いろんなセミナーや勉強会に行くと、自己啓発的な話になった時に必ずと言っていいほど言われることがあります。
「夢リストややりたいことリストを100個書きなさい」
「欲しい物や旅行に行きたい場所の写真をノートに貼りなさい」
これはセミナーだけではなくて、いろんなビジネス書にも書いてあることですが、自分もこれはとても大事なことだと思います。
というのも、目的(ビジョン)と目標(手段)は全然違いますが、先に考えなければならないのは目的(ビジョン)の方だからと思うのです。
と言っても、自分もよく手段と目的が逆転しそうな時があるし、自分の夢に向かって突き進んでいるつもりでも、何だかぼんやりとしてしまったり、日常に呑まれそうになったりします。
逆にギラギラしてしまって、一体何のために誰のために頑張っているのかわからなくなることもあります。つまり、脳内で自分本位の目的しか見えなくなることもあります。
そんな時に、以前作った夢リストを見返したりすると、どこか心がリセットされます。
「ああ、自分はこれが欲しかったんだ。これを満たせば幸せになれるんだ」
自分の作った夢リストですから、見ているだけでワクワクすることもありますし、モチベーションを少し維持することもできます。たまにはビジョンを見返さないと、モチベーションが下がるだけでなく、目的を見失い、無駄な努力をしてしまうこともあるので、結構大事なことだと思います。
夢リストを書いた人は時々見返して、作っていない人は、一度静かな環境で黙々と作ってみると良いかもしれません。(人と一緒に作るのもありだと思います)
それでは、いざ夢リストの書き方ですが、自分がどういうことに気をつけているか、少しシェアしたいと思います。
この記事の内容
〇とにかくワクワクすることを書く
とにかく自分がワクワクすること。こんな未来を想像しただけでテンションが上がる、嬉しくなってしまうことを書きまくります。自分の上質世界をひたすら書き続けます。
ここで「人に言うのが恥ずかしい」とか「自分にはハードルが高いかな」とか、そんなことは一切考えず、少しでもテンションが上がったら書きます。
ハードルが高いかな、と感じたら、何から始めるか、どんなステップで何年かけて実現するかを目標設定の段階で考えると良いと思います。
夢リストは、とにかく50個書けとか、100個書けとか言われますが、個人的には最初はそんなに書けなくても良いかと思います。ワクワクしないことを無理やり書いてもつまらないし、実現しないし、実現しても幸せではないですから(・・;)
夢は何か、達成したら何が得られるか、得られるもの(お金や権威など)で何がしたいかといったことから、どこに旅行したいか、欲しい車は何か、独身であればどんな女性(男性)と結婚したいか、いろんな観点で書き殴ります。
〇自分だけでなく、他人の幸せも考える
成功の定義とは何かというと、自分だけが金持ちになることではないと思います。自分が最も見失っていたところですが、どんな人を幸せにしたいか(家族、彼女、友達、会社の同僚、営業職であればお客さんなど)も書いていくと、結構な数が書けると思います。
自分だけが目的を達成しても、誰も一緒に喜んでくれないし、そういう相手がいなければ寂しくて、とても成功とは言えないですからね。
他人とどういうふうに関わっていきたいか、どう他人を欲求充足させたいかも徹底的に書くと良いと思います。小説家志望であれば、「読者が自分の本を読んでワンワン泣いている」とかもこの類に入ると思います。
〇断言する
「~したい」では、自己実現していない今の自分の現実を突きつけられるだけで、進歩はないとよく言われます。「~する」「~します」という表現や体現止めで表現すると、より脳が喜んでテンションが上がると思います。
〇目標を書かない
夢リストは、どちらかというと自分のビジョンを書く行為ですから、とりあえず目的にフォーカスして書いていった方が良いと個人的に思っています。
目標だけ書いていっても、それが何のためかわかっていないと全然ワクワクしないので。例えば、
TOEIC900点を取る → 世界中の人を相手にした〇〇のビジネスをしたい、世界中の一流の人と交流したい
投資をする → 経済的自由を手に入れて、お金に困らない生き方を手に入れる
左が目標、右が目的です。TOEIC900点とか、投資の利回り何%とかは、目的ではなく手段の話です。目標を目的に置き換えると、俄然ワクワクします。
目標を考えるのは、その後の話です。ただ、1つの夢リストで自分の目的と手段を把握できるのであれば、一緒に書いていっても構わないと思います。
〇コントロールできないことを書かない
「この人にこうなってほしい」とか「世の中がこうなってほしい」とか、自分にはコントロールできないことは書いても叶わないので、ここでは避けるようにします。例えば、
旦那に家事を手伝ってほしい
部下にまじめに仕事してほしい
日本の借金が減ってほしい
将来ちゃんと年金がもらえるようにしてほしい
特に政治的な部分は、政治家でない限りコントロールできないので。コントロールできないことは、現状を受け入れて、その中で自分が何ができるかを考えていくほうが楽しくなります。
〇具体的に書く
抽象的なことを書いても、あまりワクワクしないと思います。「愛する人に囲まれる」「幸せになる」「金持ちになる」とかではなく、頭の中で映像化できるくらいのことを書いていきます。例えば、
経済的自由を手に入れる → 好きな人と好きな場所に、好きな時間に行ける人生を送る。
※「好きな」の部分を固有名詞にすると、より良いと思います。
〇動詞、数字、固有名詞を使う
具体的に夢を書くためのテクニックです。ブログを書いたり小説を書いたりする時でも、これは心がけた方が良いと思います。例えば、
アラスカに行ってオーロラを見てくる。
王様のブランチの本のランキングで、自分の本が1位になっている
読者が電車の中で自分の本を読んでいて、ボロボロ泣いている
〇様式は問わない
夢リストの書き方にもいろいろあります。ただ箇条書きにしていいし、リストではなく長い文章にしてしまってもいいし、写真をベタベタ貼り付けてもいい。マインドマップを使ってどんどん連想するのも楽しいでしょうし、夢リストを作るアプリもあるようです。
様式は問わないと思います。自分はどちらかというと、一番シンプルな箇条書きにするパターンが一番好きです。絵とか書いたり、写真を切り取って貼り付けるとかいう、手作業が少し苦手なので。
次回は、少し恥ずかしいけれど、自分の夢リスト100をシェアしていきたいと思います♪
脳はよく「自動目的達成装置」という言われ方もします。自分の夢とか願望が明確化できれば、さらに周囲に大ボラでいいから言っていくと、それだけこの装置の精度が良くなり、どんどん夢を実現できると思っています。