退職の意思を上司に告げるのは、なかなかやりづらいものです。ましてや収入面で不安があれば、どこか自分の中で自信がなくなったりします。退職の意思を告げても、そこを突っ込まれて説得されそうな気もします。
何といっても、上司を別室に呼んで椅子に座らせて話をする緊張感、たまりません。
でも、だからといってこれ以上待つわけにもいかない。もう会社から飛び出したくてしょうがない。自由奔放に自分の好きなことで稼いで生きていきたい。
そんな葛藤状態が数日続くと、つい別の会社の同僚に「おれ会社辞めるんだけれども」とか言って相談したくなります。でも、絶対に相談しない方が良いです。
また、上司にも正式に退職の意思を告げる時以外は、決して相談しない方が良いでしょう。ピストルに弾を詰めて準備完了するまでは、絶対に黙っておきましょう。上司に伝えるときは、相談ではありません。報告です。
転職が当たり前の業界であればまだ良いです。しかし、公務員や大企業のように、離職率が異常に低い業界、しかも退職理由のほとんどが転職か定年か結婚という会社の場合は、要注意です。
と、言いながら僕自身ここで大失敗したので、せっかくなのでこのブログでシェアしていきたいと思います。
■起業したことがない人だらけ
まず、転職とかでない限り、退職するかどうかの相談をしてしまうと、間違いなく引き止められます。彼らは独立=危険=野垂れ死ぬという思い込みを勝手に作っています。独立したことがないくせに。
だから根拠なく「危険だぞ」とか「そんなんで食っていけるのか」とか言ってきます。その内容がまったく説得力ありません。不安だけ煽って応援もしません。
話すだけ時間の無駄だし、マイナスエネルギーをもらうだけです。何も良いことがありません。
投資を知らない人に投資の話をしても「やめとけ」と言われるだけだったりしますが、それと同じ理屈です。何にも役に立たないのです。邪魔なだけです。
〇本当に話がかみ合わない
本当に話が噛み合いません。こっちはもう仕事を続ける気がなく、早く執筆活動に専念したいというのに、
「いまの仕事をやり切ろうとか思わないのか」
「俺らに迷惑かかるんだぞ」
といったことを言ってきます。最悪です。この期に及んで、まだ会社にいろと言うのでしょうか。こっちはブルーハーツの歌ではないですが(←古い!!)、栄光に向かって走り出そうとしているのに。
このように、彼らは起業したことがないので、自分の意思をなかなか掴み取ることができないのです。話が噛み合うわけがありません。
〇起業した人に相談
当たり前ですが、これは起業した人に相談するのが一番良い方法です。個人事業主になりたいのなら、似たジャンルでうまくいっている人に相談するといいでしょう。
そういう意味では、退職前に職場以外の人間関係を広げておくことはとても重要です。
【関連記事】会社の付き合い飲み会を拒否して職場以外の人との交流を深めよう
■噂になって面倒くさくなる
もっとひどい場合、「あいつついに頭がおかしくなった」とか言って噂になったりします。この速度は結構早いものです。これには僕自身びっくりしました。
なので、「あいつもうすぐ辞めるんだなあ」「何すんのかなあ」と思われるようになります。もちろん、見る目は変わってきます。
ただ、これがマイナスに作用するとは限りません。プラスに作用することもあります。なぜかというと、上司に退職の意思を伝えやすくなります。
もう噂が広がっているのですから、何も隠す必要がなくなります。もう早く報告するしかなくなるのです。噂話を利用して、一気に退職報告に進むのもありでしょう。
しかし、「やっぱり先延ばししようかな。。。」というときは、絶対にタブーです。会社を辞めるまでの期間、かなり気まずい思いをします。
噂話を仕掛けるなら、自分の中で意思が固まったときだけにしましょう。辞める辞める詐欺は、ちょっとしんどいと思います。
退職までの流れ、退職してからの流れについては、シリーズにして記事に書いていこうと思いますので、お楽しみに。
〇関連記事
【関連記事】決意は固まった!!でも会社を辞めたいと言いにくい人へ
【関連記事】仕事を辞めたいのに言えない…退職代行サービスというのがあるらしい
【関連記事】退職の意思を伝えるだけで極度に緊張してしまう5つの理由
【関連記事】思い切って会社を辞める!そんな決断ができそうな本の書評まとめ
仕事を辞めたいのに、なかなか言いづらい、勇気がいる。これは本当によくわかります。
自分もこれが嫌で、最初から会社に入らなきゃ良かったと思ったくらいです。良かったら併せてご覧ください。