このブログで何回か開示していますが、僕は会社を辞めて独立する際、年収の5倍のお金を貯めることに成功しました。
会社を辞めてフリーランスになるという選択肢は勇気がいるものですが、年収の何倍かのお金が貯まると、貯めたお金を担保にして、ある程度思い切った決断ができるようになります。
これは会社を辞める祭だけではなく、おすすめはしませんが、家を買う時でも同じことが言えます。
年収の5倍ものお金を貯めるなんて、難しいんじゃないの?高収入だったからできたんじゃないの?そう思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
最低限、この記事に書いたことを守るだけで簡単に年収の何倍かのお金を貯めることができるでしょう。
よく言われることばかりですが、本当にこれだけでお金が貯まります。お金が貯まらない、会社を辞められない、、、そう考えている人は、この記事に書いてあることを実践しているかどうかチェックしましょう。
この記事の内容
■お金を貯める最も基本的なコツは月々の貯蓄額を決めること
まず、お金を貯める際に、最も基本的なコツを言うと、月々に貯める額を決めることです。
よく「給料の20%のお金を貯めるようにしましょう」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これを意識するだけで、本当にお金が貯まります。
自分の場合は、会社員人生最晩年期は、副業で得たお金の50~60%を貯めるようにしましたが、そこまでいかなくとも、最低でもよく言われる20%を貯めるようにします。
そうすれば、年収500万円でも毎年100万円は貯められるわけです。
「収入-支出=貯蓄」で考えるのではなく、「収入-貯蓄=支出」という考えを守るわけです。
毎月お金を貯める額を決めて、使わないようにする方法はたくさんあります。貯蓄用の口座を作っておくとか。
○おすすめは積立投資でお金を強制的に運用に回すこと
でも、おすすめなのは、積立投資で強制的に運用に回すことです。そうすることで貯めたお金を増やすことができます。
もちろん、お金を減らしてしまう可能性もありますが、そこは情報源をどこから得るかが重要になってきます。(今回は詳しくは話しませんが、会社の持株会制度は絶対に勧めません。)
複利は時間をかければ、その効果を得られます。年間8%の複利であれば、9年で倍になる、あの72の法則を思い浮かべれば具体的に想像が付くと思います。
運用に回すことで、お金を貯めるモチベーションが上がってきます。ただお金を貯めるだけではなく、お金を増やすことができるわけですから。(繰り返しますが、減らす可能性もあるので、そこは自己責任でお願いします)
積立投資は、時間的なリスク分散を図ることができるので、比較的に安定的な運用方法です。ドルコスト平均法という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、投資初心者にはおすすめの方法です。
■支出は自己投資、浪費、消費に区分けする
これも毎年、年収の何割かのお金を貯めるうえで、よく言われる話です。ただお金を貯めて運用していれば良いわけではありません。
それでは会社以外でお金を稼ぐ方法が身につかないし、会社員でも収入を上げることが難しくなります。いくら給料が高くても、自己実現を目指さなければ生きづらい人生が待っています。
ということで、支出は自己投資、浪費、消費に区分けします。
自己投資と浪費の境目が難しいところですが、分かりやすく言えば、「投資」という言葉が付いているわけですから、将来お金になれば自己投資、お金にならなければ浪費です。
いくらセミナーに出て、本を読んでも、何も変わらなければ浪費、お金を生む使い方ができれば自己投資と言えるわけです。
ここで決め手となるのは、自分は直感だと思っています。個性心理学で「強靭な翼をもつペガサス」だというのもあるかもしれませんが、この直感を大事にしています。
振り返ってみると、本当に自己投資と言えるようなお金の使い方もできましたし、過去に、やっぱり浪費だったなあ、と思うこともあります。
