なぜこの人たちは金持ちになったのか|世界の億万長者が答えた5つの理由

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金持ちになったのか

アメリカ全土のミリオネアを大規模調査して書かれた本である「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」(トマス・J・スタンリー著、日経ビジネス文庫)では、世界の億万長者が答えた5つの共通点として、以下を書いています。(以下原文まま)

①誠実-誰に対しても正直であること。

②自己鍛錬-自分で自分をコントロールすること。

③社会性-人とうまくやっていけること。

④配偶者の支えがあること。

⑤勤勉-ふつうの人より一生懸命に働くこと。

実はこれ、以前書評した「目標達成の技術」(青木仁志著、アチーブメント出版)でも引用されて紹介されている箇所です。

「なぜこの人たちは金持ちになったのか」では、著者の調査結果では、この5つのうち1つでも欠けていたらミリオネアになれる見込みはほとんどないそうです。

実在の億万長者の共通点なのですから、ぜひ真似したいところです。ということで、今回は、この5つの成功者の要素について、思うところを書いていきたいと思います。

■誠実-誰に対しても正直であること

誠実とは、「人を騙してまで、脅してまで何かを手に入れようとしないこと」ということでしょうか。

もっと直接的に言うと詐欺をしないとか、隠蔽行為をしないとか、そういうことになると思います。

でも、これが簡単そうで実は難しい気はします。実際、テレビで詐欺事件や企業の不祥事の事件を多く聞きます。大企業のトップや政治家でも不祥事を起こします。

不誠実な組織にずっと所属していると、不誠実なのが当たり前になってしまいます。企業社会の典型的な歪みです。

いかに真心をもって、「この人にはこうなってほしい」「この人の悩みはどうやったら解決できるだろうか」と考えられることが成功の秘訣なんでしょうね。

好きなことと市場のニーズの一致すれば成功すると聞きますが、いかに市場のニーズを考え抜いて実行できるか。ここに僕は頭を悩ませているのですが、誠実とは、市場のニーズを知るということなのかもしれません。

■自己鍛錬-自分で自分をコントロールすること

セルフコントロールとか自制心と呼ばれるものです。目標に向かって、自分の感情や欲望を抑えるということなんだと思います。

ダイエットや蓄財がその典型的な例ではないでしょうか。一時の食欲に流されては痩せることができないし、衝動買いしたりギャンブルにはまってはお金を貯めることができない。

たしかに金持ちの人の大半は、浪費していませんね。余計なことには一切お金を使わない。

ブログを書くのも自制心が必要です。告白すると、書き始めるまでは結構だるいので。たまにはパソコンから離れてゴロゴロしていたいのですが、それでは収入が得られない。

■社会性-人とうまくやっていけること

この手の話をすると、外交的な性格な人は成功するが、内向的な性格な人は性格の人は成功しない、と思われがちですが、個人的には社会性と外向型・内向型はあまり関係がないような気がします。

内向型の人は、1人の時間を大切にするものです。自分が生まれつきの超内向型人間なので、よくわかります。で、うまくいっている人の多くは1人の時間を大切にしていると感じます。

人とうまくやっていくとは、集団のなかでうまく立ち回るという意味ではなく、付き合う人を慎重に選び、その人との関係を重視するということだと思います。

なので、やたらと知り合いが多くてfacebookの友達が5,000人いる、というのはあまり意味がないように思えます。

■配偶者の支えがあること

これについては、「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」に詳細が書かれていますが、これについては別記事で書いているので、参照してください。

【関連記事】金持ちの男性はどんな人を結婚相手に選ぶのか?美人なら大丈夫?

■勤勉-ふつうの人より一生懸命に働くこと

「勤勉じゃない人でお金持ちは見たことない」という言葉を1回ではなく、100回は聞いたことありますが、

そもそも勤勉になるにはどうしたらいいか?ということです。

この本にも書いていますが、自分の資質や能力、性格に合わない仕事は選ばないことだと思います。向いていない仕事で勤勉でいられるわけがありません。嫌いな仕事で勤勉でもうつになってしまうだけです。

なので、「この仕事嫌いだ」「こいつは大嫌いだ」と思ったら、いかに好きになるように工夫するか、嫌なことからとことん逃げまくるか、いずれかしかないと思います。

ちなみに、自分はこれから後者の「とことん逃げまくる」を選ぶと思います。もう、自分の好きなことははっきりしていて、それを極めるために、今の仕事を切り捨てた方が良いのははっきりしているので。

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【関連記事】期待資産額に届いていますか?|「年齢×0.112×所得」の衝撃

この本に紹介されていた、蓄財優等生の基準となる計算式についての感想です。

実際に計算してみると、現実的にかなり難しいのがわかると思います。

でも、この計算式以上の資産を持てるようにすることを、まずは目標にして資産運用に取り組んだらどうでしょうか?間違いなく貯金だけでは無理です。