「世界のエリートがやっている 最高の休息法~「脳科学×瞑想」で集中力が高まる~」(久賀谷亮著、ダイヤモンド社)では、一時的な気分転換で心身の疲れが全然取れない人のためにマインドフルネスという、本当に疲れた心を癒すための休息法が紹介されています。
この本によれば、本当の疲労は体ではなくて脳から発信される疲労感によってもたらされる。脳みそをケアすることによって、ストレスから解消されて、集中力を取り戻す方法が書かれています。
このためには、本書で紹介されている瞑想等の休息法や運動(走る、ヨガ、ウェイトトレーニング)が大事と書かれていますが、P140には、それ以外でおすすめの心の疲れを癒す5つの方法が紹介されています。
なぜ、ここにピックアップしたかというと、瞑想がなかなか馴染まない人でも、この5つの方法であれば実践できるのではないかと思ったからです。そして、これらの習慣はストレスなく、自然体で実行できるようなことばかりです。
■オン/オフ切り替えの儀式を持つ
特定の音楽を聴く、シャワーを浴びる、ストレッチをする、瞑想する、ランニングする、洗濯する、部屋の掃除をする、ドライブする等々、仕事モードとは別に完全な休息モードを持つことが重要と書いています。
どこかイライラしやすい人は、1日の生活習慣で、この休息モードを取り入れているでしょうか。人間は同時に2つのことはできないです。
ちなみに、自分はこのオン/オフ切り替えが全然できていませんでした。ただ、今後フリーランスを目指すのであれば、この習慣は必須かと思いました。フリーになればオン/オフの切り替えを怠りがちだと思うので。
自分なんかは、仕事が終わってブログを書いていたりしているので、最近は全然この休息時間というのを意識していませんでした。反省です。
■自然に触れる
人を超えたスケールの非人工物に触れることで、日常・仕事モードからの解放を促進する(原文まま)
これ、結構自分の好きな行為です。わざと野生動物が多数出没しそうな場所に出かけて、実際にサルとかカモシカを発見したらカメラに収めるのが好きです。野生動物に遭遇すると、どこかテンション上がりますよね。
また、天気のいい日は満天の星空を眺めてみたり、比較的標高の高い場所から風景を眺めてみるのも良いかもしれません。
■美に触れる
美しいものに触れることも重要ということです。美術館に行ってみる、おしゃれな街をブラブラする、おしゃれなカフェに入ってみる、そんな感じで良いと思っています。
自然に触れるのは好きですが、自分の場合、この観点が抜けていました。東京に住んでいたときはたまに美術館巡りとかしていたんですが、最近は全然していないなあ。新しい習慣として取り入れようと思っています。
■没頭できるものを持つ
好きなことには人間は集中力を発揮しやすいと思います。他人から見てマニアックな趣味でいいから、自分がとことん突き詰めることができることをするのは、とても大事だと思います。
何か突き抜けて没頭できる趣味や仕事を持っている人は、みんな充実していて幸せそうに見えますが、たぶん本当に幸福を感じているのではないかと思います。
■故郷を訪れる
育った場所には安心がある。(原文まま)
年に2回は遠方の実家に帰るようにしているのですが、まさか脳の疲労感を癒す効果があったのは知りませんでした。
たしかに実家に帰って、両親や地元に残った友達と過ごしているとき、不思議と安心感ありますよね。最近実家に帰っていない人は帰省してみると、本来の集中力を回復することができるかもしれません。
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今回紹介した本のメインは、マインドフルネスについてです。この記事ではマインドフルネスについて簡単に紹介しています。
全然心が癒されずにストレスが溜まっていく一方、本来の集中力が失われてきた……。そんな人にはおすすめの1冊と言えます。