最近、オーディオブック配信サービスの大手のFeBeに登録しました。FeBeについては、別記事で詳しく紹介しますが、今回FeBeでベストセラー小説の「君の膵臓を食べたい」を聴いてみることにしました。
本で読んだほうが良いか、オーディオブックを聴いたほうが良いか、今回そのメリットとデメリットを書いていきたいと思います。
■メリット
〇まるでラジオドラマ
オーディオブックというと、自己啓発書のイメージが強い人も多いと思いますが、FeBeはオールジャンルで、小説なんかも幅広く扱っています。
しかも、この「君の膵臓を食べたい」は鈴村健一、堀江由衣ら豪華声優陣によって製作されています。声優に疎い自分でも知っている著名な声優さんが採用されてオーディオ化されていることに、少し驚きました。
しかもBGMや効果音なんかも付いています。もはやオーディオブックというよりはラジオドラマです。
これは小説を読むことが苦手という人も、オーディオブックであれば大丈夫という人も出てくるでしょう。有名な声優が起用されているということで馴染みやすい。
ベテランの声優さんが演じているのですから、朗読が朗読という感じがしません。かなりクオリティ高いです。
〇本の内容そのまま
ラジオドラマ感覚で聴けますが、本当に小説をドラマ化したり映画化したりした場合、一部内容が省略されたり、ストーリーが変わっていたりしますよね。
内容が原作と少しでも変わることに、違和感を覚えたり、嫌悪感を覚える人もいると思います。
しかし、これはオーディオブックなので、そういうのがありません。本の内容そのままです。本の内容そのままのドラマという感じです。
オーディオブックなので当たり前といえば当たり前なのですが、原作と一部違うドラマや映画に見慣れてしまっているので、個人的には嬉しい事実です。
■デメリット
〇長い再生時間
気になったのは再生時間です。1倍速で聴いた場合、再生時間は9時間5分です。
君の膵臓を食べたいを書籍で読めば2~3時間で読み終えることができることを考えれば、かなり長いです。
なので、時間の節約にはあまりならないかと思います。とは言っても、家事をしながらとか、部屋の片付けをしながらとか、ながら作業では有効かもしれませんが、音楽ではなくて小説なので、ながら作業で内容が頭に入るかは人によるかと思います。
なお、FeBeは1~4倍速まで調整できますが、君の膵臓を食べたいについては、1.5倍速くらいがちょうど良いかと思いました。2倍速では少し早くて聞き取れませんでした。
〇少し高い
これはFeBe全般に言えることですが、書籍よりもオーディオブックの方が若干高い。しかもオーディオブックでは「古本を買う」みたいなことができないので、古本を買う習慣が身についている人は特に高く感じると思います。
しかし、月額980円のプレミアム会員に登録すれば、毎月1冊DLできるので、実質980円になります。これはオーディオブックが習慣化した人向きの話になりますが。
※君の膵臓を食べたいのオーディオブックは1,512円。
■まとめ
・小説を読むのが苦手な人はオーディオブックがおすすめ
・ラジオドラマのような感覚でオーディオブックを聴きたい人は、本の内容そのままだし楽しめると思う。
・再生時間が長いが、ながら作業で内容が頭に入ってくる人には有効。
・活字を読むことに抵抗のない人は、書籍を読んだ方がコスパが良い。
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君の膵臓を食べたいの内容の感想はこちらをどうぞ。結構考えさせられる作品です。