを捨てないといけなくなるかもしれない。それは仕方のないことです。好きでもないことをいつまでも引きずっている余裕はもう残っていないのです。

好きな仕事で稼げるというよりは、記事タイトルにある通り、好きでもないことで稼げるほど世の中は甘くないということなんでしょう。

■じゃあ稼げる仕事の条件その2は?

稼げる仕事の条件その2は、やはりなんといっても「市場のニーズに合っているかどうか」ということでしょう。

お客さんの求めていることなのかどうか。売れなきゃビジネスじゃない。ただの趣味になってしまいます。

好きな仕事でもつまづいてしまう最大の原因は、まさにここになってしまうのです。だから、前段で書いた「仕事が好きなだけでは稼げないよ」というのも、これまた正論になります。

僕の好きな言葉に、柳井正氏の「現実を視よ」という本で書いていた、この一節があります。

企業が本当に顧客の立場に立って、何が欲しいか、何を求めているかを頭がショートするくらい考えなければビジネスは成功しない。

これは日本企業向けに言った言葉だと思いますが、個人事業主を目指す人にも非常にしびれる一言です。

例えばブログであれば、ただの日記になってしまうとPVを稼げない。PVを稼げないと収入が出ない。ただの趣味に終わる。こんな感じです。

小説家もこの点を技巧的なところも含めて非常に意識します。実際に小説講座を受けて痛感させられたところです。

市場のニーズと合致させる、究極のwin―winの状態を作るのは奥の深いところですが、この努力を止めてしまうわけにはいかないですね。

収入的には、まだ僕の執筆活動はお小遣い程度で趣味の領域を得ていませんが、これからお実績を積み重ねて、市場のニーズに合致したブログ、市場のニーズに合致した小説を書いていきたいと思います。

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2冊ともスラスラと読みやすいタイプの本だし、一度読んでみてはいかがでしょうか?

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