最近ブログでいろいろ書いていますが、長年勤めてきた会社を辞めることになりました。しかし、これまでいろいろと反対意見が続出しました。
両親の拒否反応はすごかったし、離職率の低い業界(←決して良い意味ではない)なので会社の人にも反対されましたし、友達からも「もったいない」という意見が続出しています。
しかし、自分が会社を辞めることに反対している人に共通するのは、どこか前時代的な考えを持っている人ばかりです。
正直、こういう人の意見に流されては一生自由に生きることはできず、縛られた人生になるだろうと思いました。
■もったいない
反対する人が、まず開口一番に発する言葉が「もったいない」です。そういう気持ちもあります。
このご時世に安定志向の離職率の低い業界にいられたのですから。会社を辞めて独立しようなんて言う人はほとんどいません。転職すら少ない業界です。
そういう業界にいるので、みんな会社を辞めることに対して、バンジージャンプするような恐怖を覚えるんですよね。
たしかに、何となく会社通いをしているだけで入ってくる収入をドブに捨てるようなことをしているのですから、もったいないと言えばもったいない。会社の給料を元手に金融商品に投資していけばさらに資産を増やせるかもしれない。たしかに今までそうしてきました。
しかし、お金と引換えに、これまでずっと時間を無駄にしてきたわけです。極端な言い方をすれば、会社の給料は時間的拘束と引換えに用意された人質のようなものです。勤務年数に応じて増えていく退職金もそう。
会社員として働く一方で、仕事時間外に夢の実現に向けて努力するという選択もあったのですが、正直これ以上働くのは時間がもったいないと思いました。
「お金は取り戻せても時間は取り戻せない」とよく聞きますよね。そういうことなんです。会社で働く時間がないと感じたら、もう潮時なんです。
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■世の中そんなに甘くない
「もったいない」という人が次に出てくる言葉が、「危険だ」「無謀だ」「世の中そんなに甘くない」という言葉です。
自分が夢が叶うかどうかについては、「お前にそんなこと出来るわけないじゃないか」の一言です。完全にドリームキラーです。
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投資したことない人は、投資しようとする人に対して「危険だ」「詐欺だ」といって止めてきますが、これと同じ理屈で、安定志向の大企業や公務員に勤めていれば、独立したことない人ばかりなので、みんな全力で止めてくるわけです。
これは会社の人だけではなく、両親もそうです。自分の父親も大学出てからずっと金融業界にいたので、会社を辞めたことがありません。一昔前の人は、それが当たり前でした。
なので、全力で引き止めてくるわけですが、基本的に独立したことのない人に、独立の話をすることがバカげています。相談相手になるわけがないのです。
■会社に勤めていれば安心だ
今時ひどい考えですが、未だに多いのが「会社に勤めていれば安心だ」「良い会社じゃないか。なんで手放すんだ」という人が多かったこと。
大昔の戦後の高度成長に湧いていた時代ならともかく、このご時世に、そんなこと言ってくるんです。信じられないことですが、いまだにそういうことを信じている人が多いんです。
安定した会社に入り、結婚して子供を2人くらい産んで家を買う。今時この画一的で偽りだらけの幸福モデルを信じている人がいるでしょうか。
安心が欲しいくせに、今時巨額のローンを組んで家を買うんです。これこそ本当に危険なことです。今どき田舎行けば、格安で家を借りれたりするのに。自分は一生家を買うことはないでしょう。移動の自由が欲しいので。
安心と引き換えに自由が奪われる。そんな感じがしたので、自分は頭がおかしくなりそうになりました。本末転倒ですからね。
■大量生産大量消費
会社を辞めることに反対する人の前時代的な価値観の典型的な考え方は、やはり昭和時代の大量生産大量消費の感覚です。
前述したような巨額のローンを組んで家を買うなんてのもそうですし、たくさん稼いでいっぱいお金使おうと思って、高い外車を買ってしまう人も、自分の働いている業界では多いです。結構BMWとかアウディとか乗っている人多かったです。しかもすぐに買い換える。
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少しでも欲しいと思ったら物を買って、部屋の中はいらない物や洋服で溢れている人も多いですよね。モノで幸せになれない。持たなくても幸せを求められるのは、最近のミニマリストの台頭等でわかっていることです。
大事なことは、収入が上がっても生活レベルを上げずに、ストレスにならない範囲でミニマムな生活を維持すること。
貯めたお金は堅実に金融商品に投資、お金の使い方にメリハリを付けて自己投資となるものにだけお金を使うようにします。そすうると、一切の無駄を排除するのが楽しいと思えたりもします。
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会社を辞めることに拒否反応を示す人はこれができないんです。持たない幸せは、決して人生の妥協ではありません。生きるうえでメリハリを付けるために必要な感覚です。
大量消費大量生産の考えでは、もはや自由に生きることはできないので、ずっと不幸のままです。そういう感覚が根強い人とは、少し距離を置いた方が良いでしょう。