単利の複利の違いについて別記事で書いたように、複利は将来の資産形成に大きな影響を与えます。特に長期投資であるほど、複利の効果は絶大なものになります。
「time is money」という、タイムマネジメントの格言のような言葉がありますが、これはお金にも当てはまります。お金をただ銀行に預けているだけでは時間の無駄です。長期的に必要なお金であれば、しっかりと複利の効果を活用して、堅実に投資するのも有効な時間の使い方です。タイムマネジメントは人間の労働だけに当てはまるものではありません。
資産運用するには、将来3000万円を貯めるには、いくらの金額を、年利何%で、どの期間運用するのが必要か、逆に10年後に3000万円が欲しい場合、元手がいくら必要か、または月々いくら積み立てるかということを計算すると思います。
そういった、ライフプランに必要な計算を瞬時にやってくれる無料の複利計算アプリというものがあるようです。いくらかあるのですが、自分が使っているアプリについて紹介します。
この記事の内容
〇Androidならぽけっと複利
自分が使っているのはぽけっと複利というアプリです。シンプルな作りになっていますが、複利計算は将来形成される資産と、今必要な金額がだいたいわかれば良いので、これで十分と思います。計算メニューはこれから話す4つです。
〇【一括投資】現在の金額→将来貯まる金額
現在の金額・年利率・運用年数から将来貯まる金額を計算します。ここは72の法則とか使えば、倍になるまでの期間が簡単に計算できますが、将来いくら資産を形成するか、パッと計算するには結構便利です。
とりあえず色々数字を触ってみて、特に年利や期間を変えてみたりして、いかに複利の効果がいかに絶大か実感できると思います。
参考記事1:【単利と複利】今さら人に聞けない複利計算(1)|資産形成に大きく差を生む考え方
参考記事2:今さら人に聞けない複利計算(2)|72の法則~いつまでにお金を2倍にする?~
〇【一括投資】目標金額→現在必要な金額
目標金額・年利率・運用年数から現在必要となる金額を計算します。ここからがこのアプリの本当の良いところかもしれません。逆算は頭の中で演算するのはなかなか難しいのでwww
ここでも年利や期間を大きくせってすれば、用意する元本がかなり小さくなるので、複利の効果を思い知ることになります。
〇【積立投資】毎月の積立金額→将来貯まる金額
毎月の積立金額・年利率・積立年数から将来貯まる金額を計算。一括投資と違って時間分散を図ることができる積立投資は、長期投資の基本と言われるほど一般的な投資手法ですが、頭の中で計算するのは不可能です。
エクセルで積立自動計算ツールを作るのはそんなに難しいことではないですが、このアプリで将来貯まる金額がいくらか計算できれば、ひとまず十分と思われます。
参考記事:お金がないと投資できないの嘘|20代、低収入でもコツコツ投資する方法
〇【積立投資】目標金額→毎月の積立金額
目標金額・年利率・運用年数から毎月の積立金を計算します。積立投資を開始する場合は、将来このぐらいの金額を貯めるのに、毎月いくら積み立てる必要があるかを考えると思うので、ここを重宝する人はかなり多いと思います。
お金に関するアプリでは、複利計算アプリの他に家計簿アプリなんかもあります。こういうアプリを使って、資産運用の計画に役立てるようにしていきたいものです^^