絶対に貧乏から抜け出すぞ!!経済的自由を手に入れるぞ!!大富豪になってみせるぞ!!どんな仕事だろうが、どこに住もうが、独身だろうが既婚だろうが、このように思わない人はいないでしょう。
今回紹介する本は「普通の人がお金持ちになりたくなったら」(井口晃著、ワニブックス)。この本によれば、一般的な貧乏人、つまり普通の人が逆の考え方をすれば、お金持ちの思考を手に入れることができて、大富豪の仲間入りができると言います。
今回、この本で印象に残った箇所を一部だけシェアしたいと思います。金持ち思考パターンについて書かれた本をあまり読まない人でも、わかりやすく書かれています。
この記事の内容
■お金持ちは一日も早く村を出たいと思っている
貧乏な人はこう考えます:「自分は普通の人間だし、それに満足しているから、わざわざ人と違うことをするというリスクを冒してまで、お金は要らないかなあ」
お金持ちはこう考えます:「横並びということは全員競合というわけだ。でも俺はビジネスで成功して自由を手に入れたい。そのためには誰よりも突き抜けるか、誰も考えもつかない行動をしないといけないな」(原文まま)
貧乏な人は潜在的にコントロールされたがっているらしいです。学校教育では同じ制服を着させられ、画一的な教育を施し、家に帰れば両親の言う事を素直に聞くおとなしい子が「良い子」とされる古き良き(悪し?)日本社会。
いざ人と違うことを求められたり、好きなことして生きていいよ、と言われると困り果ててしまう。これが貧乏人の考え。
一方、金持ちは人と違うことに価値を見出し、周囲と群れて、自分の価値が相対的に下がることを恐れるそうです。群れることが嫌いなので、他人から管理されるのを極端に嫌がります。自分がコントロールしたいことは100%コントロールしたいのです。
僕が会社に行って、人が見える環境にひどく嫌悪感を覚えるのは、これが理由かもしれません。正直、管理されているな、見られているなと感じると、全然やる気が起きません。こういう一匹狼的思考は、金持ちになるためには絶対に必要ではないかと、個人的にも思っています。
■お金持ちは自由の獲得に投資して大金をつかむ
自由になりたい、とは誰もが思いますが、では具体的にお金持ちになる人は、次の5つの自由を重視しているそうです。(以下原文まま)
・思考の自由…前例にとらわれない発想ができる自由
・時間の自由…思い立ったときに好きな行動がとれる自由
・空間の自由…ビジネスチャンスがあれば世界のどこへでも行ける自由
・健康の自由…自分の健康状態を常にベストコンディションにするためにお金と時間を使える自由
・人間関係の自由…自分にとって好きな人、有益な人とつながることができる自由
この記載には、僕も同意します。自由というと、経済的自由を真っ先に思い浮かべますが、そもそも心の在り方や環境も自由でいないと、幸福は得られないと感じます。
しかし、これらの自由は会社勤めでは手に入らないでしょう。せいぜい健康の自由くらいか。でも、すぐに会社を辞めるわけにはいかない。
では、どうするか。著書では、これらの自由を獲得するためにお金をかけよう、と書いています。逆に言うと、これらの自由を獲得するために必要のないことは全部浪費になります。
■お金持ちは他人のものさしで才能を見つける
この項目では、才能を見つけるコツについて紹介されていました。一番大事なことは、自分が憧れている人に会うことだそうです。とは言っても、いきなり直接には会えないでしょうから、本を読み返したり、講演に足を運んだりすることでも良いみたいです。
憧れている人は、自分自身の鏡であり、その関心領域においての才能を自分自身が秘めている可能性があるとのことです。憧れている人が作家であれば文章力、と言った具合でしょうか。
ベストセラー作家になりたいのであれば、ベストセラー作家に会いにいく。これが一番の近道ということなんでしょうね。
そういった人に直接会えたら、とにかく自分がどのような価値を提供できるか考えてみてください。その人から、たくさん学び、どんどん吸収してください。もしかしたらそこで方向が変わるかもしれませんが、状況に合わせた軌道修正は良いことです。(原文まま)
■お金持ちは「大きなこと」から変えてみる
よく、毎日30分本を読もうとか、早起きしようとか、小さなことから始めよう、と言われますが、これはちゃんとした目的思考が働いていないと、三日坊主で終わってしまいます。
僕も経験ありますが、目的がない小さな生活習慣改善は、絶対に挫折しますね。挫折うんぬん以前に、そもそも意味がないか。
で、お金持ち思考の人はどうするか。まず会社を辞めて、大半のモノを処分して、友人の連絡先も全消去、というよりスマホも変えてしまい、住む場所も変えて、音楽や食事の嗜好も変えて、服装や髪型まで変えてしまうことだそうです。
僕は、これを精神的な失踪と言って良いかなと思いました。もはや周りがびっくりするほどの別人として生きるのです。今の僕の総資産を考えても、出来ないこともないんですよね。この本で一番印象に残ったのが、ここです。
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■【Q&A】お金持ちになるのはどっち?
「キャンペーンページですね。せっかくフェイスブック友達なので、この仕様であれば30万円で請けますよ」(原文まま)
「キャンペーンページですか。面白いですね。(中略)制作費は無料で作りますので代わりにキャンペーンの売上の3%を報酬として頂戴できませんか?」(原文まま)
最後は質問形式で締めくくりたいと思います。金持ち思考はどちらでしょうか?詳細は本を読んでみてください。
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今回紹介した「普通の人がお金持ちになりたくなったら」の著者の井口さんの著書の書評です。良かったら併せてご覧ください。
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今回紹介した本と同様、「貧乏人は〇〇だが、金持ちは□□する」という対比構造で書かれた本です。著名人の名言も掲載されており、好きな言葉も見つかるかも。英語版があるので、英語を勉強したい人は、そっちを読んでも良いかもしれません。