以前、お金も時間も犠牲にする無駄な行為について書きましたが、こういうのはかなりわかりやすい例です。
お金も時間も破壊するのであれば辞めてしまえばいいし、どれも手に入るのであれば継続すれば良いだけです。
でも、お金と時間、どっちかを選択しないといけないようなこともあります。とは言ってもいろんなケースがあるので、実際に具体例を見てみます。
〇約束に遅れるかもしれない
Aさんは去年会社を早期退職したあと、フリーエージェントとして活躍しています。
最近Aさんの仕事は順調で、だんだん忙しくなってきて、打合せなんかが1日に何個も立て続けに入ることも珍しくないです。この日も午後に打合せが3件入っていました。
2件目の打合せを終え、時計を見たAさんは少し焦りを感じました。次の打合せ開始の時間まであまり時間がない。このまま待ち合わせの場所まで地下鉄で移動したら約束の時間まで間に合わないかもしれない。
でも、タクシーに乗るのはもったいない。まだAさんは独立して期間が経ってないので、そんなにお金に余裕があるわけではなく、フリーになった直後は収入が少なくて苦しい時期も経験しているので、浪費したくないという気持ちも残っています。
地下鉄を使っても間に合うような気がするが、相当ギリギリで余裕がない。ああ、打合せに夢中になって時間を忘れてしまった。
こういう時はどうするでしょうか?
自分だったらやむを得ずタクシーを使います。しかもAさんの場合は仕事の打合せです。「なぜか人が離れていく理由7選|いくつ当てはまりますか?」という記事にも書いた通り、時間を守れない人は信用を失いがちです。
しかもAさんはフリーランスです。信用とか人間関係がそのまま収入に直結してしまいます。ここはタクシーを使って余裕を持って次に備えたいところです。
ギリギリの生活が何回も続いてタクシーを頻繁に使うようなことは避けたいですが。
〇収入が少ないから副業しよう
Bさんは都内で働くサラリーマン。最近会社の業績が落ち込み、株価も急落しており、給料カットを余儀なくされているため、かなり生活が苦しくなっています。
ただ、業績悪化で仕事が減っているため、定時で帰ることが多くなってきていました。
仕方ない。就業規則で副業は禁じられているけど、もう1つバイトとかやって稼ぐしかない。夜も働こう。そう思って、Bさんは昼間は会社員、夜はアルバイトという、かなりハードな生活を開始しました。
このBさんの選択は正しいのでしょうか?
個人的にはかなり微妙な選択のような気がします。労働することが大好きな人ならこれでも良いかもしれませんが、いずれ体を壊さないか心配です。2つの組織に働く以上、仕事や人間関係等でストレスを溜める確率も単純に倍になってしまいます。
別に副業がだめとは言いませんが、副業の種類を選んだ方が良いような気がします。
個人的には副業するのであれば、趣味の延長で、1人で始められるようなことが良いと思います。執筆活動やアフィリエイトなど、最初は収入は少なくとも、いずれ権利収入として何もせずにお金が入るようになれば理想です。
少なくとも2つ以上の組織に入って仕事するのは時間的にも精神的にもしんどいです。自由になれません。
また、収入に着目するだけではなく、支出の削減や資産運用にも目を向けた方が長期的に楽になります。
〇複数の収入源は欲しいがどうしたらいい?
それでは複数の収入源が欲しい。本を書くのもアフィリエイトも興味はある。でも、どうしたら良いかわからない。
こういう場合は、お金払ってコンサルしてもらう方が良いです。誰でも最初は教えられないとわかりません。
アフィリエイトなんかも、誰かに教えてもらいながら、実際に添削してもらわないとなかなか稼ぐのは厳しいでしょうし、書籍を出したいなら、出版界に人脈のあるエージェント会社に売り込みと原稿の添削を依頼した方が効率的だったりします。
なかなか1人で動き回ろうにも、自分で模索しているだけでは、どうすれば良いかわからなくなります。本気で目指していることであれば、多少お金を払った方が夢が早く叶います。ただ、この場合情報源が大事になってきますが……。
〇安さを求めて
何か欲しいものがあって、Amazonや楽天だけでなく、他のサイトも調べまくって、ようやく一番やすい物を見つけて、それを買うことにしました。
でも、それで安くなったのは、5,000円前後の買い物で500円程度。調べた時間は3時間。
これはかなり費用対効果が低いので、Amazonや楽天とか、身近なサイトで買い物する方が良いと思います。3時間で500円では、時給換算したら悲しくなりますからね。
同じく、バーゲンセールのために電車で2時間も3時間もかけてやってきて、また2~3時間かけて帰るのもまた非効率的です。
ただ、調べようによっては1万円も2万円も違ってくるような買い物であれば、少し時間をかけて調べたほうが良いかもしれません。