退職日までの過ごし方をどうするか?上司に退職意思を伝えてから、退職日までは2~3ヶ月ある人が多いでしょう。
引継ぎや手続きと、有休消化で会社を多く休む日が多いとはいえ、会社に出てこないといけない日があります。その場合、どこか気まずい気持ちで出社する人も多いでしょう。
自分の場合もそうでした。最後の1ヶ月間とか、かなり気まずかったです。既に最終出社日までの過ごし方については、何記事か書いていますが、もう退職日を過ぎているので、少しまとめてみたいと思います。
■後ろめたい気持ち
転職や独立が当たり前の業界にいればともかく、大企業や公務員を辞める場合は結構後ろめたい気持ちになることの方が多いでしょう。
これは離職率が低いからです。定年になってようやく辞めるのが当たり前の世界で、30代で会社を辞めるのはかなり異例です。
最近増えてきた感じはしますが、それでもかなり珍しいです。なので、かなり周りの目が結構変わってきます。
「あー、あいつ辞めるんだ」「何する気なんだろ」そんな目で見られたりもします。実際、いろんな噂話もあったらしいですし。
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円満退社という言葉がありますが、この業界では定年で辞める以外に円満退社なんかできないんじゃないかと思うほど。かなり強烈な洗礼ではないかと思います。
■裏切り者扱い
しかも、まあ裏切り者扱いしてくる人もいます。数は少ないですが、心ない言葉を投げかけてくる人もいます。
長い時間かけて人を育てる文化のある会社ほど、おそらく辞めるときは裏切り者扱いしてくると思います。
これまで何のためにお前に金をかけてきたんだ。自分勝手ではないか。そんなことを平気で言う人もいます。
でも、こっちとしてはそれに縛られて人生の進路を決めたくないものです。もっと自由に選択肢があって良いじゃないか。
じゃあ、このままノイローゼになれとでも言うのか。なので、もちろんそんな意見を聞き入れるわけにはいきません。
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■静かな挨拶回り
そんな感じなので、挨拶回りは結構緊張します。かなり憂鬱です。本当ならばやりたくないくらいですが、もちろん、全員が敵というわけではないのでやらないわけにはいきません。
全員が敵だったら、絶対に挨拶回りはしていないところですが、理解してくれている人もいるものです。
案外挨拶回りしたら、特に何ともなかったというのが感想です。必要以上に緊張する必要はありません。
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■不安と恐怖
もう1つ、退職前が意外と憂鬱な理由は、後戻りできなくなったことに対する不安や恐怖です。
しかも自分の場合は初めて会社を辞める経験なので、まあ怖いです。
もう10万円くらい収入が増えてから辞めた方が良かったかなあ、まだ早かったかなあ。そんなことが頭をよぎっていました。
今でも不安とか恐怖が頭をよぎったりします。これで結構退職日まで憂鬱になりやすい。
退職日まで周りの目が気になるのも、何か聞かれた時に、堂々と答えられる自信がなかったからかもしれません。
わかりやすく言うと、既に会社以外の年収が1億くらいあれば、もっと堂々と会社を辞めることができたでしょう。
この不安や恐怖は、新しい環境に飛び込もうとすると、必ず襲ってきます。それに対処できるようにするには、まずは資産を蓄えること、会社以外の人間関係を築くこと。それ以外に有効な方法は思い浮かびません。
■でも、どうせ期限がある
退職日までの、この後ろめたさはどうせ最終出社日までの期限付です。これさえ過ぎてしまえば、後ろめたい気持ちで出社する必要もないのです。
期限付きなら、修行と捉えて耐えていくしかないでしょう。人の目が気にならなくなる練習。これに耐えられれば、独立後はもっと自分を出して生きていけます。
この最終出社日までの後ろめたさを乗り越えれば、もう自由に飛び回れます。誰の目も気にしなくて良いんです。もう充分苦しんだと思います。
新しい環境には、もう敵はいません。時間に縛られることもありません。
過去でも未来でもなく、今ここにいる幸せを感じよう。最近、当たり前のように聞こえる言葉ですが、自分の人生を自分のために使えるようになって初めて、幸せを感じられるかもしれません。