僕が嫌いな言葉のなかに、「そんなにお金貯めてどうするの?」というのがあります。しかし、これは言われる人によります。
経済的に裕福で成功している人から「もっとこういうことに使ったら?」と提案されるなら良いのですが、この言葉を使う人のほとんどが、社畜とか会社の奴隷の部類に入っている人です。
こういう人に「そんなにお金貯めてどうするの?」と聞かれるのが大嫌いです。今回はその理由について書きたいと思います。
■お金にルーズな人とは付き合いたくない
社畜に「そんなにお金貯めてどうするの?」と言われることに抵抗がある理由は、聞いてくる人の大半がお金にルーズだったりします。しかも、昭和時代の常識に縛られたりもしていますね。
高校か大学出たら就職して、結婚してマイホームも買って自動車も買って(しかも何回も買い替えて)、不要な生命保険に入って、子供が望んでもいないのに高い教育費を支払う。そのくせ「投資は怖い」と言って資産運用をしない。
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これでは家計が破綻し、会社を辞められないのは目に見えています。会社の奴隷を宣言するようなものです。お金にルーズとは、こういう前時代的な古い常識に縛られることです。
こういう人に「そんなにお金貯めてどうするの?」と聞かれるのだから、摩訶不思議ですよね。「そんなにお金使ってどうするの?」と言い返したくなります。
お金に対して前時代的な考えに縛られている人は、多くは視野が狭く、排他的で他人の情報を受け入れない人です。
こういう人と付き合うメリットはほとんどないのです。なので、これは自分のなかで人間関係の断捨離の基準になります。
■歪んだ「お金は使ってなんぼ」という考え
「そんなにお金貯めてどうするの?」と聞いてくる人は、次に必ず「お金は使ってなんぼだよ」なんてことを言ってきます。
たしかにお金は貯め込んだり運用に回すだけではなく、お金を使うことも大事だと思っています。しかし、このお金の使い方が、多くの社畜は問題なのです。
お金の使い方は、多くの方はご存知の通り、自己投資、浪費、消費に分類されます。「お金は使ってなんぼ」なんて言う人の大半は浪費しています。自己投資しません。
だから本を読むこともしないし、セミナーにも行きません。逆に夜遅くまで飲みに行ったり、ギャンブルしたりとお金と時間を浪費します。それでいて、上記のようにマイホームやマイカーにお金を使うのです。これは悲劇です。
こういう人に付き合わされると、時に自分もお金と時間を無駄にしてしまいますから、要注意です。こういう人とは距離を置き、割り切った付き合い方をするしかないでしょう。
■前時代的な価値観を破壊せよ
重要なのは、前時代的な大量生産、大量消費の価値観をすぐに捨て去ることです。昭和時代にこんな文化があったから、原子力発電所が何基も作られてしまったのです。
これから日本経済の発展の必要と思うのは、モノに対する執着ではなく、サービスや体験など目に見えない幸福感です。
モノを多く持っても幸せになれるとは言えません。返って余計なモノを抱えることで自由を失い不幸になります。巨額の債務を背負うマイホームなんかは、その典型的な例です。
断捨離とかミニマリズムとか、そういう言葉が浸透して長年経過しますが、部屋を片付ける以前に、不要なものは買わないことです。
自分にとって価値があるもの、ノウハウを蓄積させてスキルを上げてくれるもの、時間を買えるもの、自由になれるもの、問題解決できること、こういったものにお金を使うべきと思います。
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