お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015|お金の勉強を始める時のおすすめ本

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本屋に行くと、お金に関する本が結構置いてます。一言に言ってもお金と言っても、収入を増やすための自己啓発書や副業に関する本から、節約術に関する本、株式投資やFX、投資信託、不動産投資に関する投資の本、金融業界や経済の一般に関する本まで様々です。

たしかに最近はインフレの割に給料が増えない世の中になってきているのと、少子高齢化で年金問題が解決困難であることから、危機感を持ってお金に関して関心を持つ人が増えたような気がします。実際に今回紹介する本が指摘するように、ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」が出版されて以来、本当にお金に関する本が増えたような気がします。

それだけに、「お金の勉強を少しずつ始めたいが、どれから読めばいいかわからない」という人も多いと思います。ということで今回、お金の勉強を開始する時に読む本として、おすすめの本を紹介します。それが、橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015」です。

黄金の羽根の広い方

この本もベストセラーになったので、知っている方も多いと思います。私のお金に対する考え方も、この本の影響もかなり大きいです。

タイトルに「2015」とあるように、写真の本は、2002年に出版された本の改訂版です。「金持ち父さん貧乏父さん」の改訂版が出た時に、「この本もいずれは」と期待していましたが、本当に改訂版が出版されたので、早速読んでみました。

わかりやすくて、そんなに難解な本ではないですが、分量が多いので今回はPart1「人生を最適設計する資産運用の知識」の中の、「1.世界にひとつしかないお金持ちの方程式」の部分について感想を言いたいと思います。この本の感想を書くだけで、3~4記事は書けそうです(*´∀`*)

あと、個人的に出版業界の興味も強いので、Part0に書かれてあるような本の売り上げは落ちているのに、新刊点数が増えている理由については、興味深く拝読させて頂きました(*´∀`*)

〇世界にひとつしかないお金持ちの方程式


これは別記事でも紹介した資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)のことです。資産を増やす方法を、シンプルに1本の簡単な計算式で表現したのは、おそらくこの本が最初ではないかと思います。

この本でも指摘しているように「金持ち父さん貧乏父さん」は、この計算式は書いていませんが、基本的に同じ原則で書かれていると思います。ただ、この本では、この計算式を元にして金持ちに対するルールが書かれています。お金の勉強を始めたばかりの人は、読んだらアマゾンで売ろうとは考えずに、響いた箇所にマーキングしたり、メモして、記憶に残していってほしいと思います。

〇世界一人件費の高い社会で専業主婦を養うことは、究極の贅沢


一見痛快な表現だと思いましたが、「収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと」という原則から考えれば、たしかにそうです。

家のことをすべてやってくれる専業主婦も立派な役割とは思いますが、どちらかといえば自分も何らかの収入源を持っている人と結婚したいと思っています。共働きで、お互い協力し合いながら子育てしていった方が、収入面でも有利だと感じます♪

〇確実に金持ちになれる方法は支出を減らすこと


資産運用は逆に損してしまうこともありますが、節約は絶対に損はしません。また、お金持ちの方程式にあるように、支出を削減しなければ第二項の資産を形成できない。結果として浪費家は「お金を貯められない→投資できる金額が少ない→さらにお金が貯まらない」という悪循環を経てしまうのですが、逆に金持ちは、ここをしっかりと把握して、「お金を貯める→投資する→さらにお金が貯まる」の好循環に至っているわけです。(ただし、金融知識がないと、投資の段階で失敗して思うように蓄財できないことになりますが……)

これからは貧富の差が激しくなっていくと言われていますが、これは収入の差だけではなく、こうしたお金に対する意識の違いによっても、貧富の差が出てくると思います。実際、自分と同年代でも、住宅ローンという名の多額の借金を抱えている人は多数いるので。

〇家計のリストラは住宅コストと生命保険から


賛否あるかもしれませんが、個人的に激しく同意します。今となっては浸透してきている感覚だと思いますが、人生で高い買い物の1位と2位なので、浪費を防ぐうえで、最も配慮すべきところです。

家を買ってしまったら、住宅ローンに支配されて身動きが取れなくなってしまうと思います。また、生命保険についても、ほとんどの人が必要以上に入っている印象を受けます。

「マイホームが欲しい」と言って買う人もいますし、それは立派な夢だと思いますが、生命保険については、「この保険に入るのが私の夢なの♪」と言って保険に入る人はまずいないでしょう。

つまりみんな必要性を感じて入っているだけですが、本当に必要か不要か、よく分からずに、保険に入っていたり、入ってなかったりしているような気がします。この辺についてはまた別の記事で、いろいろ書いていきたいと思います。

〇投資のコストに気付かないひとは金持ちになれない


既に投資している人であれば気付いていると思いますが、ここで書かれている通り、手数料は意外と重要なファクターと感じます。金融機関によって大きな差があります。これは実感として感じます。

次回はPart1の残りの部分についての感想について書きたいと思います(なるべく1記事で収めようとは思いますが、たぶん無理です(・・;))。内容が濃い本だけに、感想を言おうとすると、やっぱり1記事では収まりませんでしたね。

この本も改訂版ですが、多くの人に影響を与えた「金持ち父さん貧乏父さん」もだいぶ前に改訂版が出版されたので、改めて読み直して感想をシェアしていきたいと思います。

たまにブログって書いていくと、ネタが1つ減るだけでなく、不思議なことにさらにネタが増幅されることがあるんですよね。これもまたブログの魅力なのかもしれません。