自分と同じ考えの人ばかりの世界があるとしたらどうなるか?

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最近、「自分と同じ考えばかりの人がいたらどう?」ということが話題になりました。

周りに自分と同じ考えを持ったばかりの人だらけなのか。そういえば考えたことなかったですね。

ということで、今回は少しテイストを変えて、もしそういう世界があったらどうなるかについて考えてみました。

■楽に生きれる世界ではないか

あんまりイメージしたことのない話だったので、しばらく思考が停止してしまいましたが、最初に思い浮かんだことは、

「間違いなく、今より楽な生活ができて、生きやすい世界になるだろうなあ」

と思ったことです。だって、自分と同じ考えばかりの人であれば、意見で衝突することもないからケンカもすることがない。

それでいて、自分と同じような感覚や価値観を持っているから、気持ちも分かり合えて、仲良くなれるし、

自分と同じ考えであれば、「この人少し苦手」「なんかこの人怖いなあ」というのもないので、居心地が良いし、ストレスを感じることがない。

つまり、人間関係で悩むようなこともなくなるのです。

人間関係に悩むようなことがなくなれば、会社が辛いとか、そういうこともなくなる。単純に自殺者も減っていくのかな、そんなことも考えました。

自分と同じ考えだから、相手の行動も見やすいしコミュニケーションも取りやすい。一匹狼が好きな自分ですから、みんな過度に干渉してくるようなこともない。

結構素晴らしい世界なんじゃないかなと思ったんです。一方で、本当に素晴らしい世界だろうかと思ったりもしました。

■馴れ合いでしかない

自分と同じような価値観や趣味の人と繋がっているだけ、自分の周りの一部のコミュニティとしかコミュニケーションを取らないって、どういうことなんだろう、と思いましたが、

やはり、それって、ただ群れているだけのような気がするんですよね。違う価値観の人間を受け付けない排他的で閉鎖的なコミュニティ。

そこには新しい情報もないし、発見もないし、成長もない。

自分と同じ考えばかりの人ばかりであれば、人間関係が破壊するリスクは多少減るかもしれませんが、1回壊れてしまうと、

なんせ周りがみんな自分のような人ばかりですから、どうしようもなくなる。

少しでも自分の働いている職場や住環境が嫌になって、逃げるようなことがあっても、結局待っているのは似たような世界ばかり。

もうどこからも抜け出すことができない、永遠の監獄。そんな感じがします。

一見気楽な世界かと思ったら、実はとても生き辛い世界なのではないかと思います。

■世界が回らない

そもそも世界の産業が簡単に滅びるでしょう。自分のような人ばかりで、それ以外の技術的、専門的能力を持った人がいないんですから。

世界中みんな自分と同じような技術と思考しか持っていない。自分は政治家になれるような資質はないので、産業だけではなくて政治も回らない。

今の日本でそんな状態になれば、ただでさえ巨額の債務を抱えている状態ですから、あっという間に日本国債は暴落、つまり国家破綻してハイパーインフレですよ。

僕は医者にも向いていないので、そもそも世の中に病院もなくなってしまいます。なので、病気になってしまったら、もうだめです。少し風邪をこじらせただけでも、命の危険があるでしょう。

自分と同じ考えばかりを持った人が集まった世界って、それぐらい脆くて危ういんですよね。

人と違うから世の中が回っている。人と違うからっていじめとかパワハラの対象にするのは、やっぱりおかしいですよね。

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【関連記事】「普通」という言葉が嫌いな理由|日常生活の口癖で注意したいこと

僕は普通という言葉を、あまり使わないように気をつけているつもりです。何といっても自分が「普通」という言葉が苦手なので。

「普通の会社員です」「普通に暮らしています」という表現は、なるばく避けるようにしたい。普通ってノーマルってことなんですが、じゃあその基準は何なのか問いたい。

普通で良いと考えるのではなく、他者との違いを認め合えるような人間になりたいですね。

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