断るのが怖い……、断ると嫌われそうだ……、しまいには断れない自分が嫌になったり、仕事を振ったり、何かといろいろ誘ってくる会社の人がうざいと感じるようになります。
自分らしさを保つことよりも、空気を読むことを強いる、まるで監獄のように閉鎖的な日本の企業社会では、どこか断ることも許されないような雰囲気はたしかにあります。
たしかに仕事は断り続けてはまずいでしょうが、仕事の時間外の飲み会やイベントは、どうにかして断るようにしたいものです。
副業しているのであれば、業務時間外まで会社の人と付き合うのはお金と時間の無駄でしかないでしょう。
しかし、1回断ることになれると、断ることが苦にならなくなり、しかもだんだん断るキャラが定着して、それが普通になってきます。今回、その辺について思うところを書いてみたいと思います。
■お金と時間の無駄を認識する
まず、副業している人や、資格試験を控えている人にとって、業務時間外の付き合いは無駄な時間以外の何者でもありません。
副業しているなら、それだけ収入が得られなくなります。やがて独立を考えるのであれば、無駄な時間に付き合わされるのは痛々しいものです。
そう、飲み会や何らかのイベントに誘ってきている人は、自分の時間を奪おうとしているのです。邪魔しようとしているのです。しかも、お金の無駄遣いまでさせようとしている。
この場合、相手は与える人ではなく、確実に奪う人です。決してこのような人と付き合ってはならないのです。
お互いの夢を理解し合い、お互いに独立に向けて高め合えるような関係であれば、決して無駄な交流ではないでしょう。問題なのは、ただの付き合いです。
自分の夢を理解しようとしてくれない人は職場ではごまんといます。否定してくるような人もいます。そんな人と付き合う必要性なんてあるのでしょうか。
そんな人と関係を持つこと自体、無駄なことなのです。これは、人間関係の断捨離の大きな基準になります。
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■断るキャラの定着
1回断ってみます。嘘をついても良いから断ってみます。そうすると、だんだん断るキャラが定着します。
また、1回くらい飲み会に断っても、誰も何とも思いません。それだけで嫌われてしまっては、それこそパワハラの対象でしょう。そこまで悪意のある人はほとんどいません。
そして、2回、3回と断っていきます、そうすることで段々断るキャラが定着します。そして、それが日常になります。段々気分が楽になってくるのが想像できると思います。
そうすることで、お金も無駄に減らないし、自分の時間を確保できるようになります。自分の時間を確保して、好きなことをするのは疲れません。どうでもいい付き合いだからこそ疲れるのです。
つまり、疲れることのほとんどはどうでもいいことなのです。
■精神的にも楽になる
こうすることで、精神的にも楽になってきます。無駄なことにお金と時間を投入する必要性がないので、イライラしません。
そして、無駄な時間を過ごさなくなることで、ぐったりと疲れません。自分の時間を確保することは、それほどまでに重要なことです。
どうでもいい人と疎遠になっても、別に損害はありません。メリットしかありません。孤独は自由です。群れるのは精神を破壊します。これは間違いありません。
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ただ、こうなってくると、今度は「何が何でも断ってやる」という気持ちになってきます。たまには良いかな?と思っても断ろうとしてしまいます。これもまた、結局自分を縛っているのです。
たまには、その単なる付き合いに参加しても良いのではないでしょうか。周りも「たまには来るんだな」ぐらいにしか思いません。
歓送迎会など、出たほうがスッキリするようなこともあります。大事なのは、直感で行きたいか、行きたくないか、ということだと思います。