夢がコロコロ変わる。やりたいことがたくさんある。自分の夢と相手が求めていることが違う。
フリーランスとして1年近く動いていて、こういうことに悩むことが多かった気がします。
「あれ?おれこんなことやりたかったっけ?」みたいなこと。
ニーズがあるからといって、最初に公言していた夢と微妙に違う仕事を多く引き受けいていたりしてきたような気がします。
なんか、傍から見たら夢がコロコロ変わっているような。
今回は、いろいろ活動していて、なんか最初に公言していたことと違ってきていることに違和感を感じる人向けに、思うところを書いていきたいと思います。
■自分は個性心理学では状況対応型
自分は個性心理学では本質が22番、「強靭な翼をもつペガサス」です。ちなみに表面もペガサス、意志と希望が「こじか」です。
本質、表面、意志、希望とそれぞれ違う動物が出てくる人が多い。せいぜい最低でも3つの動物が出てくる人が多いなか、自分は2つの動物しか出てこないので、結構珍しがられます。
いきなり話が逸れましたが、この個性心理学はSUN、EARTH、MOONの3分類などいろんなパターンに分けられたりしますが、このタイプの分け方の1つに目標指向型と状況対応型という行動パターンの分け方があります。
【目標指向型】
・最初に目標を決め、その目標に向かって何が何でも達成するために頑張る
・目標が達成できないとストレスになる。
・目先の目標を達成したい。
・何事も計画を立て、立てた計画通りに進めたい。ペースを乱されるとストレスになる。
・期限を決める
・臨機応変な対応が苦手
【状況対応型】
・何事も目の前のことからひとつずつ処理していこうとする
・大きな方向性だけ決めて、臨機応変に対応しながらより良いものを目指す
・期限を決められると弱い
・計画は立てるが、計画通りに進まなくてもストレスにならない。
詳しいことは別記事で話すとして、目標達成という観点で特徴を言うと、ざっくりこんな感じ。
で、自分はどっちのタイプかというと、後者の状況対応型です。
たしかに、ニーズに応じて臨機応変に対応していきたいと感じることが多いです。
必要性を感じるのも、ニーズを感じてから。
最近ライティングの講座を受けていますが、これも自分のやりたいことをやるというよりは、いろんなニーズに応えるようにしたいという気持ちが強いから。
小説を書きたいと思いつつ、ニーズがあるのがホームページとかLPなどのライティング。
そのようなwebライティングの案件に対応していくようにしたら、ちょうどぴったりの講座を見つけたので、「これは受けなきゃ!」と思った感じです。
WordPress限定でブログを教えるようになったのも、「周りが教えて」と言ったのがきっかけです。
さすがに無料で教えるのは嫌だったので、有料で教えたりするようになった感じです。
■状況対応型ゆえの苦悩
この状況対応型には、状況対応型なりの苦悩があるような気がします。自分の中で夢がコロコロ変わるような気がしてきたんです。
状況(ニーズ)に合わせて仕事内容を変えたりもするので、違和感を感じることも多いのです。
会社を辞めて、ここ1年くらいの自分の流れはこんな感じです。
「あれ、本当は小説を書きたいのに、会社を辞めて独立してみたらニーズがない。せめて小冊子とかで書いてほしいとか、そういうのはないのかな?」
「うーん、書いてほしいというより、自分で書きたいかな。自分で情報発信したいなあ」
「じゃあWordPressでブログ書いたら?アドセンス(クリック報酬型の広告の一種)で収入を得ることもできるよ」
「そうなの?」
「あと、WordPressであれば、ア○ブロみたいに商用利用を禁じられることはないから(独自で運用するので当然ですが)、突然消されることもないし、実装面で自由度も高いよ。SEOも全然違う」
「どうするの?」
「自分でドメイン取って、サーバーレンタルしてWordPressをインストールすれば良いよ。テンプレートは無料と有料両方あるよ。プラグインは必要なのは入れてね」
「どうするの?」
「うーん、お金もらうけど教えるよ」
ここまでがWordPressでブログを教えるようになった経緯です。
