会社を辞めて独立して自由になって以降、会社組織独特のストレスを感じることがなくなりました。
しかし、自営業がまったくストレスフリーかというと、そうではありません。いろんな理由がありますが、ある日急に不安になるし、憂鬱な気分になることも珍しくありません。
自営業はセルフコントロールが重要になってくるのは認識していますが、それでも急に不安になることは珍しくありません。今回は、そのときの対処法、思考を変える方法について書いていきたいと思います。
この記事の内容
■どんなときに急に不安になるか
どんなときに不安になるのか羅列してみると、次のような感じです。
〇収入が前月比で下がってしまったとき
特に最初の収入の増減は、かなり不安要素になります。ブログの収入も安定するとは限りません。googleアルゴリズムの変動を受けることもあります。コンサル業の収入も変動します。常にお客さんが来てくれるとは限りませんし、状況は常に変化しています。
〇が求めていることに応えられているか疑問を感じるとき
独立して以降始めたwordpressのコンサル(ブログ限定)は、依頼を頂いて慌てて始めていて、いろいろ手探りでコンテンツを試行錯誤しながら育てています。
なかにはコンサル契約してくれるクライアントもいて嬉しいです。一方で、クライアントが求めていることに、本当に応えられているか不安を感じることがあります。
誰でもそうだと思いますが、相手の求めていること以上のことを提供したいと思っているので、ギャップを感じると不安になったりします。
〇その日、こなす予定だったタスクを全部こなせなかったとき
コンサル業は対面セッションの時間に割くことも多いのですが、そうなれば机上業務の時間が限られます。自分は本来小説を書き始めたいと思っていたのですが、なかなか執筆活動が進まないこともあります。
しかも、この小説はまだビジネスモデルを構築中なので、収入源として確立するかどうかの不安もあります。
■相手にフォーカスすることで急に不安にならなくなる
上記3つを、もっと表現を噛み砕いていくと以下のような感じになります。
・このまま食っていけるのかなあ
・低収入なんて格好悪いなあ
・お客さんは自分のことどう思っているのかなあ
・本当にやりたいことに手をつけられなかったなあ
・予定を全部こなせないなんてだめ人間じゃないか
これ、全部意識が自分に向いてしまっているんですよね。「自分は大丈夫なのか?」「人と比較してしまう」「あの人には、どう思われているのだろうか?」ということです。
意識が自分に向いてしまうと、笑って生きるなんて不可能です。どんなに頑張っても不安がやってきます。
逆に言えば、意識を相手に向けることができれば不安はなくなってくることになります。つまり、相手が何を求めているのか、相手が求めている以上のものを与えるにはどうしたら良いかを考えると楽しくなるので、不安な少しなくなってきます。
とはいっても、自分の場合、不安がいったり来たりする感じではありますが。たぶん、自分に意識が向いたり、相手に向いたりを繰り返したりしているんだと思うんです。
相手にフォーカスするとは、「相手が良ければそれで良いの、私はどうでもいい」という自己犠牲とはまた違います。対価を支払っている人に対して、それ以上の価値を与えられるかどうか、これを突き詰めることができれば、人生が楽しくなるんでしょうね。
■一番の不安要素は収入ではないかも
自分は会社を辞める前は、一番の不安要素は収入ではないかと思っていました。つまり、貯蓄できるほど稼げるかどうか、ということです。
ただ、よくよく考えたら、何も貯金なしで会社辞めたわけではないんですよね。単純計算すると、毎年多少の赤字(数字は明かしませんが)程度であれば、男性の平均寿命ぐらいまでは生活できる試算なんです。
だから、そんなに慌てる必要もなかったりします。会社を辞めるとき、最も不安になる要素は経済的事情でしょうが、自分より先に会社を辞めた人は皆「何とかなるものよ」と言ってくれました。
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たしかにそうかもしれません。会社員という肩書きを手放した時、お金に対する不要な執着も抜けたような気はします。
ただ、お金が欲しくないわけではないです。もっとお金が欲しいと思っています。お金があったらやりたいこともたくさんあります。ただ、人・物・金という順序で考えれば、焦っても仕方ないと思っています。