仕事やプライベートで嫌なことがあって、憂鬱で動きたくなくなる。
人間関係がうまくいかずに悩んでしまう。
なんだか生活に充実感がなく、孤独感を感じてしまう。
人によっていろんな原因はあると思いますが、憂鬱な気持ちが晴れなくて、動きたくないことがあります。
本当は元気になりたいのに、元気になれない。くじけそうになる。
そんなときは、どうすれば良いのでしょうか?
■自分自身憂鬱な気持ちを晴らすのは得意ではない
自分も「元気になりたい」と思いつつ、憂鬱な気持ちを晴らすことができないことは多かったです。
感情を直接コントロールすることは難しい(というより不可能)んですよね。
「元気になりたい」「元気になる」と念じても、そうそう憂鬱な気持ちを晴らせるものではない。
「元気になりたい」と思う人の解決法については、以下のようなことをよく言われると思います。
・気分転換に好きなことをしてみる
・ドライブしてみる
・好きな歌を聞いてみる
・映画でも見に行ってみる
・空を見上げてぼーっとしてみる
・とりあえずスマホを片手にダラダラしてみる
・運動してみる
・散歩してみる
・美味しいものを食べてみる
・とりあえず寝る
・鏡を見ながら「わたしはできる」と言ってみる
まあ、数を挙げたらキリがないと思います。
でも、自分の場合、「元気になりたい」と思って、これらを実践してみても、いまいち効果はありませんでした。
上に挙げたもののなかには、どちらかというと気持ちが前向きなときに効果があるもので、憂鬱な気分を晴らすには向いていないものもあると感じました。
例えば、「鏡に向かって『自分はできる』と言う」もの。これ、前向きな気持ちなときは、たしかにモチベーションが上がるのですが、落ち込んでいる時は、ほとんど効果がない。
ドライブをしてみるのも、映画を見るのもそう。比較的気分が心地良いときでないと効果がない。
気分が落ち込んでいる時は、あまり動かずに、ゆっくりと落ち着いて過ごすのは大事だと思いますが、それだけではいまいち憂鬱な気分が晴れない。
元気になるには、時間が経つのを待つしかないのかなあ。そんなこともあります。
でも、たったひとつだけ、何となく憂鬱な気分を晴らすことができる方法があると思っています。
■【回答】「憂鬱だけど元気になりたい」そう思ったら……
ということで、憂鬱だけど早く元気になりたいと思ったらどうするか。
最近効果があると思うのは……
人の話を聞くこと。
人と話して、感情を吐き出すことも効果があると思います。
でも、話を聞くのは、それ以上の効果がある。
なぜか、人の話を聞くと、「元気になりたい」と思わなくても、憂鬱な気分が晴れている。
特に、やや凹んでいる人、悩んでいる人の話を聞くと、なぜか憂鬱な気分が晴れる。
別にアドバイスしようとか、解決しようとしなくていい。(むしろ、カウンセリングやコーチングでは解決しようとするのはご法度とされているみたいです)
ただ、話を聞くだけで良い。
たまに質問をする程度。
それだけで、なぜか相手だけではなく、自分の心まで晴れたような気がする。
落ち込んだ気持ちが、それでリセットされることもある。
よほど深い悩みを抱えていたとしても、しばらく憂鬱な気分がなくなる。
不思議なものですが、なぜ人の話を聞くと、落ち込んだ気持ちがリセットされるのか考えてみました。
■自分ではなく相手にフォーカスする効果
あれだけ「元気になりたい」と思っても元気になれないのに、人の話を聞くだけで元気になる。
一見不思議な現象かもしれませんが、実は理にかなっているかもしれません。
よく「意識を自分ではなくて相手にフォーカスしよう」とか言われるじゃないですか。
自己啓発書とかでも書いてあると思います。
営業のセミナーとかでも、よく言われることかもしれません。相手にフォーカスしていない営業マンとは、話をしたくないですからね。
相手にフォーカスすると、何が良いか。
相手に好かれるとか、相手を心地良くさせるとか。そういうことだけではないと思うんです。
自分の無駄な感情がリセットされるのです。
人の話を聞くことで、無理やりにでも相手にフォーカスをしないといけなくなる。
自分の中にある負の感情にベクトルを合わせている場合ではなくなる。
だから憂鬱な気持ちが晴れるんだと思うんです。
相手にフォーカスするのは、何もお客さんに好かれたり、人間関係を良好することだけのスキルではないのです。
自分の心をリセットするには、とても良い方法なんです。
相手にフォーカスする重要性については、探してみたら他の記事でも書いていましたね。
「相手にフォーカスする方法」については、「人の話を聞く」意外にもいろいろあると思います。
「元気になりたい」と思う時に元気になれるように。今度は相手にフォーカスする方法でも記事に書いてみようと思います。