自分が書くだけではなく、将来的には自分でも書ける人を増やしたいという気持ちは漠然とあったし、ニーズの高さを感じたので引き受けました。
それに、「なんでみんなアメ○ロなんだろう?WordPressにすれば良いのに」という気持ちは会社を辞める前からずっとありましたし。
自慢じゃないですが、プレセミナーは満席になったことが何回もあります。
※自慢じゃないのは謙遜ではなく、少人数制にしているから満席になっただけ。だから自慢にならないんです(笑)……
実際にお客さんになった人のブログを見ながら、アドセンスで報酬が入ったとか、商品やサービスのオーダーが入ったとか、そういう話を聞くと嬉しくなったり。
こういう記事も書いたら良いなあ、わー、うまく書いているなあ。面白いなあ、と思いながら教えたりしていると、楽しくなってきました。
今度は最近やっているライティング業。最初はホームページのライティングをしていましたが、現在はニーズが増えてHPやLPだけではなくチラシにも対応しています。
「人を取材して、その人の実話とフィクションを混ぜた小説書きたい」
「ん?だったらwebライティングしてくれない?取材する人のストーリーはどこかで必要になるし。実は全然人手が足りてないのよ」
「そうなんだ。自分ならできるよ」
「え、だったら私もチラシ書いてほしい」
「私はLP(ランディングページ)作りたい」
「まじ、デザインとかはできないけどライティングはできるよ」
HPやLPや紙媒体のチラシの文章って、どこかでクライアントの思いが詰まったストーリーを載せることも多いこと(媒体や目的によっては数行で終わることもありますが)。
そして自分の理念に限りなく近いものを感じたので、こちらは喜んで引き受けました。
そしたら、中小企業や法人の方から実際にコンバージョンに繋がったとかで感謝されることもありました。
なので、今後はWordPressのサポートも継続しながら、ライティング業に力を入れていきたい気持ちが強くなりました。
最近は集中力切れたらLPとか見るようになり、「あー、自分だったらこう書くなあ」と妄想を膨らませてみたり。
やっぱり自分のことを書くより、他人のことを書くのは楽しいなあ、と思ってみたり。
ただ、本来やりたいと思っていた小説執筆が「あれ?」と思ったりもしています。
うーん、これってどうなんだろう?夢がコロコロ変わる感じがしている。
なんか気持ち悪いような、胸張って「長年の夢を叶えた」と言いづらい感じ。
■夢という強迫観念に駆られるのは置いといて…
最初に公言した自分の夢がコロコロ変わる。
最初言っていたことと違うことをしていることに対する違和感。
これってもしかして夢という強迫観念に駆られているのかなあ、という気がしています。
求められていることを強引に振り切るのではなく、ニーズに応えることの楽しさを感じる一方で、どこかコロコロ変わることに対する違和感。
これって一種の強迫観念に駆られることなのかなあ、と。
そういえば、去年書いた夢リスト50を見直しても、新たに加えたり消さないといけない夢リストなんかも出てきています。
去年書いたことなのに、夢がコロコロ変わることに対する罪悪感。
ただ、状況対応型の良いところは、目標が達成されなくても、別の目標が達成されることに満たされること。
強迫観念などの複雑な気持ちはそのまま置いとくとして、ニーズに対応していくことの楽しさを受け入れても良いのかな、と思っています。
大まかな方向性は変わっているわけではないですし、様々な媒体や目的に対応できるようにしていきたい気持ちは強い。
どちらかというと、個人や企業の商品・サービスの売上とか人材採用とか、そういう成約という数字が見えやすいほうが、やはり楽しくなってきます。
2018年も、ニーズに合わせて自分が変化していけるようにしていきたいと思っています。
いろんな人と連携しながら(関連領域はIT関係やデザイナーになりますが)、文章という形でより相手を儲けさせるようにしたいです。
とにかく今はとにかく貪欲に技術を上げて、「うわ!」「すごい」「成果が出たよ」そんな文章を多く書けたり、教えたりしていけるようにしたいと思っています。