自分も失敗してきたわけです。でも、これは場数を踏んでいかないとわからないことがあります。
ただ、明らかに浪費を削ることはできるはずです。以下、最低限大幅な浪費を削る方法について書きたいと思います。
■社宅や社員寮で家賃を節約、もしくは激安の賃貸で
福利厚生がしっかりしている会社であれば、社員寮に住んで家賃を大幅に節約しましょう。これだけでお金が貯まります。
もし、社員寮も社宅もないようであれば、激安の賃貸物件を探します。都会であればシェアハウスなんかも検討の余地です。
ちなみに、自分は会社を辞めるまでは社員寮に住み、退職して独立して以降は青森市内の家賃15000円のアパート(共益費込)に住んでいます。
実際に、そういうアパートが存在するのです。地方の方だと、比較的簡単に見つかるのではないでしょうか。
少なくとも、収入の1/3以上が家賃で消えている場合は要注意です。年収以上のお金を貯めることが難しくなります。引っ越しを検討する余地があるでしょう。
■掛け捨ての生命保険は不要
人生で2番目に大きな買い物とされる生命保険。ただ、特に掛け捨ての生命保険に関しては、大半の人は不要ではないかと思われます。
掛け捨ての生命保険は、お金がない人向けになります。お金がある人は不要です。
また、貯蓄型の生命保険に関しては、そもそも投資信託だったり自分で投資する方法もあるので、選択肢は貯蓄型の生命保険に限らないことになります。
独身で、親の扶養も必要ない方は、まず掛け捨ての生命保険に入るメリットはないでしょう。結婚して子供が産まれれば、いざという場合に備えて必要最低限の保険に入る。これで十分な人が多いでしょう。
自分は独身なので、いまだに掛け捨ての生命保険はいっさい入っていません。
医療保険、がん保険については、日本の公的な保障は優れたもので、高額療養費制度というものがあるので、ほとんどの人は加入不要でしょう。
自分の経験談で言うと、良性腫瘍で手術、10日の入院で自己負担は8~9万円程度でした。このために備えて医療保険とかに入る必要はないわけです。
家賃と生命保険の節約だけで、年収の何倍かのお金を貯めることは可能になってくるのではないかと思います。
■お金も時間も無駄にする行為はすべて浪費
その他、浪費をなくす方法は、極めて簡単。お金も時間も無駄にする行為をすべてなくせば良いわけです。
パチンコとか、プロを目指すのでなければ完全に無駄でしょうし、嫌々付き合う会社の飲み会とかも時間とお金の無駄です。
何となくテレビを見て、無駄に時間を過ごす人は、テレビを捨ててしまいましょう。電気代の節約としては微々たるものかもしれませんが、かなり時間を捻出できます。
自分は独立して以降、テレビを持っていません。最近出演した「マツコの知らない世界」については、お客さんのご自宅で見せてもらいましたが。
年収の何倍かのお金を貯める際、重要になるのがこの考え方です。
お金と同時に時間も捻出することで、会社員であれば副業にチャレンジする時間もできますし、フリーランスであれば、自分のビジネスと向き合ったり、収入源を増やしたりすることもできるわけです。
○まとめ
・月々に貯めるお金をあらかじめ決めておく
・自己投資、浪費、消費に分類
・家賃は徹底的に節約
・生命保険はほとんどの人が不要
・お金も時間も浪費になることには使わない。使うメリットなし
あくまで一例かもしれませんが、「使わなくても死なない」「使ってもワクワクしない」ことにお金を使わないようにするだけで、かなりお金が貯まります。
この「使ってもワクワクしない」ことにお金を使わないは、かなり重要です。洋服にお金がかかっている。でも、洋服はワクワクする。そういう人はレンタルに切り替えても良いわけです。
ワクワクすることほど、人間はお金を使ってしまいます。しかし、もっと節約する方法がないか、考えたらいろいろ出てくるのではないかと思います。
今回記事に書いたことは、いずれ会社を辞めて自由に生きたいとか、家が欲しいとか、そういう人はぜひ実践してほしいと思います。